卑弥呼は日本史が苦手でも、みんな知っているくらい有名です
占いの力があったことから、
人々から恐れられていたと言われていますが
現代でも予知能力や超能力、そして普通よりかなり上の知能を持つ人たちとかもいらっしゃるじゃないですか。
昔もそうやって頭の良い人はいるわけです。
勝手に脳が考えてしまうみたいですね。
各国の霊媒師の定義はいろいろあって、
牧師さんがその役割をしている国もあります。
日本どころか、世界中にいると思われる霊媒師。
先進国に限って、
胡散臭い、時代遅れ、信じられない
とご意見があるかと思います。
でもさ、今でもお抱えの占い師に企業の将来を占ってもらっている大企業もあるわけだし、
そして、その霊の存在を裏付けたり、
やっぱりいそうではないかと思わせる映画等もあるわけだし、
やはり霊媒師というか、何か降りてくる霊みたいなのはあるのだと思います。
現在も続くタイのピー信仰。
この映画はタイ北東部の話を
ドキュメンタリータッチで追っていて（作っていて）
なんかこういうのってありそうって思わせておき
かつ、グロい内容も盛りだくさんです。
タイ人は精霊を信じています。
精霊はピーと呼ばれます。
2018年テレビの撮影班はニムという霊媒師を密着取材することにしました。
ニムは女神バヤンの巫女であると名乗りました。
バヤンは祖先の霊でこの地方を守ってくれているそうです。
姉のノイが霊媒師になるのを拒んだので、妹のニムが勤めることとなりました。
ピーは後継者を選ぶ
何代も霊媒として生きてきた一族です。
バヤンは必ず女性を霊媒に選びます。
伯母は姉のノイを後継者に選んだらしいのですが、
ノイはそれを拒否
ニムが継承しました。
ニムは正直です。
癌なら治せないから、普通の病院に行ってね。
死んじゃうよ。
体調が悪くなりながらも、ニムはバヤンを受け入れて、ピーになったのです。
そして
ニムの姉の夫、ウィローが死にました。
ウィローのお葬式で、ウィローの娘ミンが変でした。
ミンの異変
姉の家を訪れ、ミンの部屋を調べました。
ウコンが見つかりました。
ウコンの意味：邪悪なものから守ってくれます。
取材の人がウコンの意味を聞いてもミンははぐらかすだけでした。
ミンには奇妙な行動が現れました。
ミンは巫女を継承する人間なのかも？
ミンは巫女のことを馬鹿にしていました。現代的ではないと思っていると思いました。
ミンの母親は巫女にはなりたくないと思っていました。
生理が5か月続いていたり
身体の不調があったところ、伯母から巫女の儀式に誘われましたが、それを拒否し、妹のニムをすすめるのでした。
撮影班はミンの異変が継承の前触れだとしたら、その様子を撮影できるかもしれないと
ミンにも密着取材するのでした。
ミンは友人から見ても変でした。
時々プレイルームで遊んで、子どもらと喧嘩をしたり、
急に男性とどこかに消えてしまうと友人に言われていました。
ミンの身体は原因がわからない痛みを感じるようになりました。
ミンは毎晩同じ夢をみるようになりました。
赤いふんどし姿でベストを着ていて、剣を持っている。
男のそばには首が転がっていて、その首は血まみれでミンに何かを伝えようとしているのですが、
わからないと言っていました。
ミンの異常の原因
ミンは仕事先から解雇を告げられました。
理由はわかりません。
フェスティバルの夜、
ミンは無意識に親父っぽい仕草をしていました。
下品な仕草でした。
パレードで美しいドレスを着ていますが、
ミンと呼ばれても振り向きもしません。
ミンが解雇されたのは無人のオフィスでセックスをしていたからでした。
キリスト教を信仰する母親ノイは神に祈ります。
ある夜、ミンはお風呂で自殺を図ります。
ニムは兄マニーに
マックの死の原因と
ミンとマニーの関係を聞くのでした。
従兄弟なのに、いけないことをしていたのかもしれません。
母親のノイは
他の霊媒師のところで祈祷してもらっていました。
そこへニムがやってきて、その場を破壊。
ミンは逃げ出して行方不明になってしまいました。
ヤサンティア紡績工場
ニムは
ノイがバヤンに許しをこえば、バヤンが許し、ミンを見つけられると説得しました。
そして死んだマックにもミンを連れていくなと祈るのでした。
ノイはピー信仰を嫌い、キリスト教信仰にしたのに、
すべての神に祈りを請うと考えを変えたようです。
ニムは毎日卵を割って、何かを調べています。
何個目かの卵を割ると、中は真っ黒のどぶ水でした。
ニムは騙されていたと言い、
車で森の中に入り、その後歩いて奥に入っていきました。
そこは
ヤサンティア紡績工場でした。
廃墟と化していました。
