銀座メゾンエルメス10階にあるル・ステュディオという映画館をご存知でしょうか。
そちらで映画鑑賞をしてきました。
6月 ピクニック
7月 Le Bonheur 幸せ
8月は2本立てで新学期操行ゼロ・ラプソディー
どれもフランス映画でなかなか楽しく鑑賞してきました。
今回のはフランスの若い女性の物語でした。
ヴァカンスを大事にしているお国柄等も見れてよかったです。
あらすじ
デルフィーヌは20歳過ぎの女性、オフィスで秘書をしています。
ギリシア行きのヴァカンスを約束していた友人から、急にキャンセルの電話が入ります。
そこからデルフィーヌは独りぼっちのヴァカンスを何とか実りあるものにしようと努力しますが、なかなかそうもいきません。
恋に恋する彼女の理想はとても高いです。
昔からの男友達も、新たに現われた男性もなんとなく拒んでしまいます。
ヴァカンスを前にひとり胸をときめかせていました。
しかし
ギリシャ行きがなくなり、途方に暮れるデルフィーヌ。
周囲の人がそんな彼女を優しく慰めます。
女友達のひとりが彼女をシェルブールに誘ってくれて一緒に行きます。
が、シェルブールではひとりで散歩ばかりし、海ばかり見つめています。
ヨットの誘いにものらないし、肉料理を勧めても、屁理屈をこねて菜食主義を貫きます。
8月に入り彼氏もどきのいる山にでかけますが、なぜか当日すぐ帰ってきてしまいます。
その後、パリであった友人に勧められた海へ行きました。
散歩中、彼女は、老婦人らの話題に聞き入ります。
ジュール・ヴェルヌの『緑の光線 』の話で、太陽が沈む瞬間に放つ緑の光線は幸運の印だというものでした。
「太陽は赤・黄・青の光を発しているが、青い光が一番波長が長い。だから、太陽が水平線に沈んだ瞬間、青い光線が最後まで残って、それがまわりの黄色と混ざって私たちの目に届く」
もちろん、それを見た者は幸福を得られる[ということでした。
何もなく、パリに戻ることにした彼女ですが、
駅の待合室で、本を読むひとりの男性と知り合いになります。
彼女は男性のヴァカンスに同行し
自分から青年を散歩に誘います。
海辺を歩いた後、ベンチに座り、
太陽が沈む瞬間、緑の光線が見えたのを確認しました。
感想
若い女性だけが許される
若い時はこういうこともこういう心理状態もあるような気がしました。
出会いを期待しているのに素直にもなれないし
出会いがあってもそこから逃げ出してしまいます。
ギリシャ行きがなくなり、もうどうしていいかわからない状態になってしまいました。
自分が大切・自分はかわいそう、どうして自分だけこんな目にあうのかといった気持ちが伝わってきました。
友人や親戚らが優しくどこそこへ一緒に行かないかと誘ってくれているのに、
それはヴァカンスではないとかいって、行きません。
友人のひとりが本音で話すと自分だけが傷ついてかわいそうとばかりにめそめそします。
興味を持ってくれた男性からも走って逃げだします。
それでも彼女は出会いたい恋をしたいと思っているし、落ちているカードを拾ったりし占いや運命を信じている普通の女の子なのです。
彼女のヴァカンス期間が終わりそうな頃、駅のベンチで出会った男性は単に彼女の好みだったのではないかと思っています。
自分の好みでない男性からアプローチされても迷惑にしか感じない性格なのかもしれません。
ベンチで緑の光線を見た彼女には明るい未来しか考えられません。
陰から陽になった彼女が幸せになることを祈ります。
この映画では
彼女はとにかくいろんなところを散歩します。
パリやシェルブールや海のそばの街や山を早足で歩き、その風景を楽しませてくれました。
美しい風景というより、普通な感じで
素のフランスが見られたような気がしていいなと思いました。
フランスってお外でご飯食べるの好きなのかな。
日本だとそもそもあまりいい季節がないからできないのかもしれません。
調べたところ、今ならAmazonプライムで無料で観られます。
Lunch
この日のランチはギンザ・グラッセで黒豚しゃぶしゃぶをいただきました。
お1人様2500円(税込)で、とってもお得でした。
飲み物はソフトドリンク各種と赤と白ワインが飲み放題です。
お惣菜も食べ放題でした。
隣のお席との間隔もかなりあいていて、感染対策もバッチリで、
機会があればまた行きたいと思います。
薬味に柚子胡椒がついているのも気に入りました。
お肉はこれで十分です。食べ放題にしないで正解でした。
締めはご飯かお蕎麦が選択できます。
友人はご飯を選択。
お惣菜コーナーに各種お新香等が揃っていて楽しめます。
蕎麦は茹でる前の生蕎麦を見せてくれて、別に調理して持ってくてくれます。
接客が最高でした。
90分の時間制限はありますが、満足いくものでした。
日曜日のお昼、予約も大正解でした。
お読みいただきありがとうございました。
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