サンダーボルト/クリント・イーストウッド/1974年アメリカ映画/いい奴ほど先に死んじゃうから悲しくなる。

映画鑑賞

クリント・イーストウッド様は出演のみで監督はマイケル・チミノです。

最後に死んでしまうライト・フット役の青年とサンダーボルトが年の差があるけれど、

心を通わせていく過程がとても素敵だなって思います。

登場人物

サンダーボルト(クリント・イーストウッド):朝鮮戦争の英雄でかつて新聞を賑わせた銀行強盗。

モンタナ銀行から50万ドルを強奪した彼は、

仲間からは独り占めしたと誤解され、追われていた。

教会の牧師として隠れていたが、仲間に見つかるところから物語は始まる。

ライト・フット:ベトナム戦争帰還兵・教会から出て逃げるサンダーボルトを助ける。

レッド(ジョージ・ケネディ):朝鮮戦争での活躍でサンダーボルトが好き。

エディ(ジェフェリー・ルイス):朝鮮戦争での活躍でサンダーボルトが好き。

あらすじ

強奪した50万ドルを持ち逃げしたと誤解され、

かつての仲間に追われるが、

レッドとエディはサンダーボルトが好きという感じが伝わってくる。

田舎町ワルソーの小学校の黒板裏に隠したので、訪ねてみると、新築の校舎になっていた。

がっくりきたものの、

一度銀行強盗を出来たなら、「またやればいい」とライト・フットに持ち上げられて、

軍資金を稼ぐために、バイトをするのであった。

その4人がとても可愛い。

現金輸送会社を襲うのだが、

エディは警察に撃たれ、

レッドは金を独り占めして逃げようとし、デパートに突っ込み、死亡してしまう。

残ったサンダーボルトとライト・フットは命からがら逃げる。

ヒッチハイクをしていた2人だが、

目の前に奇跡が起こる。

ワルソーの旧小学校校舎の一部が展示されていたのだ。

黒板裏に現金はあった。

サンダーボルトとライト・フットは陽気に話しながら、ハイウエイを走る。

だが、ライト・フットは今頃になって、乱闘の後遺症が出たのか死んでしまう。

それでもサンダーボルトはハイウエイを走り続ける。

おしまい。

感想

サンダーボルトとライト・フットは20歳くらいの年の差がある。

だけれども、サンダーボルトは徐々に若造ライト・フットに心を許していく。

映像を観ていると、それがわかる。

当時の銀行強盗仲間もサンダーボルトには一目置いていて、

追ってはいたが、本当の殺意は感じられなかった。

所々にサンダーボルトに対する敬意みたいなのがあったと思う。

ライト・フットがこと切れても、ハイウエイを突っ走るサンダーボルトの横顔が最高にカッコイイ。

クリント・イーストウッドの出演する映画は本当に好き。

お読みいただきありがとうございました。

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