ニムはヤサンティア紡績工場で衰弱したミンを見つけました。
ミンをノイに渡し、ニムは
バヤンへ祈りを捧げるために山へ戻りました。
そこは破壊されていて、無残な状態でした。
石像の頭が折れて、転がっているのを見て、泣き崩れました。
必死にミンを看病する親族でしたが、
ミンは完全に憑りつかれていました。
それはエクソシストを観ているようでした。
ミンの人差し指をグラスの水にひたすと、黒い何かが出て、グラスは割れ、
ミンは黒い水を吐くのでした。
みんなでミンを拘束し、今後のことを話し合いました。
ニムは友人サンティを訪ねます。
ミンの霊の正体はわからない、何人かもわからない、ただ
彼らは復讐心で団結していると教えてくれました。
その復讐心は
蛇・犬・ムカデ・木や草・すべて集まって強力な悪霊となりました。
ヤサンティア紡績工場で儀式を行うとサンティは言いました。
原因はノイの夫、ヤサンティア家でした。
ヤサンティア家は代々極悪な事をしていたのです。
首を斬られて死んでいった人らは
ピーを拒んだノイを妻に選んだことで、
子孫が祟られますようにと願っているのです。
ノイはバヤンを感じたことはないと言い切りました。
ニムはバヤンを信じれば、救ってくれるとノイに話すのでした。
隠しカメラ設置 ミンの行動
ミンは夜中、家を散らかします。
翌日はテーブルの上でおしっこします。監視カメラを見つけ、叫びます。
冷蔵庫を開け、パンツをくわえ、四つん這いで動きます。
母親にまたがり、異常な行動をします。
母親の兄マニーらの寝室に行き、妻のパンに何かをします。
その後、パンは腹痛を起こします。
マニーはミンの部屋を施錠します。
施錠は役にたちません。
ミンは恐ろしいことをしていました。
飼い犬を茹でて食べていたのです。
ミンはマニーの息子ポンを連れ去りました。
発狂するマニ夫婦。
ポンは見つかったものの、ミンに襲われてしまいます。
ニムの死
儀式の準備は進む中、
儀式前日、原因不明で死亡しました。
ノイはニムの死も娘ノイのことも自分のせいだと言います。
儀式当日、
結界が作られます。
儀式段取り、
紡績工場の5階、
悪霊を呼び出し、ミンの身体に集めます。
ミンの顔に布をかぶせます。
ミンは布をかぶせられたまま、結界の中に入れられました。
儀式 1番の見どころ
ミンが布をかぶせられていると思っていたら、
布がはがされるとそれは母親のノイでした。
一方、ミンの部屋はお札で施錠されています、
ミンはなんとか部屋の外に出たくて、赤ちゃんの声色をまねて、ドアを開けさせてしまいました。
赤ちゃんがいなくなったと興奮したパンは部屋を開けてしまいました。
それに気が付いたサンティは悪霊にやられてしまいます。
せっかくお札で閉じ込めていたのに、パンが開けてしまったことで、解放されてしまったのです。
サンティは死亡です。
家にいたパンと見張りの男性もミンにやられてしまいます。
映像部隊は何とか残り、貴重な映像を残していきますが、
生き残っているサンティの部下達も何かの霊に憑りつかれてしまい、最早正常ではありません。
獣の霊に憑りつかれているミンは赤ちゃんポンを食べているし、
恐ろしいしかありません。
血だらけのノイが自分の中にバヤンがいるから、
儀式の続きをやると言ってきました。
それからは地獄絵図が続きました。
ノイはミンに灯油をかけられ、燃やされてしまいました。
撮影隊の最後のひとりもミンに見つかり、殺されてしまいました。
ニムへの最後のインタビュー
儀式の前に弱きになっていたのか、こう話していました。
準備なんて意味がない
正直いって、
わからないの
最初からずっと
バヤンが私の中にいるのかって
分からないのよ
そして、原因不明の死で亡くなりました。
感想
人間に悪霊が乗り移るもの
人間に動物の霊が乗り移るもの
人形に悪霊が乗り移るもの
死んでいる人間（霊）が見えてしまう人
死んでいる人間（霊）と話しが出来てしまう人
魔女
とたくさんの映画やドキュメンタリーやテレビ番組、小説があるから
完全に嘘じゃなくて、本物の何かが本当にいるのだと思います。
神話もありますが、
みんなが神だった時は普通に能力があったのだけど、天から下がってだんだんと能力も薄くなっていったのではないかと思います。
お供え物って花と果物とって世界中そう大差ない気がします。
この映画のオチはヤサンティア家に対する復讐は終了したってことで、いいのかな。
関係者全員死亡なので、何らかの言い伝えになるでしょうね。
お読みいただきありがとうございました。
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