夫婦ふたりになった時、観てください。
恋妻家は「こいさいか」と読みます。
聞きなれない言葉だけれど、愛妻家との違いをどなたかのブログで見つけたのでお借り致します。
恋妻家は妻の思いに気がついた夫のことです。
言葉にすると新しいけれど、世界中の夫のなかに必ず眠っている気持ちです。
愛妻家のようにうまく愛情表現ができないため、気持ちが伝わりにくいです。
エンドロールに吉田拓郎さんの「今日までそして明日から」が流れますが
それが最高です。
🎼わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかの力を借りて
時にはだれかにしがみついて
わたしは今日まで 生きてみました
そして今 私は思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと
ってワンフレーズ聞くと思い出す歌です。
出演者が映画の内容とシンクロさせる歌詞を歌います。
あらすじと感想
原作は直木賞作家・重松清さんの「ファミレス」です。
監督は「家政婦のミタ」「女王の教室」で有名な脚本家・遊川和彦さんです。
宮本洋平(阿部寛)と美代子(天海祐希)は学生時代できちゃった婚をします。
洋平は大学院に進学しようとしていたし、美代子には教師になる夢がありました。
息子の正が結婚したことで、ふたりは、、、
っていう物語です。
美代子は自分の悩みなんか
被災して大変な方たちに比べたら、どうってことはないんだとつぶやきます。
できちゃった婚したことや
教師になる夢があったけれど、教師になったとしたらいい教師になれたかどうかとか
うじうじ悩んでいます。
お守りとして、洋平に初めて貸してもらった本の間に記名済の離婚届を隠しています。
洋平は料理教室に通っていて、家で料理をしているととても楽しそうです。
自分(美代子)が悩んでいることなんて知りもしないでと美代子はイライラします。
その姿がまるで自分だと思いました。
悩んでいることは違うけれど、夫ってなんか自分のことばかりしか考えてなさそうですよね。
若い頃を演じる、洋平(工藤)と美代子(早見あかり)がまたいい演技でした。
洋平は優柔不断でファミレスでの注文をいつも迷っています。
ですけど、大切な決断はいつもちゃんとしてきた人です。
この映画を観てから、毎日「今日までそして明日から」を歌ってしまいます。
そしてなんだか楽しくなります。
涙を流すような感動はなかったけれど、いい映画でした。
デニーズが思いっきり出てくるのですが、昔の内装でね、それもよかったです。
Amazonプライムで観られます。
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