今年公開なのに、番宣とか全然見てないな。
藤ヶ谷太輔がクズっぷりをいい味出して演じています。
↓の映像は同棲相手のアパートを出て、
親友のとこで世話になっているのに、この言いようがたまらなく面白い。
登場人物
主人公/裕ちゃん:藤ヶ谷太輔
彼女/前田敦子
親友/中尾明慶
先輩/毎熊克哉
後輩/野村周平
姉貴/香里奈
母親/原田美枝子
父親/豊川悦司
あらすじ
同棲している彼女に浮気を責められ、
怖くなって、アパートを出ます。
親友のところに転がり込むも、
居候のくせに威張っていて、それを諭されるとたまらなくなって、マンションを出ます。
バイトの先輩のアパートでは
それなりに気を使うも
先輩にあれこれ言われるのが嫌で、先輩を突飛ばして、アパートを出ます。
大学の後輩には
泊めてと言う前に
先輩凄いと言われ、何も言いだせず、お金を置いて、去ります。
自転車の盗難にあいます。
雨の中、夜遅く、姉貴を訪ねます。
初めから怒っているので姉貴の元を去ります。
フェリーに乗り、苫小牧の母親のところに行きます。
リウマチで、身体が不自由な母親が懸命に暮らしているのから
また去ります。
バス停に座っていたところ、
家を出た父親と再会します。
父親は慰謝料の支払いのため、借金をしたので、方々から逃げ回っています。
しばらくクズ同士、親子で暮らします。
久しぶりに携帯を開くと、
「母親が倒れた」とのことで、慌てて仕度をするも、
父親は俺は行かないとクズっぷり。
「お前とは違う」と言い捨てて、病院に向かうも
駅で彼女と親友に会う。
母親はたいしたことなくて、自宅にいってみんなでご馳走を食べる。
姉貴もいる。
そこで自分のクズっぷりを告白する。
大晦日の夜、クズの父親が自宅を訪ねてくる。
4人で年越しそばをすする。
と
ここでももう一つ。
東京に戻ると、
彼女から親友のことが好きになったと言われる。
裕ちゃんが出てから2週間後には付き合っていた模様。
ラストは「そして僕は途方に暮れる」が流れて、おしまいです。
感想
いる。
こういう人間はいる。
と妙に感心しながら、観てしまいました。
裕ちゃんは真正のクズじゃないです。
真正のクズは逃げないで、とことんクズを全うします。
中途半端なクズだから、始末悪いです。
気が小さいです。
真正のクズは浮気しても自分を正当化し、完全に彼女のひもになります。
たまには親友や先輩後輩のところで、食い散らかしたり、おごらせたりします。
当然だと思っています。
母親や姉貴はいい金づるです。
父親を見つけたら、クズに磨きをかけるため、一緒にパチンコします。
つまらないのと思いきや、
最後まで楽しく観ることができました。
苫小牧行のフェリーに乗ったことがあるので、懐かしかったです。
お読みいただきありがとうございました。
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