ばあばがいるといいのにな
毎日新聞の記事を読んで泣いちゃいました。
ちなみに私も神様によくお願いしますが、叶ったことはありません。
なので神様はいないと思います。
亡くなった母は感動すると泣いてしまうことがありました。
照れ隠しか
涙を流すとね、心が洗われるんだよと言っていました。
時々この感想文を読んで、心を洗いたいので、自分のブログに残すことにしました。
絵本も記事もコピーしてお借りしました。↓
本やさんで、「おばあちゃんがいるといいのにな」を見つけた時、ぼくと同じ気持ちだなと思ったよ。ぼくのばあばは一月十七日の阪神大しんさいで家が全かいで死んでしまった。ぼくは、ばあばがとても大すきだった。君もおばあちゃんの事が大すきだよね。本を読んでいると君のおばあちゃんとぼくのばあばはとてもよくにていたよ。君のおばあちゃんはいつも家にいてむかえてくれるけれど、ぼくはいっしょに住んでいないから、家にあそびに来て、ぼくが学校から帰ってくると、「おかえり。手をあらっておやつをたべ」とばあばの声がするとすごくうれしいんだ。おやつを食べながら学校の話をすると、ニコニコわらって聞いていてくれるんだ。
君もお母さんにおこられるとおばあちゃんのそばにいくんだね。ぼくもお母さんにおこられて、ばあばの家にとまりに行くと、「お母さんを、おこらせないようにね」と言って、両手いっぱいに買物をしてきて、ぼくのすきなごはんをつくってくれるんだ。
君のおばあちゃんのまえかけには、まつぼっくりやどんぐりがいっぱい入っているんだね。ばあばの家のタンスには、おり紙がたくさんあるんだ。夜、おそくまでばあばといっしょに、ちぎり絵をしたりおり紙をおってあそぶんだ。いろいろ教えてくれるんだよ。ねる時は、いつも本を読んでくれるんだよ。暑い夜はうちわで、ぼくがねるまであおいでくれるんだ。
おばあちゃんって、いるだけでいいなあ、って書いていたけれど、ぼくも本当にそうだなって思ったよ。おばあちゃんっているだけでいいんだよね。「おばあちゃん」ってよんだときにへんじをしてくれるだけでいいんだよね。ぼくは学校から帰るとばあばのしゃ真に話をするよ。ばあばのしゃ真はいつもぼくたちに見せてくれていたニコニコ笑っている顔だけどへんじはしてくれないよ。とってもかなしくてさびしいよ。生きていて、おばあちゃんって、君の気持ちわかるよ。じしんの日、夜おそく、ばあばはおふとんの上にねかされていた。ろうそくの光の中の顔はいつもと同じだった。
「ばあば」ってよんだらへんじをしてくれそうだったよ。
「きれいな顔でよかったね」ってみんなが言ったけどぼくはけがをしていても生きていてほしかったよ。ばあばの白いほねを見た時、心の中で言ってやった。
「かみさまのばか。いじわる。ばあばはいつもやさしくて大すきだったのに、どうしてつれていったんだ。じしんなんか、かみさまなんか大きらいだ」なみだがいっぱいでたよ。
今、ばあばの家は、こわしてじいじが、毎日土をたがやして、花をいっぱいつくってる。そして、仏だんにかざっているよ。ぼくも思うよ。おばあちゃんがいるといい。家の中にでーんと一人おばあちゃんがいるといいって。
コメント