あらすじと感想
クロエ・シャーマン:瀕死の状態で生まれてきて、
多くの病気を抱えて生きている女の子、車いすを使用しています。
今では1人でなんでもこなし、
ワシントン大学からの合格発表を心待ちにしています。
(つまり頭がいい)
家を出て、一人暮らしの計画があります。
実際にこの女優さんは車いすを使用しているそうです。
ダイアン・シャーマン:クロエのママ、クロエに人生を捧げているように見えます。
裸の背中に傷、結構大きいがあります。それは後からダイアン自身は親から虐待を受けていたことを暗示していると知りました。
クロエとダイアンは助け合って暮らしてきました。
ダイアンは糖尿病があるクロエの食事に気を使い、育ててきました。
お年頃のクロエに時々はチョコレートを許し、節制させるだけではなくとても良い人柄に見えました。
ある日、甘いもの欲しさでママが持ってきた買い物袋を覗き、チョコレートを取り出します。
そこで、ママの名義で謎の錠剤を見つけてしまい、それを自分に飲ませたことからママへの不信感が芽生えます。
ママはクロエの担当の先生から
薬剤が変更になったと言われたと言うのですが、それを確かめるために
クロエは奮闘し、ついにはそれは動物に飲ませる筋弛緩薬だと突き止めるのです。
クロエは家から脱出を試みるのですが、失敗をし、部屋に閉じ込められてしまいます。
その部屋には真実が隠されていました。
本当のクロエは出産後まもなく死亡していたということ、
出産後赤ちゃんを誘拐された夫婦の新聞記事があったこと。
そして大学からの合格通知。
ダイアンは自己満足のため、
赤ちゃんだった女の子を誘拐し、自分が出産した時、医師に言われていた
「この子はいくつもの病気を抱えて生きていかねばならない」ことを実践させていただけなのです。
わざと病気にさせたのだと思います。
本当にそんなことは可能なのかわかりませんが、
足が不自由で車椅子を使用していますが、足の指は動いていました。
実際はそれは出来ないことなのかもしれません。
賢いクロエはすべてを悟り、
有機リン酸塩を飲み込み、偽りの自殺を計ります。
ママは救急車を呼び、クロエは一命をとりとめ、ママは逮捕されました。
ダイアンは代理ミュンヒハウゼン症候群の疑いもあります。
代理ミュンヒハウゼン症候群は、自分の体を傷つけて病気をつくり病院を渡り歩く精神疾患「ミュンヒハウゼン症候群」が元になっており、子供を自身の代理として行っていることからこう名付けられた。
クロエのお世話をする自分に酔っていたのかもしれませんね。
クロエがママに面会するシーンがあります。
何故面会するのか不思議でしたが、クロエの恨みを考えたら面白い終わり方でした。
足の不自由な女の子が諦めずにいろいろやろうとするのをずっと応援し続ける映画です。
クロエは元の両親のところに戻って、大学にも通って、幸せになって欲しいです。
お読みいただきありがとうございました。
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