はるヲうるひと 2021年 真っ当って何だろう。

孤島 映画鑑賞

仲里依紗は女優です。賞賛します。

佐藤二朗監督作品

あらすじ①

売春島に住む人々の物語です。

モデルになったのは三重県渡鹿野島らしいです。

佐藤二朗は長男哲雄で置屋を仕切っており、暴力的な人物。

山田孝之は腹違い(妾の子)の次男得太で哲雄の下僕。

仲里依紗は腹違い(妾の子)の長女いぶきで病気持ちなので生きているだけ。

父親と妾が心中し、それを見た正妻は後追い自殺してしまいました。

置屋を仕切る長男は次男や娼婦にやりたい放題、でもみんなそこで生きるしかありません。

あらすじ②

長男哲雄は真っ当なのは自分と母親で他の者は真っ当でないと考えています。

父親は妾と心中してしまい、真っ当でありません。

妾から生まれた兄弟は真っ当ではありません。

限られた人達の中で生きている狭い世界の出来事です。

置屋に住んでいるのに、いぶきだけが病気があり売春をしていませんでした。

そんないぶきを哲雄が近親相姦してしまいます。

得太はそれを知り、精神崩壊。

胸にしまっていた秘密を暴露するのでした。

正妻は妾と関係がありました。

ふたりは心中したのです。

それを見た父親が理由はわかりませんが、後追い心中をするのが事実でした。

(どうして、父親が自害したのか不明、正妻と妾の関係を世間に知られたくなかったのだろうか?そもそも小さな島でそんなことに見栄をはっても仕方なかった気もします。自分だけ生きてなんとか乗り切れば、兄弟のそれからも変わっていたはずです。)

(得太が見たのは事実なのか?それも疑問です。正妻と妾の母親が愛撫する姿を何度も目撃していたことから、父親がふたりを殺し、その後自害したと考えるのが妥当な様な気もします。)

あらすじ③

妾であった母親の「無理にでも笑え」を最後は実践します。

美しい海に「ハハハハハハ」「ハハハハハハハ」と笑う声が響いておしまいです。

南知多の海岸はとても美しいです。

感想と考察

売春の料金から察するに昭和60年くらい?

事実は確かめようもありませんが、当時男性の知り合いに聞いたことがあります。

真面目な話です。

沖縄の島に売春島があって、10代の子が相手をしてくれるんだって。

本当らしいんだ。

と。

現在都会でも水面下であるに違いない、売春。

春を売るのは手っ取り早くお金を手に入れられます。

信じられないけれど、もしかしたら、実在していたかもしれません。

身体を商売にすることは暗さもつきまとうけれど、本当はそんなことはなくて

他に出来ることがなかったり、本人が納得していれば、いいのではないかとほんの少し考えてしまいます。

置屋にいた彼女らに暗さを感じなかったからかもしれません。

今なら、逮捕されてしまいますね。

向井理さんがどんな役で出演していたのか興味深々でしたが、

はるヲかうひとのひとりで、ちょっとだけで残念でした。

お読みいただきありがとうございました。

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