市子/誰よりも細かく考察した。杉咲 花の魔性の演技良き。市子として生きていきたい強い気持ちに同調してしまう。

ソーダアイス 映画鑑賞

わかりにくい映画「市子」を

映画時系列あらすじと

時系列に分けてみました。

市子は特別なことを望んだわけでなくて、普通に市子として生きたかっただけ。

杉咲花さんの演技に魅了されました。

原作「川辺市子のために」はちょい内容が違うみたいなので、読んでみたいです。

映画 あらすじ

市子が童謡「虹」の鼻歌を歌って、歩いています。

2015年8月

死体遺棄事件のニュース

山中から白骨化した遺体が発見。

死後8年くらいが経過。

それを聞きながら、市子は旅行の用意でもしているようでした。

次、

かかとを踏んで逃げる市子。

長谷川義則がアパートに帰ってくるとまとめられた荷物がベランダに残されていました。

前日の市子(杉咲花)と長谷川義則(若葉竜也)の様子。

クリームシチューの夕食を食べながら、

他愛もない話をしました。

そして、

長谷川は市子にプロポーズします。

2015年8月21日

刑事・後藤(宇野祥平)が来ました。

長谷川は3年も一緒にいたのに、市子のことを詳しく知りませんでした。

年齢は28歳ということで、

1987年東大阪出身、川辺市子という人間は存在していなかったと知ることになりました。

1999年7月(月子小学校3年生)(市子、本当は小6)

山本さつき(小6)が他の小学生と遊んでいました。

電柱のそばで、

はまだ君(男児)に月子(小3)がキスしていました。

本当は小6なので、同い年の男子など軽く転がせる女子になっていたのでしょう。

母親はスナック勤めでした。

そこのママから「この人は男を駄目にする女、1人目はDVで2人目は借金まみれ。」と言われています。

3人目のターゲットはおっちゃんと呼ばれていた男で、後で障害福祉課の小泉雅雄だとわかりました。

父親がスナックに来ていたので、山本さつきも来ました。

さつきは母親が市子を月子と呼ぶのにおかしいと反応していました。

その後、スナックから帰る市子に昼間の濱田君とのことを聞いたところ、

「あいつきしょい」に反応して、さつきは怒るのですが、反対に突飛ばされてしまいました。

さつきは市子なのに月子に名前が変わっていたことや年下の女子にチカラ負けしたことで、胡散臭いと感じていました。

2000年9月(月子小学校4年生)(市子中1)

幸田 梢は発育が良く、胸を同級生に触られたり、からかわれたりしていました。

月子が助けたことで親しくなりました。

家は裕福でした。

お金のない、月子の分までブラジャーを買いに行きました。

梢のお金で買ったため、

月子がたまごっちを(万引きして)お礼に渡そうとするも

梢はそれを察してしまいます。

それを返してきてと突き放しました。

しかし、後で月子の家を訪れます。

月子と梢がインコで遊んでいると

母親(中村ゆり)の彼氏小泉雅雄(渡辺大知)がやってきて、月子たちを外に出しました。

梢は月子の家に介護用おまるがあるのを覚えていました。

月子から「うちな本当は市子っていう名前なんよ」と言われたこともあります。

この頃の小泉は母親夏美に入れ込んでいたと思われます。障害福祉課の小泉と言いながらアパートに入っていくことから、福祉の融通もきかせてあげていたかもしれません。

2008年7月(月子高校3年生)(市子21歳)

月子、田中宗介(倉悠貴)とキスをしています。

キス以上を求めると月子は拒否します。

宗介は最近身体の関係を拒否するのでいらだっていました。

宗介はその理由を知りたかったことから、団地の前までついていった北を責めるのでした。

やりたい盛りの宗介は市子の団地前で待ち伏せし、やはりセックスをしたい気持ちを前面に押し出しました。

団地の前には小泉雅雄が昼間からお酒を飲んでいました。

(この男は月子の母親が勤めるスナックにいました。)

