ノルウェーの森 あの頃僕らは確かに生きていた

レコード 映画鑑賞

Amazonで視聴しました。

1967年の若者が出てくる映画です。

この頃、18~20代の方にはドハマりするのかもしれません。

タクシー代が2km100円の時代です。

ビートルズの曲が

映画を上等なものに仕上げているような気がしました。

予告編から

そして、名シーンと名言集をまとめたものを作った方がいらっしゃので

あらすじと感想

村上春樹さんの小説は理解するのが大変というより、

理解できず、投げ出してしまうこともありました。

ドはまりする人に会ってみたいです。

あらすじ①

1967年、

ワタナベ(松山ケンイチ)とキズキ(高良健吾)は親友で直子(菊地凛子)はキズキの彼女でした。

キズキと直子は3つの時からいつも一緒にいました。

そしていきなり何の説明もなく

キズキは排気ガスで自殺してしまいます。

ワタナベはそれを忘れたくて

東京で本ばかり読む学生生活を送っていました。

あらすじ②

同じ寮の永沢(玉山鉄二)にはお嬢様大学に通うハツミという彼女がいますが、

他の女を抱いています。

東京でワタナベは直子に再会します。

直子は人とうまく話すことが出来ないと話します。

左から右へすごく早足で歩く映像が、直子の異常性を表しているように思います。

二十歳の誕生日

ワタナベは直子と一線を越えます。

そこで

「初めてなの?」「キズキとは一緒に寝なかったの」

と聞いてはいけないことを聞いてしまいます。

あらすじ③

直子はワタナベに言わず、引っ越していました。

ワタナベが実家宛てに手紙を書くと、

直子は神戸の実家を出て、京都の山奥、

療養所にいました。

直子は私を傷つけたのは私自身だと言います。

あらすじ④

同じ大学の緑に声をかけられます。

母親は死に、それを苦に父親はウルグアイへ行ってしまったと話します。

緑から「君にとっての愛は何?」と問いかけられます。

あらすじ⑤

4か月後、

症状が落ち着いた直子に面会しに、山に入ります。

そこで同じく療養しているレイコに会います。

ワタナベは

直子の二十歳の誕生日、直子を抱き、彼女がバージンだったことを知りました。

直子はキズキとの時、全く濡れず性行為が出来なかったと告白します。

渡辺の時はそうなる前から濡れていたと告白し

気持ちではキズキと繋がりたかったけれど、出来なかった、

そういうときは

くちびるや指でやっていたと告白しました。

脳が受け入れなかったのではないかと想像しました。

あまりにも近い存在だと性的な行為が出来ないのが普通だからです。

親子とか兄弟とかがそれに当てはまります。

愛し合っているのに繋がれない苦悩でキズキは死んでしまったのでしょうか。

わかりません。

一方友人(玉山鉄二)は恋人がいるけれど、他の女性ともSEXをします。

それを恋人も認めています。

心が弱っている直子は療養することにしました。

東京では新しい彼女(水原希子)が出来ました。

あらすじ⑤

直子に会いに療養所に行きます。

ですが、直子と性行為が出来ませんでした。

「そういう時もあるよ。」というワタナベに対して

直子はしぶい顔です。

誕生日の時だけしか、受け入れられないでいました。

ワタナベは寮を出るから一緒に暮らさないかと話します。

あらすじ⑤

直子は21歳で自殺してしまいます。

直子を失った悲しみは深く、

ワタナベは苦悩します。

直子はキズキと3歳から一緒に過ごし、初キスは6年生でした。

キズキと何度もセックスを試みたのですが、できませんでした。

キズキが死んで、直子は

人とどうやって接するのか

人とどうやって愛し合うのか

わからなくなっていたそうです。

あらすじ⑥

直子が死んだ苦悩を抑え、

住居にもどったワタナベは緑に電話します。

緑に「どこからかけてるの?」と

言われますが、

わからなくなっているワタナベのシーンでおしまいです。

あらすじ その他

寮が一緒の東京大学法学部永沢は

誰とも結婚するつもりはないと言い切り、外務省に就職し海外へ行ってしまいます。

2年後、ハツミは別の人と結婚しますが、手首を切って自殺してしまいます。

みどりの父はウルグアイなんて行っておらず、病院で死亡しました。

感想

「死とは生の対局としてではなくその一部として存在している」

と訴えているのでは?と感想を述べている方がいらっしゃいました。

だから普通のことなのです。

ああそうかとはなりませんでした。

年老いた方から死なないと、一般人は納得しないのだと思います。

17歳で死んだキズキ。

21歳で死んだ直子。

キズキが死んで病んだから直子は死んだのだろうか。

ハツミは永沢と結ばれなかったから死んだのだろうか。

小説では、35歳のワタナベが空港に降り立ち、ビートルズの曲が流れるところから始まるみたいですね。

映画のエンドはワタナベの将来が見えませんでしたが、

なんとか生きていたことがわかってよかったです。

もっとガンガンNorwegian woodが流れるのかと思ってましたが、

レイコがギター片手に軽く唄うところとエンドロールだけでしたが、

十分しみました。

そして最後まで気になったのは直子のセックス問題です。

二十歳の誕生日の1回しか濡れなかったので、それ以前もそれ以降もできませんでした。

セックスは生を感じる行動だと思うので、直子はもうだいぶ前から死に偏っていたのでしょうか。

可哀想だと思いました。

お読みいただきありがとうございました。

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