きみはいい子 高良健吾・尾野真千子・池脇千鶴・富田靖子

黒板 映画鑑賞

原作は中脇初枝さんで短編集の中の

「サンタさんの来ない家」

「べっぴんさん」

「こんにちはさようなら」

を盛り込んだ映画になっています。

3つの物語の登場人物は重なってはいないのだけれど、

同時進行で同じ町の中にいます。

呉 美保監督作品です。

スッキリしない最後だけれど、問題提起は出来た作品です。

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あらすじと感想

小学校で教師をしている岡野(高良健吾)は4年2組の担任です。

おもらしをしてしまう生徒を発端に

モンスターペアレント

生徒同士のいじめ

貧困家庭

家庭でのネグレクト・虐待

と問題はたくさんあります。

姉の子どもにポンポンと慰めてもらい、心が穏やかになっていきます。

雅美(尾野真千子)は幼い頃、虐待されていました。

自分の子どもを躾けるのも暴力をふるってしまい、それを後悔しているのにやめることができません。

親に虐待を受けて育つと自分の子どもにもまた虐待してしまう「虐待の連鎖」です。

ママ友(池脇千鶴)に私も虐待されていたんだとおでこに煙草を押し付けられた根性焼きを見せられ、

彼女の前で泣くことができ、心が解放されていく様子がわかりました。

ひとり暮らしの老人あきこはスーパーでプチトマトを万引きしてしまいます。

どうやら少し認知機能に衰えがあるようです。

外の掃除をしているといつも明るく「こんにちはさようなら」と言ってくれる小学生に会うのを楽しみにしています。

ある日小学生が鍵を無くし、家に入れないというのでそれまで自分の家で預かることにしました。

迎えにきた母親はスーパーで万引きをしたのを見つけた店員さん(富田靖子)でした。

富田は何度も何度もご迷惑をかけて申し訳ございませんと誤りますが

あきこは「この子はいい子だから、誤る必要はない。」と言います。

障害を持つ子どものため、方々で頭を下げていただろう富田は泣いてしまいます。

富田にとって、あきこに褒められたことで心が解放され

あきこはいつもいつも挨拶してくれる子どもに孤独な心が満たされていったことを話します。

高良は同じ小学校で障害を持つ子どものクラスひまわり組を覗いています。

担任(高橋和也)は尾野真千子のママ友(池脇)の旦那さんだと思います。

小学校の先生だと言っていましたから。

今日は参観日らしいです。

富田や老人あきこも参観しています。

みんなとても楽しそうです。

高良は母親の同居人に虐待を受けている生徒の家に走って行きます。

今度は生徒を助けられそうな感じで終わっています。

政治家に観てもらいたい映画です。

学校や児童相談所で出来ることは限られていて、今までもたくさんの命が失われています。

虐待の跡が身体にあると想像ができても

親の許可がなければ服を脱がして確認することもできないとは知りませんでした。

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