両親のお葬式について書きたいと思います。
結論として
お葬式は突然くるけれど、焦らないでしっかり見積りを送ってもらい、それを確認してから
頼むこと。これ大事です。
それからお葬式も業者を競合させましょう。
少しの手間で数万円の差が生まれます。
最新の「小さなお葬式」サイトを見ましたが、訴えられたりもあったみたいで、少しだけわかりやすくなっていました。
追加料金はないという触れ込みは変わりませんが、口だけで確認してしまう自分も悪いのです。
母は火葬式 2008年7月
ネットで良さげなところを見つけて電話して頼んだ葬儀屋さんです。
佐藤葬祭というところですが、2008年は多分こんな風にホームページもなってませんでした。
ここはお葬式後、毎年絵葉書を送ってくださいまして、その絵がほっこりするもので癒されました。
父の時は一日葬にすると決めていたので、有名な「小さなお葬式」に走ってしまいました。
平成20年のことです。
母は長年がんを患い、治療代や入院費用もかなりかかっていました。
生きている間にお金を使って欲しいということで、入院も個室でした。
お迎えが来たら、簡単なお式でということを話し合っていましたので
火葬だけのお式にしました。
本当の身内
父
長女の私とその夫・2人の子ども
長男の弟とその妻・2人の子ども
本当に親しかった家族同然の母の友人2人
だけを呼んで静かにお葬式を行うはずでした。
当日は父方の祖父母が入っているお寺さんからお坊さんを呼んで
戒名とお経をあげていただくことにしました。
母のお墓はまだどこになるか決まっていなかったからです。
その当時、父方祖父母が入っているお寺には父の兄が入っていたので、その時戒名料が100万かかったとうわさで聞いていました。
従兄弟に電話して聞いてみました。
本当でした。
さすがにそれはお支払できないと思い、直談判します。
「申し訳ないのですが、家にお金がないので一番お安い戒名をお願い致します。」
それで35万になりました。
当日のお坊さんによるお経はお車代として5万包むように言われます。
母・お葬式当日
ひっそりと少人数で見送る予定が、当日の朝、人が集まってきました。
父は自分の兄弟に
家族同然の友人二人は他の友人に連絡していたのです。
受付を用意していません。
お香典を皆さん用意してくださっていて
仕方なく私が一時保管することにしました。
火葬の最中には小さな控え室しか用意していなく、急遽大きなお部屋を借りることになりました。
その日は他のお葬式があまり入っていなくて変更できたのが本当に良かったです。
火葬式は時間になったら焼くところの前に集合し、用意したお花をご遺体の回りにお供えします。
最後のお別れです。
お坊さんにお経を上げていただき、それが終わると焼くところに入っていきます。
焼く時間、控え室で待機します。
焼き上がり後は骨の説明を受け、順番に骨を入れておしまいです。(骨上げ)
10人でのお見送りが40人くらいになってしまい、
火葬式に来ていただいた親戚や母の友人らに失礼がたくさんあったのが心残りですが、
その後少しずつお詫びを兼ねて連絡をさせていただきました。
母の回りにはいつも人がいて
母のおかげで楽しいことができたと感謝の言葉をいただき本当に嬉しかったです。
この火葬式は
戒名:35万
お坊さんのお車代:5万
お葬式代:ご遺体安置代含み37万。
佐藤葬祭さんでいろいろ教えていただき、
棺桶は標準で
骨壺はちょっと良いものにして、
お花は標準よりもっと多くしてとひとつひとつ考えていきました。
お棺・仏衣一式・お棺用布団・白木位牌・自宅飾り一式は用意していただきました。
役所火葬場手続きは父と私で区役所に行きました。
火葬料金は別でした。
父 一日葬 2019年5月
父は間質性肺炎で死去。
闘病生活は3年。
持ち家を整理し、弟マンションで同居を開始します。
もともと喘息持ちですが、呼吸がおかしいと弟が気付きました。
間質性肺炎の余命は約2年。
入院するたびにお葬式のことを考えます。
今度こそ、身内だけのお葬式にしようと主人からNHKでも放送された「小さなお葬式」が評判がいいと聞きます。
危篤だと連絡を受け、駆け付けたけどもう死んでいました。
しばし、泣き
それから病院への支払いを終え、「小さなお葬式」に電話します。
オペレーターの女性は大変親切です。
ここでいろいろ聞いて初めて気がつくのですが、
このパックのお葬式代の中には重要な代金が入っていません。
お葬式を行う場所代です。(式場料金)
場所は選べます。
それがたくさんあって、小さなスマホの中で選ぶのは大変でした。
使用する斎場により使用料金が違います。
焼き場の隣の斎場を希望しましたら、基本の料金に+15万と言われました。
ええええええええええええっ
それって料金に含まれてないんかい。
パック料金に全部入っているみたいな宣伝してるのに違うんかい。
追加料金ないって宣伝してるやん。
と自分のココロに突っ込みました。
駅前でそこそこ有名な式場は30万超えです。
ここで不信感が芽生え、一度電話を切ります。
主人に電話して、相談すると
「寄り添うお葬式」ってところも評判がいいから、そちらにも電話したらとアドバイスされます。
寄り添うお葬式に電話します。
こちらも斎場代は別だそうです。
しかし、「小さなお葬式」にすでに連絡してあるというと、料金を聞かれ、ではそれよりお安くしますと言われます。
んんんんんんんっ?
