うなぎの効用もしかり。
人間再生できるくらい、すごい!
滋養強壮どころじゃない。
あらすじ①
300年前、
妹に自分の子どもを産ませようとした男爵がいました。
男爵は純血にこだわっていたのです。
(ですが、人道的な理由でそれは許されません。)
妹は妊娠しましたが、
村人に阻止され、
お腹を割かれ、
お腹の子どもは下水に流されてしまいます。
男爵は
それを拾って、うなぎの力を借り、人間の形にしていきました。
っていうのが大筋だと思います。
病院を経営するヴォルマー所長がその男爵です。
ヴォルマー所長は300年前からうなぎの研究をしていて、不老不死の身体を得たのだと思います。
あらすじ②
ヴォルマー所長=男爵は元々うなぎの研究をしていたのでした。
なので、300年も生き長らえたと思われます。
そして、下水に流された赤ちゃんをどうやって生かしたのかはわかりませんが、
うなぎの力で
やっとハンナは誕生したのだと思います。
10歳まで話すことが出来なかったと所長が言うことから、割と最近ああいう形になったのかもしれません。
男爵の研究所には胎児みたいなのもホルマリン漬け(のように見える)になっていたので、
赤ちゃんから何体も人間にしていったのかもしれません。
ロックハートから刺激を受けたせいか、そもそもそういう年齢に達したのか
ハンナは初潮を迎えます。
推定12歳から15歳くらい。
男爵はそれを知るなり、すぐにセックスをし子どもを作ろうとします。
昔の絵画から察するに男爵と妹とは一回りは軽く離れていたと思います。
(映画内で確認してください。)
今度は自分の子どもとセックスをしようとし、子どもを作ろうとします。
純血にこだわるというより、ただのロリコンなのかもしれません。
あらすじ③
男爵は無理矢理、ハンナとセックスをしようとしますが、
ロックハートに阻止され、今度こそ焼け死んでしまいます。
男爵は人間の皮のお面をかぶっていましたが、
そもそも歯を再生するくらいのうなぎ効果なのに
顔面の皮膚は再生出来なくて残念です。
逃走中、ロックハートは会社のお偉い人の車にぶつかりますが、
そのまま逃げてしまいます。
謎のうなぎの水がない所に逃げてこれからのロックハートとハンナには未来がないような気がします。
うなぎは何をしたのか。
① ロックハートが飲んだ水のコップのヘリにうなぎの稚魚みたいなのがついていました。
ということは、うなぎを飲んでいること?
② 酸素マスクをしながら、水の中に入れられる治療がありました。
まるで母親の胎内にいるように見えます。
ロックハートは子どもの頃、父親が自殺した場面を思い出しました。
そして、大きなうなぎが水の中をうろついているのに気が付き、半狂乱します。
後で調べたところ、うなぎはいませんでした。
半狂乱した時に酸素マスクがはずれてしまい、脱出も不可能だったため、意識を失ってしまいます。
もしかしたら、うなぎはどこからか水の中を伝わってきて、そのタンクに入ってきたのかもしれません。
妄想だとしたら、何故にうなぎがたくさんいることを思うのでしょうか。
★ ロックハートが水治療している間、男の看護師らしき人が監視していました。
そこへ、女の看護師が現れます。
女は上半身を脱ぎ、怪しく微笑みます。
男は自慰を始めました。
女のおっぱいが老女のようでした。
完全にびろ~んと伸びてしまっていました。
このことから、勤務している人は元々老人だったのでは?と思いました。
③ ミイラ化した老人のご遺体を地下の水脈に入れる(捨てる)とうなぎが寄ってきて、食べてしまいます。
うなぎの水は慢性脱水症状を起こすらしいので、そのためミイラ化してしまうのかと考えましたが、
確証は得られませんでした。
④ ハンナがプールみたいなところに入っていき、途中で初潮を迎え、血が出てきました。
うなぎがうようよと排水管から出てきて、ハンナにまとわりつきますが、食べられず、無事でした。
ハンナは特別だからうなぎの餌にはならない?
それとも生きているから、人間の方が強いのか?
