ダークスカイズ/Dark Skies 2013年アメリカ エイリアンと悪霊とどちらが怖い?

天の川 映画鑑賞

ワクワクする怖さはエイリアンも悪霊もさほど変わらない気がする。

どちらも実態がわかっていないところも似ている。

“宇宙に存在するのは

我々だけなのか

それとも違うのか

そのどちらも恐ろしい”

アーサー・C・クラーク

主な登場人物

夫、ダニエルは失職中

妻、レイシーは不動産会社に勤めているが営業成績は悪そう(というのは家を見にきたお客様にこの物件はお買い得ですか?と聞かれたのに正直にもっといい物件があると言ってしまうから。)

長男ジェシーは年上の友人ラトナーとつるんでいる。両親は良く思っていない。

次男サムはサンドマンが見えると情緒不安定なことを言っている。

兄弟仲は良くお互いの部屋からトランシーバーで連絡を取り合っている。

月面基地(サム)と指令室(ジェシー)

サムはサンドマンが僕の目玉を食べにくると怖がるが

ジェシーがもしそうなら僕の目玉の方が大きいから先に食われると安心させた。

あらすじ① 最初のいたずら

①レイシーが眠れずリビングに降りると

食べ物が荒らされていた。

冷蔵庫のものが外に出ていた。

ベーコンを残してレタスを食べる生物は誰?

②2日目の夜、レイシーがリビングに降りると

食べ物が重なったり、ぶら下がったり異様な光景になっていた。

(幾何学的だった。)

サムは怖い夢を見たと起きてきた。

そしてこれらは

僕の部屋に来る前にサンドマンがやったと答えた。

警察を呼んだが鍵がしまっているので、家族の誰かの仕業では?と相手にしてくれなかった。

レイシーは客の子どもが発作を起こした時に

長男は小さい頃身体が弱くて何にでもアレルギー反応を起こしたけれど、

成長したら治ったと言った。

いい雰囲気だったのに、レイシーは家を売りそこなった。

ダニエルは節約のため消していたセキュリティをONにした。

あらすじ② 家に何百羽の鳥が激突

ダニエルは失職中で就活中。

レイシーに面談はうまくいったと嘘を言っていたが

それを打ち明け、激しいけんかになった。

③そしてセキュリティの誤作動が起きた。

全ての出入口から何者かが侵入したというサインだった。

だが、家では不思議なことが起こっていた。

リビングに飾られた全ての写真が抜きとられていた。

両親は子どもを疑うが答えはノーだった。

ダニエルは息子の部屋を探すがレイシーはサムにカウンセリングを受けさせたいと

ここでも夫婦は喧嘩してしまう。

④ダニエルと公園で遊んでいたサムは失禁し、叫び声をあげた。

その頃、レイシーがいた家には

何百羽もの鳥がぶつかってきて、大騒ぎになっていた。

あらすじ③ セキュリティを突破しサムが外に出られたのは?

