銀座メゾンエルメスの10階にプライベートシネマがあるのをご存知でしょうか。
なかなか予約が取れないのですが、やっと伺うことができました。
古い映画(1965年)なので予告編YouTubeはないかと思いましたが、
面白いのを見つけました。これの4位になっていました。
あらすじと感想
フランソワ(パパ)とルイーズ(ママ)は2人の子どもにも恵まれ、幸せな生活を送っていました。
フランソワはルイーズを愛していながらもエミリとも逢瀬を重ねていきます。
ルイーズはそれに気がつきながらもフランソワを愛しているのでそれを認めるのですが、
湖で自殺(多分)してしまいます。
フランソワはルイーズがいないからもうエミリと結婚できると言い、
自分の子どもを愛してくれと要求します。
フランソワとエミリと2人の子どもは何事もなかったかのように
楽しく幸せな生活を送るのでした。
奇妙で残酷な物語に感じました。
妻が入れ替わっただけで、なんの違和感もなくピクニックする家族。
軽やかなモーツァルトの曲が
とても恐ろしく感じました。
ひまわりが揺れる映像の後ろに家族の姿が見えますが、
絵画のようですよね。
「幸せ」「幸福」って目に見えないもので
何を持って幸福なんだかもよくわかりませんし、そもそも基準もありません。
淡々と観てしまいましたが、背筋の凍る映画でした。
お読みいただきありがとうございました。
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