マリグナント 狂暴な悪夢/少し考えれば生きたいという気持ちがわかる

双子の足 映画鑑賞

ホラー要素がふんだんに入っていて、とっても面白かったです。

双子で生まれるはずだったのに、

片方に吸収されてしまい、小さくなってしまいました。

出産後は脳に片方が残っていて、時々出てきて厄介でした。

研究所では面白い実験材料でした。

どうやら小さい方は男の子で超能力の持ち主だったらしく、

電気を操作・支配出来たりもしていました。

だけど狂暴だったせいで、

結局は悪性腫瘍とみなされて、削除されてしまいました。

でも全部取り切れてなかったのだろうね。

ふつふつと脳の中で眠っていたところ、

後頭部を打ったことにより、起きてしまいました。

あらすじ①

1993年、シミオン研究所

ガブリエルという何かが暴れて、多くの人間が殺されてしまいます。

ドクターが麻酔銃で落ち着かせ、拘束するが

その足には可愛い靴下が見えました。(これは普段エミリーだということですね。)

話すことは出来ないはず?なのに、

ラジオから

お前たちを1人残らず殺してやる

とメッセージが流れてきました。

「思考を電波で言葉にしてる」

怯えるドクターたち。

「彼を救えると思ったけれど、間違えていた。

早く悪性腫瘍を取らなければ」

あらすじ② 現在

妊婦が車を降り、家に入って行きました。

お腹の子がいつもより暴れるの。

少し眠りたいから

とテレビを消すと夫と言い争いになり、

突飛ばされ、

彼女は後頭部を強く打ってしまいました。

マディと呼ばれる女性は夫との子を何度か流産しているみたいです。

その夜、ソファーで夫は休んでいました。

すると、ジューサーが動き出したり、冷蔵庫が勝手に開いたりテレビが着いたり消えたりする不思議な現象を目の当たりにし、

ついには何者かに殺されてしまいます。

その殺され方は残忍でした。

妻のマディは何者かから、逃げ、命は無事でしたが、お腹の子は流産してしまいました。

妹のシドニーが何かと世話をやいてくれます。

あらすじ③ 2週間後 

マディは自宅に戻りました。

夜、街灯が点滅し、ドアが開いたり不思議なことが起こりました。

そして、殺人現場を見ている悪夢をみました。

ウイバー博士が殺されました。

翌日、マディはドアを釘で打ち付け、厳重にしました。

(一方、観光客にシアトルの地下の町を案内する女性が襲われ、どこかに監禁されてしまいました。)

謎です。

マディを心配したシドニーが泊まった夜、

マディは悪夢をみて、叫んでしまいます。

シドニーが駆け付けます。

シドニーに悪夢を伝え、

それは実際にどこかで行われていたことだと警察に訴え、調査してみると、そこには本当に遺体がありました。

フィールズ博士が殺されていたのです。

警察のトイレにいると、電話がかかってきました。

誰だかわからないはずなのに、お前はエミリーだと言われ、思わず「ガブリエル!」と叫んでしまいます。

マディは自分の過去に何かがあると養母を訪ねました。

マディは養女としてシドニーの両親に引き取られたのです。

養母はシドニーの実母です。

マディがガブリエルをいう名前を出すと養母はビデオテープを見せてくれました。

そこには、

幼少期のマディが、

姿の見えない誰かと話しているところや

養母のお腹の中の子どもに危害を加える話をおもちゃの電話で話しています。

ゾットしますが、養母はマディが今まで想像を絶する悲惨な目にあってきたのではないかと思い、

十分な愛情を注げば、ガブリエルという想像の人物を必要としなくなると好意的に考えてくれていました。

あらすじ④ 捜査

ウイバー博士が担当していた子どものひとりがマディだとわかった刑事は次の標的がグレゴリー博士だと気がつきました。

しかし、すでに

グレゴリー博士は殺されていました。

そこへ、悪夢として殺人を見ていたマディは刑事にまだガブリエルがそこら辺にいると訴えますが、逃げられてしまいます。

あらすじ⑤ 催眠療法

幼少期の自分(エミリー・メイ)と関わっていたドクター3人が殺されたことで、

刑事から催眠療法で過去を思い出すことを勧められました。

私はよくなった

新しい両親は居心地が良かったのに、

彼もきた。

病院からついてきた。

ガブリエルは養母のお腹の赤ちゃんを殺そうとしたが、それは出来なかった。

お腹の赤ちゃんが生まれてくることで、マディがガブリエルを必要としなくなり、

彼は失われた記憶となりマディの頭の奥に消えたのです。

ただ、犯人はわからないままです。

マディの空想の中の人物が犯人ということになるからです。

(どこかに監禁されている女性はやっとのことで、縄を切り、脱出を試みました。

が、床が落ち、そこはマディの家の屋根裏でした。)