⑤ ロックハートの歯が自然に抜けてしまいます。
手で引っ張っただけで抜けるのは気持ちが悪かったです。
その後、詮索をするロックハートを懲らしめる為、
麻酔をせずに前歯に穴を開けます。
⑥ ロックハートは首だけ出す形の蒸し風呂みたいなケースに固定されてしまいます。
そして口を大きく開いた状態で管を差し込まれ、
体長10㎝位のうなぎをにごった水ごと入れられてしまいます。
その後、逃げようとする気持ちが無くなり、従順になりました。
歯が元通りになっています。
うなぎの効果でしょうか。
自分は病人だと言い始めます。
その蒸し風呂ケースの下には何かエキスが出ていて、ためていました。
このエキスを取られた人間がミイラ化するのかと考えましたが、それは違うみたいです。
⑦ 地下にうなぎの研究室がありました。
そこにはうなぎだけでなく
胎児のびん詰や
人面の皮のおめん
がありました。
考察①
老人達はみんな不老不死ではなく、ミイラ化してうなぎの餌になってしまう人もいるみたいに思います。
男爵は300年も生きていることから、
ほぼ不老不死にはなれる研究は出来ているけれど
お金の切れ目が縁の切れ目みたいになっているのではないかと推測しました。
首だけ出す蒸し風呂みたいなケースに入れられている時、
その下にエキスが溜まっていました。
従業員らもそのエキスを飲んでいたことから、
うなぎの水は歯が抜けるとか悪い面もあるけれど、いい面もあるのだと思います。
慢性脱水症状と言っていました。
考察②
従業員は所長に従順であることから、元は老人で若返った人達なのでは?
と考えます。
従業員には謎のエキスが与えられていました。
あれが、若返りのエキスと考えれば、納得できます。
うなぎを身体の中に取り入れると歯が生えてきたり従順になるのは、
まったくもってわかりません。
歯が生えるのであれば、男爵の顔も元に戻るはずです。
考察③
地下に水の中に浮かぶたくさんの人間がいました。
ひとりひとり個室です。
ロックハートもその中に入りました。
あれはどのような効果があるのかわかりませんでした。
酸素がなければ、生きられないのですから
あそこの人間達は体内にうなぎを取り込んだ後の人達かもしれません。
うなぎの効用
ウナギにとくに多いビタミンAは、粘膜を強化、視覚を正常に保つ働きがあり、胃腸病や風邪を予防します。
ウナギ一串で2日分のビタミンAの必要量を得られるほど豊富に含まれています。
そして、うな丼と一緒に食べる肝吸いも栄養たっぷりで、たった30gの肝で、ウナギ一串分のビタミンAがとれます。
ビタミンB1は疲労回復、ビタミンB2は細胞の再生と成長に関係し、ビタミンDはカルシウムの吸収を約20倍にも増やして骨粗鬆症を防ぎます。
ビタミンB1は、糖分をエネルギーとして燃やすために必要な栄養素です。
気温が上がってくると、このビタミンB1が不足がちになり、必要なエネルギーが作れなくなります。
脳や体のエネルギー不足と、糖分の分解が進まずにたまる乳酸などの疲労物質が、夏バテ状態を引き起こします。
ビタミンB1が豊富なウナギは、夏バテ解消に有効な食材です。
ほかにも、ビタミンEには老化防止と高い抗酸化作用があり、カルシウム、鉄はそれぞれ骨や歯、血液という体の根本に関与します。
EPAやDHAはコレステロールを抑えて血流を良くするなど、その健康効果は申し分がありません。
さらに近年では、皮の周囲に含まれるコラーゲンへの注目度が高まっています。
タンパク質の一種であるコラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ役割を果たしており、肌の張りはもちろん、血管を柔軟にし、ガンの予防にも効果があると考えられています。
ウナギは豊富な栄養をバランスよくとれる優れた食材です。
まとめ
この映画のことが頭から離れず、ずっと考えてしまいました。
Amazonプライムの口コミに、長々と考察している人の気がしれないと書いてありました。
はまる人にははまる映画なのです。
自分の老いも関係があると思います。
具合の悪いところがない人には到底わからないのでしょう。
ロックハートが老人らにみんなは病気じゃない!と叫ぶのですが、
老人達は「私は病人だ!」と言いだすシーンがあります。
75歳から老人だとすると、
今よりは絶対に頭や身体は動かなくなる将来です。
元気で長生きしたいけど、
そうなる努力はしているけど、
未来は読めないから心配です。
お読みいただきありがとうございました。
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