お葬式代も競合させると安くなるんかい。
しかし、ご遺体のお迎えを早くしないといけないしで
「寄り添うお葬式」よりまた少しお安くしていただき、
結局「小さなお葬式」にお願いすることにしました。
ここでさっきのオペレーターとは違う人にお願いをします。
細部に至るまでの確認はしませんでしたが、最終お支払い金額は確認しました。
ご臨終からのお迎え安置まで
私が悩んでしまったせいで、お迎えが遅くなりましたが、丁寧に車に入れていただきます。
打ち合わせのため、一緒に車に乗せてもらい、式場に移動します。
(あんまりご遺体と一緒に乗っていくのはないのかもしれません。少しだけ無理言いました。)
そこで契約をし、料金を振り込むことになります。
気がついたのは、もう「小さなお葬式」を離れて違う会社になっていたところです。
ここで、「小さなお葬式」オペレーターと話したことの行き違いが見つかりました。
安置料金の件です。
3日間はパック料金に入っているけれど、それ以上は実費ということを
確認したかしてないかということです。
私のメモにはなかったので、確認していないということを申し上げましたが、もう担当してくださる方にご迷惑をおかけしたくないので、
お支払いすることにしました。
心の中で、「じゃあ寄り添うお葬式」の方が全料金合計でお安かったかもと思います。
名刺をいただくと
中央葬研株式会社というところでした。
そこの担当の方と遺影写真や葬儀のお花の飾り付けのイメージ等を決めました。
しばらくして、綺麗に寝かされて父がやってきました。(枕飾りというそうです。)
お線香等の準備もされています。ありがたかったです。
式場はこちら↓ 想送庵カノン
ここの葬儀場は小さなお葬式が無料で使用できるところということであまり期待していませんでしたが、
とてもよかったです。
お式をした場所はまんまこんな感じでした。
ここは中央葬研株式会社とは違う会社らしいです。
まだ出来てそうたっていないのか、綺麗な状態です。
トイレも清潔で綺麗です。
きめ細やかなことができるところです。
すでに夕方近くになっていましたが、お昼抜きの自分にバームクーヘン等ちょっとお腹にたまるお菓子を出してくださったりしました。
食欲はなかったけれど、嬉しかったです。
弟が遅れてやってきて、当日の打ち合わせをし、解散となります。
本日の振込金額は338000円。
当日はお坊さんに85000円。
火葬場の方にお心付けとして5000円。
(チップを渡すという慣習がありますと教えていただきました。)
ということでした。
一日葬 当日
当日、すでに納棺されている父に何度もお別れをします。
この時だけ頼んだお坊さんは85000円、戒名料も込みです。
別室にいらっしゃいますので、直接このお金を用意して封筒に入れてお渡しします。
お坊さんとお話するのって、ちょっと緊張します。
告別式は始まると10人の参列者ですので、あっという間に終了。
今度は焼き場に個々の自動車やタクシーで向かいます。
火葬。
控え室はないので、喫茶店でお茶しながら待ちます。
そして
骨上げ。
解散。
納骨時にみんなでお食事しましょうと別れました。
やはり「小さなお葬式」はリーズナブルです。
母の時は、突然参列者が増えてしまい、控え室を大きなお部屋にしたりして比較ができません。
私も初めてのお葬式で父や弟が役にたたず、😰おろおろしてしまいました。
「小さなお葬式」の一日葬
お迎え
ご安置
告別式
初七日法要
火葬
が一日でできます。
お棺・仏衣一式・お棺用布団・役所火葬場手続き代行・白木位牌・自宅飾り一式
すべてパック料金に入っています。
肝心な式場料金は別料金であることをかくし、追加料金はありませんとうたうのはどうかと思いますが、
まあ良心的だと思います。
現在のHPも式場料金は別ということはよくよく読まないとわからないようになっています。
探せば小さい葬祭屋さんでもっと頑張ってやってくれるところもありそうです。
昭和のお葬式
昭和時代は自分の家でお葬式をやっていたので、
お坊さんは自宅に置いてある棺桶の前にお座りになり、
その後ろにお座布団が置かれ、
親族が座り
参列者が次々といらっしゃり、お焼香をされていきます。
式場料金はいらないし、
通夜ぶるまいと呼ばれるお通夜の時出されるお食事も近所の人がお手伝いしてくださって、自分たちで用意してました。
お寿司は出前だったのかもしれません。
祖母の時がそうでした。
さすがに通夜ぶるまいの場所は自宅だと狭いので
近くの広い場所を借りてました。
そこは本当に祖母の家から近くて今思うとあそこは何だったのか、
知り合いの家だったのか
近所の人が寄合で使う公民館みたいなところだったのか、
昔過ぎてわかりません。
一軒家ならまだしもマンション住まいも多くなり、
お葬式の式場が作られたのでしょうね。
祖母以降はすべてお葬式場でのお式でした。
「小さなお葬式」にアンケート頼まれたからいっぱい書いたけど反応なし。
A4用紙にびっちり書いて、送られてきたアンケート用紙と同封して送りましたけど、反応はゼロでした。
悲しみが少し癒えた後、「小さなお葬式」を調べると
私と同じように思っている方がたくさんいらっしゃるとわかりました。
最近は式場によっては追加料金がかかる場合があると書いてあります。
父の病気がわかってからあわてないように事前準備していたにもかかわらず、多少は仕方ないのかなと思います。
病院内でお葬式相談の電話なんて出来ないから、外でメモ取るのって大変でした。
今度はしっかりできそう。
今度もしお葬式をやるとしたら、主人の両親のどちらかなんだけれど、今度は菩提寺があるからそれはそれで面倒な予感がします。
でも主人が喪主だから、気は楽です。
心配なのはお金のことだけです。
菩提寺があると戒名がお高いですよね。
その他、お葬式は2回経験したので、なんとかなりそうです。
頑張ります。
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