和歌山カレー事件まとめ 林 眞須美は冤罪。動機不明、状況証拠のみで死刑判決。

カレーライス 生活・暮らし・家族

興味があり、いろいろ調べていくうちに

この事件の犯人で死刑判決が出ている林 眞須美は無罪なのではないかと思い始めています。

動機

なし

動機が解明されていません。

状況証拠だけで起訴、死刑判決が出ています。

和歌山カレー事件 歴

1998年7月  事件発生

   10月 林夫妻 保険金詐欺で逮捕

   12月 林 眞須美 、カレー事件で再逮捕

1999年 5月 一審初公判で、カレー事件を否認

2000年10月 林 健治 保険金詐欺で懲役6年

2002年 3月  林 眞須美 被告人質問で黙秘

2002年12月 和歌山地裁、林 眞須美に死刑判決

2005年 6月  大阪高裁、控訴棄却

2009年 4月  最高裁、上告棄却(5月眞須美 死刑確定)

    7月  弁護団、再審請求書提出

2010年10月 再診請求補充書提出

2011年 5月  再審請求補充書②提出

2013年 2月  再審請求補充書③提出

2014年 3月  河合教授による鑑定書を提出

    6月  和歌山地裁、毛髪再鑑定などを退ける決

2021年 6月  和歌山地裁に再審請求

       同日に林 眞須美の長女が4歳の娘と関西国際空港連絡橋で

       飛び降り自殺。

      その後、前夫との娘16歳が虐待死で死亡していたことがわかりました。

   林 眞須美の長女と4歳の娘は16歳の娘の死亡 約2時間後に飛び降りたと判明した。

2022年 2月 林 眞須美の長女の再婚相手が虐待で逮捕

2023年 7月 毎年25日近辺になると死刑判決が出ているにもかかわらず、拘置所にいる林 眞須美のニュースが放送される。

未だ、死刑執行はされていない。

和歌山カレー事件とは

和歌山県園部地区は60世帯約200人が暮らしていました。

(小さな町だと思いました。)

1998年7月25日、園部地区で行われた夏祭りで

カレーを食べた人が4人死亡、63人が緊急搬送された事件です。

亡くなった4人の方は

園部第十四自治会の会長64歳 青酸化合物が検出

園部第十四自治会の副会長54歳

小学生10歳

高校生16歳

最初は食中毒という発表でした。

翌日7月26日、吐しゃ物から青酸化合物(青酸カリ)が検出されたと発表されました。

自治会長のご遺体からも検出されましたが、他の3人からは検出されませんでした。

8月2日には死者4人からヒ素が若干検出されたと発表されました。

1998年10月4日午前6時、事件発生138日目に林 健治と林 眞須美が保険金詐欺で逮捕されました。

捜査員は50人以上を動員しました。

捜査4日目に台所からヒ素入りタッパーを発見します。

(4日目に台所からタッパー発見って遅くないですか。)

カレーに混入されたものと同じ成分とみられるヒ素を林 眞須美宅等から検出しました。

これにより、林 眞須美はカレー事件の犯人に確定されます。

その後、河合教授からこのヒ素は同一ではないと言われています。

林 眞須美 当時37歳

元看護師。

元保険外交員。

専業主婦。

長女:中学3年生

二女:中学2年生 秋子 当時の林 眞須美の体型に似ている。カレー鍋の当番をする眞須美のそばにいて、カレーの味見をしたと証言。

しかし供述調書にはその記述はなかった。

長男:小学校5年生 2019年Twitterでカレー事件について発信を始める。これまで多々の取材を受けてカレー事件について話しています。

三女:4歳

被告人質問で黙秘をしたことに対しては、

夫婦で逮捕されてしまったこと、

カレー事件には10年くらいかかるだろうと言われていたことで

先に夫を刑務所から出して、子どもの世話をしてもらおうと思ったということです。

自白をしない眞須美に対して、女性検事に「二女を逮捕してやる」と言われています。

自宅前のマスコミにホースで水をかける映像が有名ですが、

夫の健治がやれと言ったので、やったそうです。

健治が話していました。

当時のマスメディアの対応はひどいもので、そんな報道陣に対して頭を冷やしてやれという気持ちだったそうです。

200人くらいの報道陣がずっと自宅周辺にいたそうです。

それをTVで朝からずっと流していたのをみていたのを覚えています。

林 健治 眞須美の夫 

シロアリ駆除の仕事をしていたのでヒ素を所有していました。

最初は、

ヒ素をペロリとなめたら、何千万かの保険金が入ったことから味をしめ、詐欺を始めます。

眞須美は保険外交員で知識もありました。

健治は自分でヒ素を飲んだと供述しています。

それを眞須美をかばっているのではないかと言われますが、

もしヒ素を眞須美に飲まされていたとしたら、

殺されようとしていたら、

眞須美をかばうわけはないですよね?と発言しています。

至極もっともな発言だと思いました。

眞須美にヒ素盛られたら、とっくに死んでいるとも言っていました。

保険金詐欺

事件当時、林家には約8億円7千万あったらしいです。

(健治談)

