昭和59年・60年に食品会社を標的とした一連の脅迫事件です。
犯人が「怪人21面相」と名乗ったり
身代金の受け渡し場所に子どもの声を使っていて、それがテレビで一般公開されていました。
結局犯人は現金の引き渡しには現れませんでした。
平成12年2月に時効になっています。
当時はネットもなくテレビ頼りで毎日見ていたので、
「罪の声」興味深く観ることができました。
あらすじと感想
テイラーを営む家で
ある日自分の声が録音されたテープと手帳が見つかります。
それが、犯罪に使われていることを知った星野源は
新聞社の記者小栗旬と謎を解き明かします。
少しずつわかっていく過程が非常に面白いです。
結局未解決のまま本当の事件が時効を迎えているので、
もしかしたら、と考えさせられました。
ウキペディアで事件の概要に目を通したところ
森永製菓への脅迫テープ(男の子の声)を分析した結果
周辺環境の音の中に
皮革製品に使用される独特なミシンの音が入っていたそうです。
テイラーだと布を縫うミシンの音だけれど、こういうところから
発想が生まれたのかななんて思いました。
映画では子どもの声を録音したのは母親でした。
子どもを犯罪に加担させてしまったことよりも
警察に対する恨みの方が強かったのか
でもやはり子どもを使ってはいけませんね。
丸大食品への脅迫では女性の声と子どもの声、
森永製菓への脅迫では子どもの声が使用され、こちらは一般公開され、
多分私が覚えているくらいなので、大きな大きな事件だったのだと思います。
声の主は今はどうしているのでしょうか。
フィクションですが、当時を思い出しながら、観ることができました。
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