激突 Duel/1971年スティーブン・スピルバーグ監督作品 運転中に追い抜いたトレーラーから執拗に追われる映画。

アメリカのハイウエイ 映画鑑賞

荒野のハイウエイでのろのろ運転のトレーラーを追い抜いたら

その直後からトレーラーから追われることになってしまった物語。

追われる恐怖がじわじわくる。

予告編はこちら↓

YouTube動画に本篇がありました.

(私は午後のロードショーの録画で観ました。)

ぜひ観てください。

スティーブン・スピルバーグ監督は刑事コロンボの監督をしていて、

次作はこの「激突/Duel」で、

その次はあの有名な「ジョーズ」です。

英語わからなくても、ぜんぜん平気。

追いかけまわされる恐怖をどうぞ味わいください。

あらすじと感想

会社員(デニス)が自動車(プリムス・ヴァリアント)でカリフォルニアへ向かっています。

荒野のハイウエイでのろのろ運転する大型トレーラー型タンクローリーを追い越します。

(だいたい乗用車の方が早いものです。)

追い越した後、

トレーラーから追い越され、

デニスは再度トレーラーを追い越しました。

そしてガソリンスタンドに入るとトレーラーも遅れて入ってきました。

ガソリンスタンドの人がデニスのガスを入れたりお会計したりしている時に

トレーラーは2度遅いとばかりにクラクションを鳴らしました。

(スタンドの人がデニスの相手をしていて、自分のところに来ないのを怒った?)

デニスは先に出発しました。

しかし、

トレーラーはデニスを追い越しました。

山を登るルートでトレーラーはデニスに道を譲りません。

車体を左右に揺らし、前に行かせないようにしています。

(トレーラーは大きいから前方が見えなくて、乗用車はイライラしますよね。)

と、

トレーラーの窓から手が出て、

行っていいよ

という合図が送られたので、追い抜こうとしたら、

反対車線から車が来ていて

あわや衝突でした。

だいぶイライラしたところで追い越し車線のある道路があり、

デニスはトレーラーを追い越しました。

それからもトレーラーは一定の距離を保ち、

デニスから離れません。

あらすじと感想②

トレーラーはクラクションを鳴らし、

デニスを威嚇してきました。

デニスは時速80マイル(時速128㎞)以上出しています。

ついには

衝突してバンパーをあててきます。

デニスは命からがらドライブインに停車しました。

ドライブインで休んで、ふと外を見ると、

あのトレーラーが止まっています。

デニスは視線を合わせないようにドライブインの客から

トレーラーの運転手を探します。

(その姿がかなり滑稽です。)

挙句、違った人に声をかけてしまい、殴られてしまいました。

ふと気づくとトレーラーは先に出発しました。

男は追いかけますが、追いつくわけもなしでした。

ドライブインを出発したデニスは

途中、スクールバスの運転手から呼ばれ、

スクールバスを押すことになりました。

バスを後ろから押していたら、乗用車は車体が低いものだから、バスのバンパーにすっぽり入ってしまいました。

なんとか外そうと車をバックさせますが、外れません。

デニスは車から降りると

トンネルの入り口にトレーラーが止まっているのに気がつきました。

デニスは慌てて、車のボンネットでジャンプし、バンパーを外しました。

トレーラーはスクールバスを押しながら、去っていったと思いました。

デニスが踏切でストップしていると、

トレーラーが押してきました。

貨物列車は長く、なかなか行き過ぎません。

あわや、列車の側面に衝突と思ったところで、

列車の最後尾が終わりました。

デニスは路肩部分に突っ込んで停車しました。

あらすじと感想③

デニスはだいぶ疲れてきました。

前方に走るトレーラーが見えました。

デニスがガソリンスタンドに入ると少し前でトレーラーも停車しました。

そして、デニスが電話ボックスに入って、

電話(警察にトレーラーのことをチクる)をすると、

トレーラーがUターンして

電話ボックスに衝突してきました。

旋回して、何度もガソリンスタンドを破壊していきます。

デニスは車に飛び乗り、逃げ、道を逸れたところに隠れました。

追いかけてきたトレーラーは

それがわからず、道を進んでいきました。

デニスは心身ともに疲れ切ってしまいました。

元の道を進んで行くと、

前方にトレーラーが見えました。

怖くてなかなか進めませんでしたが、

意を決して進むとトレーラーはすごい勢いでそれを阻止します。

(トレーラーが生きているみたいです。)

デニスは徒歩でトレーラーに向かいますが、

(多分中の人間に文句を言おうとした?)

トレーラーは少し先に逃げ、停車します。

老夫婦が乗った乗用車が通り、デニスは2人にトレーラーのことを訴えました。

トレーラーはバックしてきて、老夫婦の車を蹴散らせました。

(老夫婦は驚いて、バックしたまま逃げていきました。)

トレーラーはデニスの車を破壊するでもなく、

また少し離れた場所に停車させました。

あらすじと感想④

デニスがトレーラーに近づくと、

トレーラーの運転者はまた「お先にどうぞ」と手を振ります。

デニスはアクセル全開、トレーラーから逃げました。

1台の車をやり過ごし、

デニスとトレーラーはカーチェイスをし続けます。

上り道になり、差が開き、バックミラーにトレーラーが映らなくなりました。

しかし、

デニスの車は故障してしまい、スピードが出なくなってしまいました。

車は白い煙を出し、止まりそうです。

デニスはギアをニュートラルにし、

エンジンを使わず、下っています。

デニスの車からホイールが外れました。

どうやらエンジンがかからなくなったみたいです。

デニスは下った先でぶつかって停車しました。

慌ててエンジンをかけるとなんとかかかり、また上り道でトレーラーから距離をとることに成功しました。

先を見ると、柵がない部分があります。

そこから、デニスは崖下にトレーラーを落としました。

自分は寸でのところで、車から脱出できました。

崖上から下を覗くと、

落ちたトレーラーと乗用車が見えました。

デニスは安堵し、震えました。

おしまい。

まとめ

最後はあっけなかったです。

デニスにやっつけられてしまいました。

トレーラーは何者だったのかわかりませんでした。

ただ

数回トレーラーのナンバープレートが映し出されるシーンがありました。

なので、ああやって、追いかけ回した車のナンバープレートを収集していたのかもしれません。

トレーラーの運転手はデニスを車ごと殺せるチャンスはあったのに

わざとしなかったのは、

追いかけ回すのに快感を覚える人だったのかもしれません。

昔の映画なのに、何度観ても面白いと感じます。

お読みいただきありがとうございました。

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