共犯者の土井・泉は警察官官舎に軟禁され、

眞須美に脅されてヒ素を飲んだと言えと証言を強要。

眞須美は知人男性をヒ素中毒にして保険金詐欺をしたということになりました。

田中満という男性は保険金詐欺には関係しなかったらしく、最後まで眞須美に不利な証言はしなかったそうです。

ヒ素中毒だけではなく、

彼らは

わざと原付バイクで転んで、自分の身体を傷つけたりしていたそうです。

医師にも賄賂を渡し、グルになって保険会社に出す書類を作っていたそうです。

林夫妻は健治の身体を使って保険金をだまし取ることに

本当に具合が悪くなっているのだから、

問題ないやろ

という認識だったそうです。

約10年で6人、20回以上詐欺をしたそうです。

ただし、眞須美がヒ素を飲ませたということではなく

土井・泉は共犯者だったそうですが、

報道では眞須美の犠牲者になったままです。

林夫妻の長男

2019年Twitterでの発信後、

長男はメディア、ユーチューブ動画によく出てきます。

彼は当時小学5年生でした。

習い事も多数していて、将来は医者になれと言われていました。

自分の家が裕福であるのは感じていたようです。

ユーチューブ動画ではいろんな方とコラボしています。

かなりお話できる方です。

林夫妻が逮捕された後、当時中3の長女が母親代わりとして頑張ってくれたと話していました。

児童養護施設に行くにしても兄弟一緒の所がいいと言ってくれたり、多々のアドバイスをくれたこと等も話していました。

両親のことでとても大変だったと思いますが、それを淡々とお話してくれる姿に好感が持てます。

地域住民が語るカレー事件

当時高校生の娘が被害にあったという杉谷安生さん、カレー事件被害者の会副会長でもあります。

彼は今でも素顔をさらす園部地区の人間です。

毎年7月25日に被害にあった方々に花束を持っていきます。

被害者の娘は当時高校生でしたが、

結婚してその子どもがその年齢になったとお話されていました。

メディアもこの方が夏祭り現場に花束を手向ける映像が欲しいのでしょうね。

利用されてる感があります。

地域住民が語るカレー事件② カレー鍋の見張りを交代した人ら

カレーを作る主婦らのところに眞須美がやってきました。

その時、主婦らは眞須美の悪口を言っていたらしく、聞かれていたかもしれないと証言。

(これに激昂した眞須美がヒ素を混入したのではないかと言われました。)

