伸ばしっぱなしの超ロングヘアは顔が見えなくなって良しだし、薄汚れた白いワンピースは雰囲気を上げてます。
姉妹なの?
こちらは約40分でアニメ仕立てで楽しく観ることができました。
あらすじ①
聡は久しぶりに訪れた団地(現在は廃墟)で昔のことを思い出していました。
小学3年生の聡は下校時、死体を引っ張る恐ろしい女を見てしまいます。
その女は聡を追いかけ、住んでいる団地まで追いかけてきます。
逃げ切ったと思ったら、
インターフォンを鳴らす音がしてびっくりしました。
隣に引っ越してきた親子が挨拶に来たのです。
母親は女の子を連れていて、挨拶がきちんと出来ない女の子を必要以上に責めていました。
夜中には殴る音や悲鳴が隣から聞こえてきます。
(母親からの虐待を受けています。)
次の日、妃 さとこが聡のクラスに転校生としてやってきます。
薄汚れた格好のさとこはイジメの標的になり、上履きをびしょびしょにされたりもし担任の知ることとなります。
が、担任の先生は見て見ぬふりをしますし、同僚の教師にその事を仕方がないと話します。
あらすじ②
学校に来なくなったさとこは、団地の裏で子猫を飼っていました。
そんなさとこと聡は急接近します。
ですが、
楽しい時間はすぐ終わりを迎えます。
聡の友人しんごとまもるはさとこが子猫を飼っているのを見つけ、
取り上げ、子猫をボールのように投げて、さとこに渡さないようにするのでした。
(動物虐待)
最後には子猫を担任の自動車に括り付けてしまいます。
子猫を助けるために、自動車に引きずられてしまうさとこ。
次の日、
担任は急死、しんごとまもるも学校に来なくなりました。
あらすじ③
聡は同窓会に参加します。
当時クラス委員だった女の子が聡が来たことに驚き、さとこも来ていることを教えてくれました。
さとこはさわむらさとこで、聡は妃 聡でした。
転校生は聡でイジメられていたのは聡でした。
そのことを思い出した聡はまた団地に戻り、壁に埋められた自分の姉を出しました。
病気を持っていた姉はイジメられていた聡を助けるため、
担任を殺し、
同級生のしんごとまもるも殺したのです。
急に転校して居なくなったのは、聡でした。
感想と考察
もしかしたら、悲しい物語でした。
姉は聡の分まで母親から家庭内暴力を受けて、衰弱して死んでしまったのかもしれません。
もしくは
聡の母親が殺しをする姉をヤバいと思って姉を殺し、壁に埋めて逃げたのかもしれません。
同窓会で妃 聡の名札をつけている聡の記憶が混濁してしまったのは、
なぜなのでしょうか。
誰かを護りたかった聡ですが、結局姉に護られていたことで姉を亡くしてしまったことを忘れたかったのかもしれません。
姉の病気は何だったのでしょう。
聡がいじめられているのがわかり、仕返しできるということで、
軽度知的障害者
言葉が話せないろうあ者
なのかもしれません。
団地のリアル感が昭和中期っぽいです。
その頃は、まだまだ人類みな平等は薄く、知的障害者を持つご家族の兄弟はイジメられていました。
公立小学校に通っていた同級生の女の子の妹は
知的障害者でした。
彼女は中学から私立に進みました。
彼女の家は不動産会社でお金持ちでしたので、彼女自身がイジメられてはいませんでしたが、
その妹のことでは、心無い言葉で暴言がありました。
みんなに優しい世界は難しいとは思いますが、ひとりひとりが意識して行動しなきゃいけないなと思いました。
お読みいただきありがとうございました。
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