いま、会いにゆきます 完全ネタバレ 2004年 竹内結子・中村獅童・武井証・平岡裕太

森 映画鑑賞

24歳の竹内結子さんの主演で日本アカデミー賞主演女優賞を獲得なさっています。

何度観てもいい映画で、感動します。

今回、澪と巧の物語ネタバレ中心に書きたいと思います。

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映画では現在・過去・未来がたびたび入れ替わり、

結果どういったことだったの?

と混乱します。

(お利巧な方はそんなことないでしょうけど。)

なので時系列で物語を追ってみます。

高校2年生

澪は巧のことが好きで、委員長特権を使い、隣の席をキープしています。

陸上大会での手伝いでは巧が押されて転倒してしまい、他の選手に優勝されますが、

それにむかついた澪はその表彰式、電気のバッテリーを下げて、真っ暗にしてしまいます。

巧も澪に片思いしています。

高校卒業式当日

澪は勇気を出してサイン帳を差し出し、

巧は「きみの隣は居心地が良かったです。」と書きました。

巧は自分のペンを間違って一緒に返してしまいます。

澪はそれにすぐ気がつくのですが、

このペンが何かのきっかけになるかもしれないとわざと返しませんでした。

高校卒業後

澪は東京の大学、巧は地元の大学に進みます。

澪の帰省時、

巧は勇気を出して「大事なペンだから返して欲しい」と連絡し

そのために会うことになります。

ペンを返した後、またまた勇気を出して

お茶に誘い、それから付き合うことになりました。

ですが、陸上の練習による無理がたたったことで、

脳内の科学物質の異常分泌が判明し、病におかされてしまいます。

巧は陸上も大学もやめ、将来がない絶望の状態で澪とも連絡をたちます。

澪は連絡が途絶えた巧を心配します。

そんな巧でしたが、澪に会いたくなり大学に行ってしまいます。

偶然澪が男性と一緒にいるところを目撃し、逃げるように帰ります。

巧が去ろうとした時、澪は巧に気がつき、追いかけますが

交通事故にあい、意識を失ってしまいます。

事故後の澪が意識を失っている時間

澪は意識を失っている間、未来に行っていました。

未来で

澪が目を覚ますと、記憶がありません。

小さな子どもにママと呼ばれ、

巧には自分らは夫婦であり、ここで暮らしていると説明されます。

仲が良さげな3人の写真や自分の指にピッタリな指輪を見つけ、記憶を失いながらも家族になろうとします。

幸せな時間を過ごす3人でしたが

澪はタイムカプセルに入った日記帳や絵本を見つけました。

雨の季節だけしかここにいられないことも悟ります。

脳の病気で簡単な仕事も手こずる巧のために

子どもの佑司に家事を仕込みます。

ケーキ屋で18歳になるまでのバースデーケーキの予約をします。

梅雨明け宣言し、澪は消えてしまいます。

意識を取り戻した澪

事故にあって、意識がなかった澪は

未来に行った記憶を忘れずに戻ってきました。

巧と結婚すると、自分は28歳で死んでしまうのだということもわかりました。

でも澪は巧と佑司と一緒の人生を送るため、

巧に会いにゆきます、

ひまわり畑で再会し、2人は結婚します。

澪は20歳の自分がタイムスリップしても困らないように

日記をつけ、死ぬ前にタイムカプセルに入れておいたのでした。

最後の一文は巧と佑司に向けたメッセージなのです。

いま、会いにゆきます

映画では

まず現在、

澪が死んでしまっていて、

脳の病気のせいでカレーも満足に作れない巧と生活している佑司が出てきます。

佑司は澪が書いてくれた絵本を信じ、雨の季節になったらママは帰ってくると思っています。

佑司はママと一緒に隠したタイムカプセルを見つけるため、廃工場に行くと

そこに20歳の澪が記憶喪失の状態でいるのでした。(白いワンピースとピンクのカーディガン着用)

澪は20歳の自分がそこに出てくることを知っていたので、

遊び場にしていた廃工場(草木も生えていて、ちょっと不思議で素敵な空間になっています。)に

佑司と一緒にタイムカプセルを隠したのですね。

もしかしたら、雨の季節になったら、タイムカプセルを探してねと言ってあるのかもしれません。

映画ではタイムカプセルの中身はすぐに確認されていません。

すぐに自分の日記を読み返すことが出来たら、もっといろいろできたのかもしれませんね。

最後に成長した佑司(平岡祐太)が出てきますが、澪の仕込みが良かったのか

いい青年になっていました。

感想

佑司は

28歳でママが死んじゃいます。

1年後、ママは会いに来てくれたけど、やっぱり死んでしまったことに変わりません。

でも

お葬式の時、ママが佑司のせいで死んだと言われ、ひどく気にしていたから

それを違うんだよとママから言われて、そのためにも来てくれてよかったのです。

巧はもちろん嬉しかったでしょう。

巧の脳のちからが澪を呼んだのかしらとも考えました。

それから、澪は本当は20歳の事故で死んでしまう運命だったのを

神様がプレゼントしてくれた8年だったのかなあなどとも考えました。

強い思いは時空を動かすとか。

ひまわり畑でのラブシーンはとても素敵でした。

数年経ったら、また観たいと思いました。

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