⑤レイシーはサムが誰かと話している声を聞いたのでドアを開けた。

そこには人間ではない誰かがいた。

サムが部屋にいないので、

ダニエルとレイシーが探すとサムは外に出ていた。

夢遊病者のようだった。

ダニエルはサムは外にいたと言うし、

レイシーはサムは誰かと話していて、ドアを開けた時には誰かがいたと言うし、

ふたりは混乱する。

ダニエルは6つの監視カメラを利用し、その謎を解くことにした。

あらすじ④ レイシー記憶喪失

⑥レイシーは仕事中発作を起こし、その間記憶障害だった。

家を案内している最中に変になり、頭をガラスに打ち続けた。

仕事を首になる。

ダニエルは就職が決まり、その夜ふたりは子どもを預けお祝いした。

⑦だが、夜ダニエルがいなくなった。

ダニエルは外にいて夢遊病者のようだった。

記憶障害も起こしていた。

何百羽の鳥が家にぶつかってきたことも踏まえて、

レイシーは地球外生物エイリアンのせいではないかと訴えた。

プールでサムの身体中にあざがたくさん見つかった

両親は知り合いから虐待を疑われてしまう。

⑧ジェシーも友人と一緒にいたら発作を起こし病院に運ばれた。

電動ノコでつけられたあざがあり、やはり両親は虐待を疑われてしまう。

⑨ダニエルは変な夢を見て飛び起きた。

そして監視カメラをチェックする。

エイリアンを見つけた。

あらすじ⑤ グレイスを知る

ダニエルは語る。

ジェシーは生まれてすぐ病気になった。

原因不明の病気で僕らはただ見守るだけだった。

だけどレイシーと一緒なら乗り越えられると思ったんだと思い出した。

ふたりはエドウイン・ポラードを訪れた。

ポラードから学んだこと。

犬には敏感。

一般に認められているエイリアンは3種類

グレイス

インセクトイズ

レプティリアンズ

ポラードからの質問

本当にやつらと接触したのか?

あり得ない動きをする光を近所の上空で見たことは?

激しい耳鳴りは?

頭の中で鳴り響くような感じの

説明のつかない体調不良、奇妙なアレルギー 鼻血は?

激しい頭痛は?偏頭痛は?

最近生き物の異常な行動を目撃した?

(3つの鳥の群れに家を襲われた)

意識を喪失したことは?記憶にない時間とか。

自分の身体をコントロールできない

そういう体験をしたことは?

ふたりは本物だった。

あらすじ⑥ ポラードの話、エイリアンの目的

ポラードは

グレイズに遭遇した何千もの人に話を聞いた。

理由を聞かれたが、

癌の研究をしている科学者に実験台になっているラットがたずねるのと一緒でわからないと答えた。

共通点はひとつ、地獄の日々を送っていること。

グレイズに密かに侵略されている。

人類はグレイズにすべてを取られると思っているがそうではない。

目的はおそらく人類の研究だ。

いつからかわからない。

だけどグレイズはいる。

実験しているんだ。

最初は子供じみたいたずらをしかけ様子をうかがっている。

ものを消したりして悪夢に追い込む。

そして移植されている。

無意識に行動させたり、あやつっている。

右側の耳の後ろに移植された跡が

ポラードにもあったし、ダニエルにもあった。

それは取れない。

ポラードはダニエルにグレイスと戦えと指示した。

あらゆる手段で戦え。

やつらは面倒な相手だと思ったらすぐ相手を変える。

最大の防衛は家族がひとつになること。

あらすじ⑦ グレイスとの戦い

レイシーは犬を飼う。

ダニエルは家の補強をした。

ジェシーはダニエルに怒って家を飛び出したが、

帰ってくる。

エイリアンの襲来を感じたのだ。

犬が吠え立てた。

ジェシーとサムは部屋の中に入れ、ドアにレイシーが立った。

(ドアを透けて来るグレイスに家を補強しても意味がない)

グレイスは暗闇にし、人間を怯えさせた。

(悪霊の現れる時に良く似ている)

あっけなく戦いは終わった。

グレイスに連れ去られたのはジェシーだった。

3ヵ月後、新居でおもちゃの整理をし、レイシーはジェシーが小さい頃描いた絵を見ていた。

ジェシーは小さい頃原因不明の病気に悩まされていた。

その絵からジェシーが小さなころからグレイスにまとわりつかれていたんだと思った。

おもちゃ箱の中から兄弟のトランシーバーが鳴る。

サムは指令室どーぞというと

トランシーバーから

「サミー?」とジェシーの声が聞こえた。

おしまい。

感想

地球外生物グレイスは地球を侵略しようとしているのではなく、

人間に実験しているんだ

という結末だった。

グレイスは地球で人間を飼っていて、いろんなことをさせて楽しんでいるのかもしれない。

耳の後ろから何か(リモコン)を入れて操ることも可能らしいから

何でもできてしまうだろう。

ポラードは家族一丸となって戦えば大丈夫みたいなことを言っていたけれど、

ポラード自身がリモコン入っている状態で真実を語るわけもなく、

ただ今度はこのストーリーでやってみようくらいなんでしょう。

セキュリティシステムがあっても鳴らさず、出入りできるのだから

家族一丸も意味はありません。

軍隊も勝てないでしょう。

なかなか面白い作品でした。

お読みいただきありがとうございました。

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