月子は団地の裏に宗介を誘うのですが、怖くなった宗介は逃げ出しました。

宗介とセックスしていた時は楽しかったのですが、小泉雅雄に無理矢理されてからは、宗介とするのも嫌になったのではないかと思います。小泉に対しては早く終わらせて欲しいとの気持ちが強く、宗介があまりにもセックスしたがるので、宗介にも嫌悪が出てきてしまい、それが宗介に伝わったのだと思います。

小泉雅雄は月子殺人の後始末をさせられたのだと思います

通常の人間であれば、どこかが壊れてしまいます。

母親の川辺夏美はセックスで小泉雅雄をいいように使い

市子にも身体の関係を強要したのかもしれません。

2015年8月28日(市子28歳)

長谷川義則、水道関係のお仕事をしています。

市子と同棲していました。

市子が急にいなくなったので、ひとりで捜索をしています。

新聞配達をしていて住んでいたところでは

市子は不愛想だったとのことでした。

2009年5月(市子22歳)

新聞配達員の寮の話です。

吉田キキ(中田青渚)は

新聞配達員をしながら、パティシエを目指しています。

市子はキキの塩檸檬ケーキを食べて、美味しいと言います。

梢ちゃんちでケーキを4個も食べた話を語りました。

キキに

いつか一緒にケーキ屋をやろうと誘われました。

うちは夢を持ったらあかん。

「うち、人殺してしもた。」と打ち明けますが

キキは本気にはしていないみたいです。

後でわかりますが、

市子は

ホームレスみたいに夜中にうろうろしていました。

家に帰りたくない、

昔のことも話したくないと言うし、

住み込みの新聞配達の仕事を紹介してくれたのがキキでした。

田中宗介と付き合い、北にストーカーされたその夏、

市子は妹の月子を殺し、その後始末を小泉に手伝ってもらったことで、

今度は小泉にセックスを強要されるようになってしまいました。

それで逃げ出したところ、キキちゃんに助けてもらったのだと思います。

【警察の捜査】

川辺夏美(市子の母親)

現在行方不明

ヤマウラミチコと偽名を使っていました。

聞き込み①

山本さつき(当時小6)が話してくれました。

記憶が曖昧なのですが、さつきが小学校に上がるまでは名前が市子ちゃんで小学校に上がるとしばらく見なくなりました。

市子は無戸籍なので、小学校に入学できないと思われます。そしてこのしばらく見ない間に川辺夏美は後に市子が殺してしまう男(小泉雅雄)と仲良くなっています。

月子の病気の発症が2歳ということで、障害福祉課の小泉雅雄と懇意になったのでしょう。

そうして、さつきが小学校4年生になると1年生に入ってきて名前が月子に変わっていました。

1回、大げんかして、うちが小学校6年の時に3年生でチカラ負けはしないと思うけれど、勝てませんでした。

【警察の捜査】

白骨化した遺体は川辺月子のものと言われている。

病歴(筋ジストロフィー)からわかったということです。

その病気は知的障害も含む難病なのに、

月子は小学生から高校までの就学記録があります。

おそらく川辺市子は無戸籍児でしょう。

川辺夏美に離婚歴があることから、DVされていた前夫に居所が知られないように出生届けを出せなかったのではないかと想像されるそうです。

病院に通うことも(保険証もない)携帯を買い替えることも(身分証明書がない)できないのに、市子を名のったのには理由があるだろうとの見解でした。

2008年9月(月子高校3年生)

北 秀和の月子との思い出。

駄菓子屋のベンチでアイスを食べる川辺月子と北 秀和。

月子に惹かれていく北。

月子を団地まで送っていくと、

小泉雅雄が月子を引っ張り、団地内に消えていきました。

気になり、ベランダから覗いてみることにしました。

聞こえてきたのは、

男:月子のこと、俺がいなかったらどうにもできなかった。

医療器具とか。

お前らのせいで、俺の人生めちゃくちゃや。

セーラー服を脱ぎだす市子。

お前らは本当悪魔や。

市子:戻りたい。

男:お前が市子やった時にか?月子埋めた時か?

