Images/一角獣を探しに 精神を病んだ女性がひとり語りする映画 ジクソーパズルは完成する

ユニコーン 映画鑑賞

途中から考えずに観ることにした。

頭のおかしな人って普通に暮らしていても

こんな感じの日常なんじゃないかな。

無駄に考察しないようにサラっと観てみた。

ジクソーパズルは女の子が完成させた。

あの女の子はキャスリンの妄想だと思う。

あらすじと感想

キャスリンはぜったいに精神を病んでいる女性だ。

いつも妄想している。

幻覚をいつも見ている。

現実と妄想の区別はついていない風だが、

夫に隠そうとするあたり、悪いことだとは認識しているのだろう。

グリーンコーブという土地はキャスリンが幼い頃住んでいたところだ。

キャスリンは両親が離婚していて、祖父に育てられた。

電話をしていると

勝手に混線して知らない女性と話しができた。

そもそもそれも妄想ではないか。

もうひとりの自分をお互いに確認することができる。

山荘の下からさっき通った道に自分が立っているのが見えるし、

道から山荘の前にいる自分を見ることができる。

3年前に死んだ男性とキスができる。

(見送りに行った飛行機が事故に遭い、死んだはず。)

男性とは不倫。

男性と話した内容から、キャスリンはその男性と妊娠することだけが目的だったらしい。

山荘到着後、

夫のヒューはひとりで買い物に出た。

するとさっきの死んだはずの男性が現れたので、

キャスリンは山荘から出るため、散歩に出かけた。

ヒューは友人と偶然会ったと

マルセルと娘のスザンナを連れてきた。

マルセルとも不倫関係にあったとみられる。

キャスリンを見ていると

すべてキャスリンの妄想の世界なのではないかとさえ思ってくる。

最後に夫のヒューも死ぬ。

キャスリンは道路にいたキャスリンを車で崖から落としたと思った。

自分の幻覚が死んだことで

安心したキャスリンは笑みを浮かべながら、街の自宅に戻る。

シャワーを浴びているとまたキャスリンの前にキャスリンが現れる。

現れたキャスリンは言った。

あれは私ではないと。

崖から落としたのは夫のヒューだった。

(夫のヒューは約束通り、一泊で仕事を終えて、キャスリンの元に帰って来ようとしていたが、頼んだ自動車がパンクしてしまったのだ。そこにキャスリンは車で通りかかったのに、キャスリンにはヒューが自分(キャスリン)に見えていたのだ。)

だから、やはりこの物語はキャスリン以外はすべて死んでいて、

妄想の世界なんだと思う。

最初の電話でジョーンという女性から電話がかかってくる。

この女性は精神的不安定なキャスリンを心配して、何度も電話したのではないか。

1972年にこの映画は制作されたが、古さは感じない。

現在は精神疾患もわかってきていて、たくさん分類されている。

しかし理解しようなどと考えるのはおこがましい。

むずかしい。

私には到底無理だ。

お読みいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました