バランス良く生きると長生きできそうです。
それには運が必要だけど、
運は欲しくても手に入らない。
作家佐藤愛子さんの作品は読んだことがない。
この映画を観て、彼女の書いた作品を読んでみたいと思った。
主な登場人物
草笛光子:佐藤愛子
真矢みき:佐藤愛子の娘、杉山響子
藤間爽子:佐藤愛子の孫、杉山桃子
唐沢寿明:担当編集者吉川真也
木村多江:吉川麻里子
中島瑠菜:吉川美優
あらすじ
断筆宣言をした作家・佐藤愛子は
新聞やテレビをぼーっと眺める生活をしていた。
2階には娘と孫が同居しているが、心の空白は埋められなかった。
大手出版社に勤める吉川は今時でないパワハラセクハラで謹慎処分、
家庭では妻子に愛想を尽かされ、出ていかれてしまった。
そんな2人が編集者と作家として出会った。
佐藤愛子は筆を取り、エッセイを書き始めた。
ドタバタ劇が繰り広げられる。
たまに吉川の私生活も覗けて面白い。
感想
佐藤愛子のウイットに富んだ発言が素晴らしいし
どれもうなずけるものだった。
93歳の時、インタビュー動画です。
こんな90歳はあまりいないと思われる。
だけど、一般人にもしっかりしている90歳はいると思う。
義理の父が94歳を目前に逝去した。
毎日夕方散歩をするのが日課だった。
義父は資格を有する仕事を持っており、85歳まで現役だった。
同じ仕事の方々から好かれ、カリスマ性のある人物だった。
物事を認知する能力は衰えていたが、他の老人と比べようもない。
耳の聞こえが80過ぎくらいから悪くなり、テレビの音が大きかった。
現役引退から少したつと外出しなくなった。
原因は耳が遠くなったからだと思う。
耳が悪くならなければ、会話ができていたのではないだろうか。
そこがとても惜しい。
耳が遠いということは
コミュニケーションをとるのが難しくなる。
会話ができなくなるからだ。
こちらが大きな声を出すと反響して聞こえずらくなるらしく、
(補聴器は聞こえずらいとつけなくなった。)
90を超えてからは筆談になってしまった。
バランス良く年を取りたいと思った。
義父が天国で心置きなくおしゃべりができているといいなと思う。
お読みいただきありがとうございました。