2017年「この空の花」「野のなななのか」に続く戦争3部作の最終章として
撮った青春群像劇。
昭和12年もう少しで真珠湾攻撃を日本がして、
大きな戦争になる時代の物語です。
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あらすじと感想と考察
窪塚俊介演じる榊山俊彦が主人公、
アムステルダムからの帰国子女でなんだかいつもへらへらしています。
彼の目線で進行していく感じです。
終始流れるバッハのチェロ組曲が印象的でした。
未亡人になってしまった若きおばさん(常盤貴子)は夫の妹である肺病の美少女美那(矢作穂香)を献身的に看病しています。
時代は昭和12年ということを時折忘れてしまいそうになりました。
同級生には鵜飼(満島真之介)生きる力が有り余り、困っている青年。
イケメンすぎます。
吉良(長塚圭史)4年前まで歩けなかったらしい、馬渡良島から佐賀県唐津市にやってきました。
高校生には絶対見えません。
馬渡良島は仏教とキリスト教が半々の島です。
阿蘇(柄本時生)咳をしているので肺病かと思っていたら、喘息でした。
美那の友人のちとせ(門脇麦)とあきね( 山崎紘菜 )も加わって、
ピクニックをしたり、パーティをしたり。
戦争は色濃くなっていたはずの時代だけれども、
若者達はそれぞれに自分を持て余して
いろいろ考え生きていたんだなと
そういうことを訴えているのかしらと
無理矢理考えをまとめました。
俊彦のへらへら演技も若い時って何も考えていない風がよく出ているのかもしれません。
ラストシーン。
16歳で生涯を終えた美那のお墓を
現代になって俊彦がお参りします。
監督の伝えたかったこと、あまり理解できなかったのが残念でした。
もう少し年上、父の世代だったらわかるのかもしれません。
168分は長かったでした。
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