銀座メゾンエルメス ル・ステュディオは小さな映画館です。
そちらで「さよなら、私のロンリー」を観てきました。
女の子が自分の親が毒親だったと気が付くまでを物語にしています。
今回初めて、予約なしで伺ってみました。
予約なしでも、キャンセルがあれば、観られることもあり、希望の場合は、上映5分前に来て下さいと書いてあったので、チャレンジしてみました。駄目なら、ショッピングすればいいしね。
予約は満席でしたが、最初の回は人気がないということで、
すぐにエレベーターに乗ることが出来ました。ヤッタネ😀
あらすじと感想
主人公はオールド・ドリオをいう悲しいあだ名で呼ばれる年齢不詳の冴えない少女です。
詐欺で生計を立てる両親に言われるまま、
ドリオは意思のない人形のように、けちくさい詐欺に加担してきました。
彼らが暮らす「オープン・オフィス」は、定期的にピンク色の泡に覆われます。
その泡は、現実に全く適応できない一家の不条理な暮らしを象徴しています。
監督は彼らの奇妙な身振りと何度も繰り返される失敗を、
完璧な構図と動きの少ないカメラワークによって強調し、
冷めた笑いを引き出します。
飛行機の座席が隣り合った縁で詐欺仲間になるメラニーと接することで、
オールド・ドリオは目が覚めていくのでした。
両親とドリオ3人の詐欺の取り分はいつも三分の一に分けていたというのも面白かったです。
そこは平等なんです。
飛行機に預けた荷物を紛失した保険金をオールド・ドリオが全部持ち逃げしたため、
それを取り返そうとする行動は両親が1番頭を使ったことではないでしょうか。
オールド・ドリオを可愛がっていたことの証明に0歳からの誕生日プレゼントをまとめて送ってくれました。
そして、心が両親に傾きました。
それで、心を許し、両親と食事をするのです。
でも翌日、隠しておいた保険金とメラニーのアパートの何もかもが盗まれていて、すっからかんになっています。
残っていたのは、両親からもらったバースデープレゼントだけです。
オールド・ドリオはそれを返品しにいきました。
すると、返品合計金額は見事保険金の三分の一でした。
痛快なオチでした。
メラニーの母親がちょい過干渉なのも面白かったです。
お読みいただきありがとうございました。
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