1990年代の青春群像映画で、なかなかの見ごたえがありました。
携帯電話がない時代が懐かしいです。
あらすじと感想
山田一郎(吉沢亮)は、てじまかんな(森川葵)と付き合っています。
中学時代から優等生ですが、同性愛者で売りもやっているようです。
同級生の男子に思いを寄せています。
見ているだけで幸せというフレーズに青春を感じます。
観音崎に暴力を受けているのをきっかけに
若草ハルナ(二階堂ふみ)と話すようになります。
観音崎の家族は
父は不倫相手と駆け落ちし、いなくなったのに、また戻ってきました。
母はダンスに夢中です。
でも
何事もなかったように暮らしているそんな崩壊家族です。
山田に対する暴力は常軌を逸するほどで、他の生徒もひいています。
他に薬物を使ったセックスもあり、大人のおもちゃも出現し、かなり壊れている高校生です。
そんなに簡単に薬物を鼻から吸うな、映像を出すなと思いました。
ハルナの友人ルミと薬物セックスを楽しみ、妊娠させてしまいます。
ルミが罵倒すると、頭に血が上り、首をしめます。
ルミには姉がいますが、同級生には内緒にしていたようです。
姉はブスで太っていて、服装のセンスもありません。
ボーイズラブの漫画を描いています。
ルミは性に奔放で不特定多数の男性とセックスを楽しんでいるようです。
首を絞められて、死んでしまったかと思っていたら、
息を吹き返し、家に帰ったところ、姉が自分の日記を読んでいて
それに逆上し罵倒したら、姉にカッターでめった刺しにされます。
死にはしませんでしたが、精神が崩壊したみたいです。
若草ハルナの母はシングルマザーです。
喫煙者で、学校の裏や屋上でイップクするのを習慣にしています。
保健室で休憩するのも好きらしいです。
下級生の吉川こずえ(SUMIRE)はタレントとして活動しています。
すでにTVCMにも出ています。
過食嘔吐を繰り返しています。
山田とは河川敷で宝物と称する死体繋がりです。
ハルナも山田に宝物を見せてもらい、仲間になりました。
同時に校舎裏で捨て猫の赤ちゃんを育てています。
てじまかんなは山田とハルナの関係を疑い、
ハルナの団地に火をつけようとしたところ、自分が燃えてしまいました。
かんなの気持ちとしたら、懸命に山田との距離を縮めようとするのに、
山田はとりあえず、付き合ってやっている状態だったから、つらいです。
心、自分にあらず。
そういうのはむしろ付き合っていない状態の方が救いがあると思います。
好きだった思いだけでいいのだから。
その後、幽霊になり
山田についているらしいです。
火事を出したハルナ家は春休みを待たず、引越をします。
いろいろあったけれど、
みんなそれぞれの道を進んでいくんだな、大人になるんだなっていう物語でした。
共学で私服の高校の物語でした。
制服ありの女子高育ちの自分は違和感多めでした。
吉沢亮の整ったお顔が暴力をふるわれていて、いつも傷ついているのですが、それでも美しいのがわかりました。
登場人物にインタビューしているのですが、それを聞くと
それぞれの背景がわかるようになっています。
ちゃんと答えられていないこともあって、そういうのって若いからこそなんだなとも感じました。
1番驚いたのは、二階堂ふみさんが同級生観音崎とホテルでエッチするシーンがあり、
その後、すっぽんぽんで立っていたのです。
胸が大きくてびっくりでした。貴重ですね。
お読みいただきありがとうございました。
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