伝えてくれる人がいないと何も知らないままです。
こんな風に人生を全うした方になんと言っていいのかと思います。
あらすじと感想
世界中の戦地を取材した実在の女性記者メリー・コルビンの物語です。
事実に基ずく物語です。
2001年スリランカ内線を取材中に銃撃戦に巻き込まれて左目を失明してしまいます。
戦争のPTSDに苦しみながら、
記者として真実を報道したいという思いが
彼女を戦場に向かわせます。
その一方、結婚し出産したいとの思いも持っています。
いつも思うのが、
これだけ戦争の悲劇を映画やニュースで見ているにもかかわらず、
私はどこか違う世界のことだと感じてしまいます。
現実味がないのです。
内戦で危ない地域に行っていた日本人が捕まってしまったニュースがありました。
いろいろな理由でそこに行っているのですが
どうして危ないところに行ってしまうのだろうと思いました。
私のような人間は後世に残る何かはできず、平凡に人生を終えます。
メリー・コルビンや仲間達は世界にいろんなことを考えさせる情報をくれました。
メリー・コルビンは平凡に生きる自分を想像できたのにしなかったのは
彼女が選ばれた人間だったのだと思いました。
人間の人生は短いから、遅かれ早かれ終わりは来るのでした。
メリー・コルビンを演じた俳優さんが実物のメリー・コルビンさんにそっくりで驚きました。
お読みいただきありがとうございました。
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