市子は小泉雅雄を刺してしまいました。

北が入っていくと、

放心状態の市子がいました。

市子、2番目の殺人です。

北は川辺は俺が守ってやると言うのでした。

北は市子と一緒に男(小泉雅雄)を線路に寝かせ、自殺に見せかけました。それはうまくいったようです。

その日から月子は姿を消してしまいました。

この後、期間は不明ですが、キキちゃんに助けてもらう前はホームレス状態でした。

2015年 捜査の続き

刑事が北 秀和の元を訪れます。

北に質問します。

東大阪から川辺家が消えた時に小泉雅雄が死んでいます。

自殺で片付けられています。

何か知っていませんか。

北は何も知らないと答えます。

しかし、警察の捜査で北が月子を探していたことはばれていました。

北の回想シーン(ケーキ屋に立っている月子を見つけたことから、月子20代半ば)

キキちゃんとの夢を叶えたいからうちのことは忘れてくれ、

ええやろ

と北にお願いしました。

2015年 市子は長谷川義則の元を去り、北のところにいたようです。

北のところに警察が来たことで、また脱走したのです。

刑事が帰ってから、長谷川義則がきました。

北は長谷川に市子と一緒に何をしたか打ち明けるのでした。

長谷川が帰った後、市子に電話しますが、出ません。

すると、

女性(北見冬子)が川辺市子を訪ねてきました。

彼女はここに来たら死ぬの手伝ってくれると市子から言われました。と話しました。

市子から電話がきました。

北くん、うちな、普通に生きたいだけ。

ふたりでこっちに来て欲しい。

どこかの島に降りる長谷川義則です。

そして、どこかの家で争う男と女がいて、女は川辺夏美でした。

長谷川は市子のことを夏美と話すのでした。

いろいろ限界やった、幸せな時もあったんやで。

2008年8月

月子の世話をする市子。

母親夏美は仕事に出かけます。

しばらく月子の世話を続けています。

見つめ合う月子と市子、月子の顔からは何も読み取れません。

人口呼吸器を外す市子。アラームが鳴り響きます。

母親が帰ってくました。

市子、ありがとうなと言い、

鼻歌を歌いながら、炊事を始めました。

打ち上げ花火をやる市子の所へ北と北見冬子が現れました。

翌日、車体ごと男女ふたりの遺体が発見されます。

市子はどうやって北と北見冬子を死に追いやったのか、市子に固執していた北は

フェリーに乗った長谷川義則に頭を下げるなつみがいます。

長谷川義則も頭を下げます。

長谷川と市子の出会った思い出シーン。

お祭りで最後の焼きそばを分け合ってからの付き合いだと思います。

北が働いていたケーキ屋まで来たことで、どうしようかと悩んでいた時期であったと思います。その後、長谷川と同棲を始め、新聞配達の仕事もなくなったことから、北から逃げることができました。

しかし、埋めた遺体が発見されたことで、長谷川からも逃げることになってしまいました。

長谷川のことは好きでしたが、市子はやはり戸籍が必要だと思いました。市子としては生きていけませんでしたが、それも仕方なしという考えにシフトしたのかもしれません。

市子が鼻歌を歌いながら歩いています。

彼女は今誰なのか。

はいだしょうこさんの「にじ」を聞きました。

明るい曲なのに、なぜか涙が出ると書かれていましたが、言い得て妙。

時系列まとめ  

1987年  市子0歳 誕生  母親川辺夏美に離婚歴あり。出生届けを出していない。

1988年  市子1歳

1989年  市子2歳

1990年  市子3歳

1991年  市子4歳

1992年  市子5歳

1993年  市子6歳  ここまでは市子として育てられ、団地の子どもらと一緒に遊んでいる。小学校入学前に姿を消す。

1994年  市子7歳

1995年  市子8歳

1996年  市子9歳  

1997年  市子10歳  小学1年生 団地に戻ってくる。

1998年  市子11歳  小学2年生

1999年  市子12歳  小学3年生  山本さつきの好きな濱田君とキスをしている。母親が働いているスナックで宿題をしている。隣にいる男におっちゃん、早く帰ろと促す。おっちゃんは小泉雅雄。

