和歌山カレー事件⑪ 映画”マミー”考察/風化していないこの事件の真相を知りたい

映画鑑賞

和歌山毒物カレー事件は林眞須美さんが死刑囚となることで、一旦終息されてしまっています。

しかし、この事件には疑問がたくさんあるのです。

今回、

和歌山毒物カレー事件を題材にした映画”マミー”を渋谷、シアターイメージフォーラムにて鑑賞してきました。

炎天下、多くの人が映画館前に並んでいました。

この事件は風化していません。

隣の方はメモを取りながらの鑑賞でした。

私はネットや発行されているものを出来る限り、

読み、調べてきました。

映画に新しい事実は少なかったです。

ですが、確認の意味で二村真弘監督のマミーを鑑賞出来て、本当に良かったです。

二村真弘監督が伝えたかったこと

「目撃証言」「科学鑑定」の反証

「保険金詐欺事件との関係」

目撃証言 女子高校生の証言

向かいの家に住む女子高校生が

自宅1階から

林眞須美死刑囚が首にタオルを巻いていたこと、

カレー鍋の蓋を開けたこと、

その時湯気が出ていたこと、

そして、林眞須美死刑囚がのけぞったこと、

髪の毛が鍋のカレーに付きそうだったことを証言しました。

この証言は後に自宅2階の自室ベッドに寝転がって、目撃したと内容が変わっています。

これは当時の資料を読んだだけで、信憑性のない証言だとわかります。

1階からカレー鍋が置かれたガレージを見ることはほぼできません。

この家には1階の窓の前に木がたくさんあって、ガレージまで見通しが悪いのです。

2階からもガレージ全体を見ることができません。

見ることができたのは、毒の入っていないカレー鍋でした。

そして湯気が見えるかどうかの検証を行っていますが、見えません。

髪の毛がカレーに付きそうという証言は

女子高校生が見たのは林眞須美死刑囚ではなく、

林眞須美の二女であるという疑いが大です。

林眞須美さんのヘアスタイルは肩にかからない程度の長さでしたので、

顔を傾けても、髪の毛はカレーに付きそうということにはならないと思います。

当時、二女は林眞須美さんと体格が似ていて、週刊誌フォーカスの記者が誤って二女の画像を林眞須美さんとして掲載してしまうほどでした。

林眞須美さんは当時の女性検察官から自白を強要されました。

林眞須美さんは一貫してやっていないと言っています。

なので、二女を起訴してやろうか

と脅されたということもあったらしいです。

科学鑑定 河合 潤教授はヒ素鑑定不正と断言

理化学研究所の大型放射光施設(Spring-8)で

林家のヒ素とカレー鍋に入っていたヒ素が同一という鑑定がでました。

その前に私が以前調べて、出てきた事実ですが、

林家台所キッチンの流し台下にあったタッパーは

捜査4日目に発見されました。

胡散臭い感じがしませんか。

どこからか持ってきたような、しかもそのタッパーにはヒ素が限りなく少ししかついていませんでした。

50人以上の捜査員が捜査する中、あればすぐに見つかるような場所のヒ素入りタッパーが4日目に発見されるなんて。

映画で東京理科大学の中井 泉教授がおっしゃっていることは難しくてわかりませんでした。

わかりにくくしているのかも?

でも京都大学、河合教授はヒ素鑑定は不正とはっきりとおっしゃっています。

当時、シロアリ駆除のため、民家にもヒ素を持っている人が大勢いたのに、

警察はその家らのヒ素は全く調べようともしませんでした。

保険金詐欺事件との関係

夫の林健治さんと林眞須美さんがヒ素を使った保険金詐欺をやらなければ、逮捕はされていないかもしれません。

林健治さんが離婚しないのは自分の責任を感じているのだろうとも思います。

林健治さんはアホです

林家にはマスコミ関係者が取材に来ていました。

保険金詐欺で有り余るお金があった林家は記者にご馳走したりしていました。

そして朝日新聞の若い記者にペラペラとヒ素を使った保険金詐欺を話してしまうのです。

↓の動画と同じような調子で話したのだろうと推測されます。

犯罪を自慢してしまったのです。

その記者の取材はスクープとなりました。

(スクープ記事を書いた記者は映画の最後の方にも出てくる方だと思います。)

林健治さんは保険金詐欺で懲役刑を終えたので、

罪は償ったという考えもあります。

殺人はしていません。

自らがヒ素を摂取して、死亡保険金と同じ高度障害でお金を得ているのです。

自らの身体を利用して、金があるところから少々いただいてもバチは当たらんみたいな気持ちなのでしょう。

貧乏な仲間にも同じ方法でお金を稼がせていました。

(という認識なのに、その仲間らは警察に軟禁され、ヒ素を飲まされて殺されそうになったと証言しろと言われました。)

仕事しなくて楽に稼げるという気持ちです。

どのような内訳でお金の分配をしていたかは知りません。

保険の掛け金は林家が払い、受取人も林家になっていました。

彼らは自分に多額の保険をかけて、自ら怪我をしたり、ヒ素を飲んだりしていたらしいです。

保険の外交員をやっていた林眞須美さんはその手続きに長けていました。

ただ、この詐欺とカレーに何かを入れた事件は別物だと思います。

まとめ

生田暉雄弁護人はお亡くなりになり、もうこのままこの事件は終わってしまうのかと

とても心配でした。

しかし、違う弁護人がいらして、活動を続けていらっしゃることに安堵しました。

大阪拘置所の林眞須美さんも今度こそと思っておられると思います。

この事件に多くの方が興味を持って、再審請求が通るといいと思います。

この事件に関して、私が1番問題視するべきことは、

夏祭り当日、カレーを食べた人の中に青酸化合物が検出されています。

林家から青酸化合物は出ていません。

この事実はなかったことのようにされています。

お読みいただきありがとうございました。

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