ということから、

マディは逮捕され、取り調べされますが、

そこにガブリエルから電話がかかってきます。

俺は彼女の想像の産物「悪魔」。

あらすじ⑥ 

シドニーはマディを助けようと、

廃墟と化しているシミオン研究所の記録保管室で資料を調べました。

それには

子宮内で吸収されて患者と同時に成長したとありました。

(双子ではないのかもしれません。)

そして、ビデオテープ(セリーナ・メイ1985年)を見つけました。

セリーナ・メイは年齢15歳でレイプによる妊娠で出産しますが、

セリーナの母親はセリーナの妊娠は神への冒涜だと拒絶。

出産した子どもの片方?は醜いし

赤ちゃんをシミオン研究所に差し出すのでした。

2人はひとつの身体にくっついています。

ガブリエルは奇形腫が異様に成長した一例で

組織 髪 歯 筋肉 骨を持っています。

ガブリエルはエミリーに寄生して栄養をもらい、

何らかの方法でエミリーの脳の領域にアクセスし

エミリーに見せたいものを見せていたようです。

それが、白日夢・悪夢・幻覚と回りから思われていたのでしょう。

あらすじ⑦ 留置所

マディは留置所に収監されています。

新人のマディは目をつけられます。

他の収監者に暴行されていたら、

ガブリエルが目覚めてしまい、大暴れです。

簡単に脱獄し、証拠品として没収された衣装や手袋、剣を奪います。

そして、刑事らにも襲いかかりました。

キチガイの馬鹿チカラを発揮していて、とてつもなく強いです。

あらすじ⑧ 産みの母親の元へ

ガブリエルは自分を捨てた母親の元に向かいます。

そこにシドニーもやってきます。

母親はガブリエルを捨てたことを後悔し謝ります。

ガブリエルはシドニーを産まれる前に殺しておくべきだったと殺そうとしますが、

シドニーが叫びます。

ガブリエルと化しているマディに叫んだのです。

ガブリエルが栄養を取って、今までもお腹の赤ちゃんを殺していたことや、

ガブリエルから自分の肉体を取り返せと言ったのです。

マディはようやくガブリエルよりも強い自分になりました。

マディの意識がガブリエルを抑え、ついにはガブリエルを完全に遠ざけることに成功しました。

シドニーのことを血の繋がりがなくても愛していることに気がついたのです。

まとめ

母親であるセリーナ・メイには罪はないと思います。

レイプされた相手の子どもを愛せるわけはないと思います。

レイプした男の素性はまったく出てきません。

ガブリエルが電気を操作支配できる能力を持つ超能力者であることから、

レイプした男も気になります。

異常な男から異常な能力を持った子どもが出来たのかもしれないし、わかりません。

研究した博士らにも罪はないかと思います。

笑いものにせず、どうにかしようと頑張って、どうにもできず、

切り離す手術に踏み切ったのです。

エミリー・メイにも罪はないと思います。

彼女は1番の被害者です。

ガブリエルにも罪はないと思います。

彼は生きたいと思っただけだと思います。

博士らにこいつは悪性腫瘍だと剥がされても、健気に細々と生きていたのです。

そして、母親に捨てられた怨念から血の繋がりのあるエミリー(マディ)に固執し、

マディが妊娠すると自分の存在がなくなると本能的に察しって、殺していたのだと思います。

生き延びたいという気持ちがそうさせました。

誰にでもあります。

人はそれを生命力と言うのだと思います。

DVをしていたマディの夫デレクのせいで、マディのお腹の子が死んだのかもしれませんけれど、

悲しい物語ですね。

お読みいただきありがとうございました。

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