2000年  市子13歳  小学4年生  発育のいい幸田梢と親しくなる。

2001年  市子14歳  小学5年生

2002年  市子15歳  小学6年生 

2003年  市子16歳  中学1年生

2004年  市子17歳  中学2年生

2005年  市子18歳  中学3年生

2006年  市子19歳  高校1年生

2007年  市子20歳  高校2年生

2008年  市子21歳  高校3年生 この夏、月子を殺している。田中宗介と付き合っている。

 田中宗介はセックスを拒否されて、自分のことを嫌いになったのかと詰め寄るが、実際は小泉雅雄と身体の関係を持つようになり、それが原因だったのではないかと思う。

北 秀和もまた市子に惹かれている。田中宗介に市子のストーカーするなと言われているくらいなので、市子に夢中だったと思われる。

2008年7月

2008年9月に小泉雅雄は自殺と認定され死んでいます。

2009年  市子22歳  吉田キキと新聞配達員の寮で生活。ケーキが好きだというと、キキに一緒にケーキ屋をやろうと誘われる。

2010年  市子23歳 

夏の初め、支援センターを訪れて、戸籍は作れるかどうか聞いている。

冬、市子を探している男(北 秀和)も来ていた。

2010年12月 北 秀和がケーキ屋で市子を見つけました。「俺が守ったる」という北を拒絶します。

市子は川辺月子としてでなく、川辺市子として生きていきたいと思っている。北の気持ちは有難いというより、市子には邪魔だったと思う。北から逃げるために、長谷川と同棲したのかもしれない。

2011年  市子24歳

2012年  市子25歳  3年間同棲しているとのことで、長谷川とはこの頃出会っていると思う。

2013年  市子26歳

2014年  市子27歳

2015年  市子28歳

2015年8月12日 市子、長谷川義則にプロポーズされる。

2015年8月13日 市子、生駒山中で白骨化した遺体が発見されたというニュースを聞いて、逃げ出す。

2015年8月21日 後藤という刑事が市子を訪ねてくる。ここで3年間同棲していたことがわかる。市子は存在していないと伝える。

2015年8月28日 長谷川義則は市子を探すため、バイクで市子が働いていた新聞屋に行ったり、市子の荷物から写真を見つけ、その裏に書かれていた住所を訪ねる。

北のアパートに北見冬子がやってきた。

市子が死ぬのを手伝ってくれるという掲示板を見て、連絡した。

お金はいらない、身分証明書だけ持ってきてくれればいいと言われた。

市子から電話がかかってきて、2人でこっちに来て欲しいと言われ、向かうが、

和歌山県西黒郡の海岸で2人の遺体が発見された。

劇団チーズtheaterの舞台「川辺市子のために」あらすじ

原作のあらすじを書いて下さっている方がいました。

舞台版と映画版は違うとはいえ、衝撃的な内容でした。

1987年東大阪市 団地

父親は失踪

母親は性依存症でスナック勤め

市子は母親なつみが21歳の時に生まれました。

父親が誰だかわからず、なつみの前夫が行方不明のため、市子は無戸籍児として育ちました。

市子が無戸籍となったのは、離婚後300日問題のため。

離婚後300日問題とは、離婚が成立してから300日以内に妊娠・出産した子供は民法第772条により、前の夫の子供と推定されるのですが、なんらかの事情で、前夫を法律上の父親とさせたくないため戸籍上の届けを出さぬままに育てられる子どもがいるという問題です。

