和歌山カレー事件③「もう逃げない。」林眞須美死刑囚長男の本を読んで

カレーライス 生活・暮らし・家族

林眞須美死刑囚長男は息を潜めてひっそり暮らすことを捨てて、

この事件に向き合う人生を選びました。

その生き方は私には想像できないくらい大変だと思います。

本日、彼の発信にも興味を持ち、Twitter、現在「X」もフォローさせていただきました。

2019年5月3日のこのツイートは大勢の方に

和歌山カレー事件に興味を持ってもらう、忘れないでもらう

ということは果たしました。

最初に↓の動画を観ましたが、内容的には「もう逃げない。」とほぼ一緒でした。

感想

ぼくは、「林眞須美の息子」であることから、

「もう逃げない。」と決めたのだ

第5章にそう書いています。

1987年生まれの林眞須美死刑囚長男さんは2023年で37歳になります。

2019年5月のTwitterでの発信から

YouTube動画でもいろんな方とコラボして、

和歌山カレー事件について語っていらっしゃいます。

驚くべきことに、

検察、警察は身内の証言は全て却下でした。

そういうものなのでしょうか。

林眞須美が当日着用していた黒いTシャツと黒いズボンのことも

警察は状況証拠として取り扱っていません。

近所の方も林眞須美は黒っぽい洋服を着ていたと言っているのに、採用されていません。

女子高生が家の窓から見た林眞須美は白いTシャツに白いタオルを首から下げていたそうです。

紙コップを持って、ガレージに向かって歩いていくところを見た少年も白いTシャツと首にタオルを巻いていたと証言しています。

当日白いTシャツを着ていたのは

林眞須美によく似ている二女であったのに。

感想② 4人兄弟

林眞須美と林健治夫婦はまず保険金詐欺で同日に逮捕されました。

残された4人の子どもらは

中学3年生の長女・中学2年生の二女・小学5年生の長男・4歳の三女でした。

保険金詐欺で裕福な暮らしをしていた4人は

警官に少しの着替えを持つように言われ、家を後にします。

有名過ぎたこの事件の子どもらは当日からリンチにあったり、

相当な苦労をしてきたと思われます。

犯罪者の子どもだから仕方ないと多くの人が考えるでしょう。

しかし、冤罪だとしたら、

誰がつぐなってくれるのでしょう。

感想③ カーストの最底辺

長男は施設や学園でイジメにあっていました。

驚いたのは女性職員に

性犯罪を受けていたことです。

中学生から被害を受けていたのに、

何年も言いだすことができませんでした。

いろいろな事情で施設にいる子どもらの中でも

死刑囚の子どもは最底辺に位置し、

訴えても何ら変わらないだろうと思ったということです。

高校生になり、

学園から出ていた長女に話すことで、

長女が学園に話してくれたそうです。

しかし、うまくはいきませんでした。

やっと訴えが認められたのは

長女が話したことで他にも被害を受けていた子どもらが

動き始めたのです。

このことは他の方とのコラボYouTube動画でも話されていました。

男子児童でも性被害を受けることに衝撃を受けました。

まとめ

林眞須美死刑囚長男のTwitterを読んでいたところ、

逮捕2日前に

林眞須美さんは

松本サリン事件冤罪被害者・河野義行さんに相談をしていたそうです。

松本サリン事件冤罪被害者・河野義行さん、自身の冤罪経験と林眞須美死刑囚について語る|片岡健
1994年6月に起きた松本サリン事件の冤罪被害者で、日本一有名な「報道被害者」でもある河野義行さんが今から12年余り前の2008年3月20日、和歌山市民会館で林眞須美死刑囚(当時は最高裁に上告中で、身分は被告人でした)の支援者らが開いた集会にゲストとして招かれ、講演しました。その時の講演内容をまとめた原稿が見つかったの...

この方は奥様をサリンで亡くされていますが、

犯人扱いされていました。

地下鉄サリン事件がなかったら、まだ刑務所にいたかもしれません。

何もやっていなくても、警察は犯人に仕立てあげられるのだという恐怖を感じます。

お読みいただきありがとうございました。

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