眞須美は午前中、通院の為、カレー作りには参加していません。

12:05頃、カレー鍋の元にやってきます。

その時一緒にいた主婦らは、

眞須美は首にタオルを巻いていなかったと証言しています。

着用していたシャツで汗をふいていたということでした。

紙コップにも気がつきませんでした。

眞須美は1班の班長でした。

夏祭りに使う氷の件で住民に聞くため、一旦場を離れます。

12:15 主婦Aが1人でいるところに眞須美がやってきました。

主婦Aはご主人の昼食の準備の為、

眞須美にカレーの見張りを頼み、その場を去ります。

その後、二女秋子がやってきます。

カレーの味見をしたということです。

目撃者少年 当時16歳

園部地区のお好み焼き屋さんでバイトをしていました。

夏祭りでカレーを作り、その寸胴鍋が店の物だということで興味を持ち、

店が開店する前にカレーを作っている民家の駐車場を見に行きました。

飲み物を買って、駐車場を見ていたところ、

右手にピンク色の紙コップを持った林 眞須美を目撃しました。

紙コップは重なっていたそうです。

眞須美は白いTシャツで首にタオルを巻いていました。

後から子どもがついてきたとも証言しています。

この少年は証言台には立たなかったようです。

別件で微罪を犯してしまったことによるらしいです。

この少年は2019年2月眞須美から訴えられています。

祭りの片付けのゴミ袋には青い紙コップに亜ヒ酸が残っていました。

当時のことを知るバイト先の店長さんは亡くなり、

少年がその日どんなことを話していたかを知る人物はいなくなりました。

河合 潤教授 ヒ素鑑定不正とおっしゃる。著書有り。

同一の亜ヒ酸に見せる数値のトリック。

科警研は違うもので50%以下でも同一とした。

興味深いが理解するのは難しい。

三浦和義氏 眞須美を支援する会を立ち上げる

1981年 ロス疑惑、妻を殺害したと言われた三浦氏が眞須美を支援する会を立ち上げました。

彼も保険金詐欺はしたけれど、妻の殺害は否認。

みんな殺したんじゃないかと思っていたけれど、無罪を勝ち取っています。

このことはノンフィクションライターの片岡 健さんが語っています。

カレー事件について詳しい方です。

当時のマスコミ報道の杜撰さも訴えています。

ちょっと聞きかじったことに尾ひれをつけて、報道していくというやり方は

当時としてはよくあることでした。

カレー事件については特にひどかったとおっしゃっておられます。

カレー鍋は駐車場に2つあり、片方だけにヒ素が混入していました。

カレー鍋を覗いていたという目撃証言のあった方の鍋はヒ素が入っていない方でした。

マスコミは眞須美がヒ素を鍋に入れるのを目撃されていたと報道しました。

そもそも鍋を覗いたのは眞須美の二女でした。

マスコミ報道は間違っていても訂正はしませんでした。

田原総一朗氏も語る

異論あり。

動機が解明されていない。

自供もしていない。

警察は犯人を捕まえればいい、

事件を早く片付けたい、

という気持ちが見える。

冤罪が確定して無罪になった東住吉事件の当事者が裁判長 白井万久を語る

東住吉事件の後、カレー事件を担当した裁判長です。

強引な取り調べに不信感が募るとおっしゃっておられます。

考察① 犯人は誰か

眞須美はカレー鍋にヒ素を入れるだろうか。

ヒ素を使って保険金詐欺を働いているのに、そんなことをするだろうか。

地域祭りのカレーに毒物、それもヒ素を万が一自分らの子どもが食べるかもしれないのに入れることできるだろうか。

ヒ素を口にしたらどんなことになるか知っているのに、それはなかなかできないことではないだろうか。

園部地区の女性らが眞須美の悪口を言っていたとしても

それに激昂し、カレー鍋にヒ素を入れる危険をおかすだろうか。

とにかく林家には詐欺で得たお金はたくさんあった。

金持ち喧嘩せず。

近所のおばさんらの戯言など、気にもならないのではないか。

林夫妻はヒ素の危険性を充分知っていたと思う。

そのヒ素を台所に置いておくだろうか。

紙コップに入れて、持ち歩き、カレーに溶かすようなことをするのか。

後ろから4歳の娘がついてきていたという証言もあるのに。

ひろゆきが言っていることを検察は調べて欲しい

カレー事件の前に園部地区でヒ素中毒があったそうです。

その犯人は小学生でした。

カレー事件があった時、当然その小学生のことも警察は知っていたのに問題にもならず、ヒ素がその事件と同じだとかいうことも調べていないのかもしれません。

この方もひろゆきと同じことを言っている。

当時その地区には動物を殺害する小学生男子がいました。

その子が犯人だろうと。

こんなこと言っちゃって大丈夫なのか逆に心配になりました。

考察②

目撃証言が事実なのかわからない。

12:00頃、カレー完成。

12:05頃、眞須美は1人で数人の主婦がカレーの見張り番をしていたところに行く。

主婦らはその時、

タオルを首には巻いていないし紙コップの存在も否定。

一方で目撃少年は

タオルを首に巻いた眞須美が重なっている紙コップを持って民家駐車場に向かうのを見ていた。

眞須美が駐車場を出るのは見ていない。

つまりその前に目撃少年はその場を離れた。

眞須美、氷の件で駐車場を一旦去る。

次にカレー鍋の近くに来た時は

カレー鍋の見張り番の主婦はひとりで、彼女と交代する形で少しの間ひとりで見張り番をする。

少し後、二女が現れる。

12:30~13:00前 女子高生が家の窓から眞須美の様子を目撃する。

段ボールを外し、中を覗き込み、その後のけぞったと証言。

眞須美は主婦のひとりと見張り番を交代した後、誰もいない時にヒ素を取りに家に戻り、入れたということになっているらしいです。

まとめ

1998年7月25日以降の様々なユーチューブ動画や新聞記事・ブログ等を見たり読んだりしました。

そして、興味がわき、まとめてみました。

一昨日、

この方の報道を見つけました。

生田暉雄弁護士さんです。

この方は2020年9月23日に林 眞須美死刑囚と面会し、その場で弁護人を引き受けたそうです。

「第三者による犯行は明白で林 眞須美は無罪」とおっしゃっておられます。

感動してしまいました。

明日からこの方の勉強を始めたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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