昭和のお化け屋敷はこれを参考にして作られていると思いました。
ドアの板に死体が乗っていて、くるりと裏返すとびっくり!するしかけはまさにこれでした。
ほんまに。
あらすじと感想
有名な話ですが、おぼろげな記憶しかありませんでした。
今回しっかり視聴し、内容を把握しました。
伊右衛門はお岩の父親を殺しておきながら、
それを隠し
騙して、お岩と妹お袖を四谷まで連れてきました。
しかし、別の娘との縁談話にホイホイのり、
邪魔になったお岩に薬を飲ませ、しかもマッサージ師をけしかけ
不倫の罪まできせます。
2人を殺し、別の娘と婚礼儀式を行い、初夜を迎えます。
殺したお岩やマッサージ師が出てきて、
錯乱した伊右衛門は娘を殺し、
様子を伺いに来た乳母やしゅうとも殺してしまいます。
一方、妹のお袖は幽霊のお岩に導かれて
味方のよもしちと出会い、
伊右衛門に敵討ちを行います。お袖とよもしちはお岩の助けを借りながらも
仇討ちをやり遂げます。
お岩と赤ちゃんは幸せそうに天国に召されるのでした。
現代でも十分通用しそうです。
特に海外の方にうけそうな気がします。
白装束姿での仇討ちは美しさも感じます。
切腹するときも白装束ですよね。それから結婚の時のお嫁さんも白無垢ですね。
昔はそんなに白いものなかったとは思うし、もしかしたら、薄汚れていたかもしれませんが。
仇討ち姿は結構好きです。
現代は仇討ちなどできませんが、
「親のカタキ!」
「娘を殺された恨み!」と向かっていく姿、共感できます。
殺しても、悲しみは癒えないけれど、天国の人はよくやった!って褒めてくれそうだもの。
伊右衛門は、気が弱い、流されやすい、短絡的で頭が悪い、ただし顔はいい人間です。
すぐ人を殺して、その罪に自分自身が狂ってしまっています。
ひと昔前はどうだったか、わからないけれど
心の弱い人間はいつの時代も生きていくのが大変です。
お読みいただきありがとうございました。
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