元夫からDV被害を受けていたなつみは、出生届けに加害者の父親(性依存症だからそもそも誰だかわからないけれど)市子の出生届けをしませんでした。

1988年、川辺なつみは資産家の男と再婚し、市子が3歳の時に、妹の月子を出産しました。

しかし、なつみはアルコール依存症になり、バブル崩壊のせいで夫は借金を背負い離婚。

その後、なつみはある男と交際しますが、彼には「ツキコ」という娘がいました。

「ツキコ」は難病である筋ジストロフィーを発症し、外出することさえままならぬ身でした。

なつみは、男手ひとつで苦労して娘の介護にあたる男に「ツキコ」を引き取り養育する代わりに自分の娘の「月子」を小泉に育ててもらいたいと提案しました。

川辺月子は小泉ツキコになり

小泉ツキコは川辺月子になりました。

この頃、市子は、近所のさつきという少女と仲良くなり一緒に遊んでいましたが、

幼稚園に通うことはありませんでした。

なつみは前夫の借金のため、働きましたが、

家に男を連れ込むため、市子と月子はさつきの家に居座るようになりました。

そんな中、月子の病状が進行し立ち上がることもできなくなりました。

なつみは、市子と月子の名前を交換するように指示し、無戸籍だった市子は妹の川辺月子の戸籍で生きていくことになりました。

難病持ちの「小泉ツキコ」だった少女は戸籍上いなくなり、なつみは月子にこれからは外に出てはいけないと言い聞かせました。

一方、月子は歩行困難となりソーシャルワーカーの小泉雅雄が、川辺家を訪れるようになりました。

15歳になった市子に小泉は興味を示しながらも、なつみと肉体関係を持つようになりました。

友人である梢が田中宗介と付き合い出し、次第に学校で孤立していった市子は出会い系サイトの利用を始めます。

15歳になった月子はほぼ寝たきり状態となり、市子は面倒をみるためバイトを辞めます。

小泉はその頃から市子にセクハラ行為を行います。

高校入学した市子は北秀和からストーカーされますが、田中宗介と付き合い始めます。

はじめての恋に夢中になった市子は呼吸器が必要になった月子の介護をおろそかにしていきました。

そして、月子の酸素マスクを外し命を奪いました。

母親は「ありがとう」とお礼を言い、

同居していた小泉は月子の遺体を生駒山に埋めにいきました。

その後、小泉は市子に乱暴しようとしますが、抵抗した市子に刺殺されます。

偶然その場を見ていた同級生の北秀和は、小泉の遺体を線路に横たえ自殺にみせかけたのでした。

まとめ

原作と似ているようで、似ていないと思いました。

そもそも筋ジストロフィーの月子はなつみの娘ではなかったことは衝撃的でした。

なつみとしては、戸籍のない市子の将来を考えて、先のことまで考えていたのかもしれません。

筋ジストロフィーの子どもの寿命は短いだろうから、死んだら市子が月子になって生きればいいのではないかと考えたのではないでしょうか。

映画では、そこまで考えさせなくて、

母親は男にだらしなくて

市子の戸籍のことも何とかしないといけないとは思っていても、

頭がそこまで回らなくて、結局はその日暮らし。

追い詰められて、世話を押しつけられていた市子が月子を殺してしまう。

それに対し、母親はお礼を言う。

母親に入れ込んでいた男に月子の後始末を手伝わさせて、それが発端で市子はレイプされてしまい、

はずみで殺してしまう。

たまたま見ていた同級生に後始末を手伝わさせる形になり、

母親はそれを感づいて、川辺家はそこからいなくなる。

市子はひとりでキキちゃんに助けられるまで、ホームレス。

母親は偽名を使い、昔の男の元にどろんする。

母親は綺麗で、男に依存する方法に長けている。

市子はどうだったろうか。

北と北見冬子は自動車内で心中したかたちで死亡していたと思われるが、

どうやって2人を殺したのか、疑問が残る。

北は市子を川辺月子と認識していて、それは市子にとってうざい事実であったと思う。

北と北見冬子は睡眠薬で眠らせられたかして、

車ごと海に転落させられたのかもしれません。(想像)

北見冬子は両親もいない、友人もいないと言っていた。

北見冬子の戸籍を手にして、市子は北見冬子として生きていくのか。

ラストシーンで「にじ」を鼻歌する市子が儚げです。

お読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました