悪魔を見た/2010年韓国映画/なるほどの結末 イ・ビョンホンが復讐する

スクールバス 映画鑑賞

イ・ビョンホンが殺された婚約者のカタキを取りました。

1番苦しい時に殺してやる

と言っていましたが、犯人を殺しても悲しみは癒えないのが辛いです。

あらすじ

婚約者ジョヨン(オ・サナ)が何者かに殺されてしまいました。

国家情報院の捜査官スヒョン(イ・ビョンホン)は半月休暇を取り、独自に捜査を始めました。

(国家情報院はFBIとかCIAみたいなとところなのかな?とにかくスヒョンは強いです。)

ジョヨンの父親は元警察官で、そこから情報を入手しました。

頭部だけのジョヨンの死体、

そしてギョンチョルの家で婚約指輪が見つかりました。

静かな怒りがMAXになるのを感じます。

ギョンチョル(チェ・ミンシク)は追い詰められたのを知りますが、

懲りずにまたも新たな犯行に及んでいました。

塾の送迎バスの運転手をしていたので、女の子をレイプしようとしました。

警察の逮捕がちょっと遅いので次に犠牲者が出るはめになりました。

ギョンチョルを

スヒョンが見つけました。

ギョンチョルと戦い、ねじ伏せるのですが、

殺さず、逮捕せず

気絶させ、GPSカプセルを飲み込ませて立ち去っていきました。

(最初は何を飲ませているかわかりませんでしたが、

後になってスヒョンがギョンチョルを正確に追跡していたことで、理解しました。

何かカプセルのようなものでした。)

穴にギョンチョルを放置し、お腹の上にお金の入った封筒を置きました。

暴力を降り、倒したのに殺さず、お金までくれたので、

ギョンチョルから「サイコ」と言われていました。

(ギョンチョルにはジョヨンの復讐だと気づかれたくなかったのです。)

それから簡単に殺してしまうのではなく、じわじわと殺していく作戦かと思いました。

ギョンチョルは根っからの殺人大好き人間です。

その金で治療をするも、

医師に難癖をつけ、殺害。

看護師をレイプしようとするも

またもスヒョンに妨害され、

今度は足を不自由にさせられますが、殺しはされません。

(足に細い金属を刺すところは、かなりのグロさです。)

むしろ、看護師に応急処置を頼んでいます。

ギョンチョルはまたも放置されました。

が、タクシーに拾われます。

タクシーの男らは

似たような趣向(つまり人殺しが好き)に見えました。とても怪しいです。

同類だから察知したのか、先手を打ってギョンチョルは勝利しました。

殺すことに迷いは全くなく、

一気に片付けていきました。

次に

友人の家に身を寄せます。

その友人宅の女性をレイプしました。

友人の男もまた女性を拉致していて、切り刻むのが好きらしかったです。

体内にGPSを仕込んであるので、

スヒョンはギョンチョルがどこにいるかすぐにわかります。

捕まえては逃がし、

暴力はだんだん残酷になってきました。

これは憎い相手(ギョンチョル)をすぐに殺したりせず、

相手にも殺される恐怖を味合わせてやりたいという

「THE 復讐」だと思いました。

ただギョンチョルがそれに気がつき、怯えてくれれば、成功といえるでしょうが、そうではありません。

ギョンチョルは友人に

これは狩り遊びだと教えられます。

ギョンチョルは面白いとのってきました。

友人と同居の女性は倒され、

ギョンチョルとスヒョンも戦いに疲弊し、入院しました。

あらすじ ネタバレ

ギョンチョルとスヒョンは隣同士のベッドに寝ていました。

(国家情報院の同僚が手配しているのでしょうね。)

2日間眠っていたらしいのですが、スヒョンは先に目を覚まし、同僚と会話していました。

同僚は飲み込ませたGPSは順調に動いているか?と言葉にし、

ギョンチョルに聞かれてしまいます。

しかも下痢でもしなければ、体内から出ないだろうと

ギョンチョルに助言になるようなことも言ってしまいました。

それを知らず、スヒョンはひとまず先に病院を出ました。

ギョンチョルは病院から逃げ出し、薬局に行き、下剤を購入します。

💩の中からGPSを見つけました。

タクシー運転手を襲い、車を手にし

向かった場所はジョヨンの実家です。

ジョヨンの父親を殺し、妹を殺します。

ギョンチョルは自首すると警察に連絡しました。

そうすれば、スヒョンは手を出せません。

一方、スヒョンは保険会社の社員になりすまして、

ギョンチョルの両親に会っていました。

道路の真ん中で自首アピールする中、スヒョンはギョンチョルを拉致しました。

ギョンチョルは自分の家(殺しの家)で拘束されていました。

何かをくわえています。

よくよく見ると、そのくわえた縄を離すと彼の首がはねられるギロチンになっていました。

スヒョンは1番苦しい時に殺してやると言い残して、去りました。

タクシーが止まり、3人の人間が殺しの家にやってきて、

ギョンチョルの安否を叫びます。

3人はギョンチョルの両親と子どもでした。

どうもドアとギョンチョルがくわえている縄は繋がっているようです。

ドアが開いた時、

ギョンチョルがくわえていた縄が外れ、

首が落とされました。

まとめ

自分の大事な人が殺されてしまったとしたら、

生きていくのが辛くなると思います。

復讐できないで、その後の人生を暮らしていくことになります。

一生許すことができない相手ができてしまいます。

ギョンチョルは死刑で死ぬなんてことより、このような形で死んでざまあみろな感じです。

ただスヒョンはこれからどうなっていくのでしょうか。

娘を失ったジョヨンの父親

姉を失ったジョヨンの妹

は恋人を失ったスヒョンの理解者でした。

悲しみを分かち合える人達でした。

2人はスヒョンの復讐の犠牲者です。

復讐からは何もうまれないというのは本当なんだなと思いました。

勝手に考えたもうひとつの結末

最後のシーンでタクシーからギョンチョル家族が降りてくるのではなく、

スクールバス(小型バス)で

ギョンチョルの犠牲者らの親族関係者がこぞって降りてくるというのを考えました。

ぞろぞろと下車し、手には道具を持っています。

(ナイフとかのこぎりとかペンチ、ハサミ、縄)

拘束されているギョンチョルにみんなが思い思いの復讐をしていくのです。

ギョンチョルの両親は、ギョンチョルなんて死んでもいいけど、保険金入るなら嬉しいみたいな人達でした。

子どもだけが、ちょい可哀想な感じです。

その子どもは間違いなく普通に暮らしてはいけません。

父親の罪は子どもにもついてまわるのです。

面白い映画でした。

韓国はサイコな殺人者がたくさんいるのではないかと怖くなりました。

お読みいただきありがとうございました。

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