あらすじと感想
父トミーと息子オースティンは警察から身元不明の遺体の検死を依頼されます。
その夜に起こった不思議な出来事です。
死体役は美しいオルウェン・ケリー(モデルで女優)で何も話したり動いたりしないのですが、存在感がアリアリです。彼女のご遺体というだけで気持ち悪くありませんでした。
死体はバージニア州グランサムのダグラス家の地下室・地中に半分埋まった状態で発見されています。
外傷がなく、とても綺麗な状態です。
ですが、検死を始めると不可解なことがたくさん出てきます。
死後硬直が始まっていないのかと思っていたら(身体は動かせる)
手首足首どころかすべての関節が折られていました。
関節が粉々になっています。
口を開けると舌が切り取られていました。
(そこで彼女の上前歯にスキマがあり、チャーミングに見えてしまいます。)
美人はなんでもありで羨ましいです。
内側の検死に入りますが、
胃には朝鮮朝顔(猛毒)と布にくるまれた彼女から抜かれた歯が入っていました。
肺は焼け焦げて真っ黒です。
内臓にはたくさんの切り跡がありました。
皮を剥がすとそこにも布と同じメッセージがありました。
ただ身体表面が綺麗なので奇妙に思います。
検死を続けていると
臓器保管用の冷蔵庫が開いていて、血みどろになっていたり
愛猫が死にそうになっていたり(トミーがとどめをさして楽にしていました。)
霊が見えたりします。
脳を取り出して顕微鏡で見ると生きていました。
そこでオースティンは
胃から取り出した布に刻まれたメッセージを読み取ろうと努力し
タビ記20章27節
17世紀北東部ニューイングランド州での魔女狩りにいきつくのです。
死体の内部にあった傷は、その昔聖書の一説にある魔女狩りや生け贄の儀式として受けた拷問跡だったのです。
ここで神様に祈るとかいう結末なのかしらと思ってしまいます。
がそうでなくまずトミーがその身を与えるのでオースティンには手を出さないでくれと懇願し、
関節を多分ボキボキ折られたり、内臓が切りつけられたりして苦しんでいます。
オースティンにとどめをさしてもらい
先に死んでしまいます。
でもオースティンも死んでしまいます。
死体は切り開かれていたのに、元の綺麗な状態になっていました。
ではこの死体の脳は生きていたので魔女だったのでしょうか。
ここら辺の見極めが難しいです。
肉体は拷問されています。
舌を抜かれては話すことができません。
関節がボロボロでは動いたりできません。
多分生きたまま焼かれたのであろう、熱い空気を吸った肺も焦げ焦げでした。
魔女は死なないそうです。
何度もやっつけたはずなのに、また外側は綺麗になってしまい、
怖くなって、地中に埋めてしまったのかもしれませんね。
舌も復活させられないのでしょうか。外側は綺麗なんだから、関節もくっつけられると思うのですが、そこは突っ込んではいけないところですかね。
昔の人々は人災や天災を魔女の仕業にし、
何の罪もない人にも拷問しているとは、残酷ですね。
綺麗な死体は自動車に載せられて、今度は大学病院で検死を受けるそうです。
また魔女の怒りに触れてしまいます。
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