狼男に噛まれた末に助かってしまうと狼男になってしまう。
これはゾンビ化現象するあの映画のハシリではないか?
あらすじ①
1891年英国ブラックムーア、タルボット城。
売れっ子俳優のローレンスは弟ベンの婚約者グエンから手紙をもらう。
ベンは消息不明になっていた。
ローレンスが到着すると、ベンは損傷の激しい死体となって発見された後だった。
ベンの遺品の中から放浪民から受け取ったものがあり、真相究明のために訪れる。
すると何者かが、暴れまくって放浪民を殺し、
ローレンスも傷を負ってしまう。
満月の夜だった。
ローレンスとベンの母親は美しい女性だったが何者かに殺されてしまった。
ローレンスは精神を病み、入院していた過去を持っていた。
あらすじ②
ローレンスの傷は深いものだったが、
1週間ほどで完治してしまう。
看病はグエンがしてくれたことで好意を持つ。
ローレンスは薄々自分の身体の変化に気がつき、
グエンをロンドンに戻るよう促すのだった。
満月の夜、父親は使用人に閉じ込められ、
ローレンスは狼男に変身し、村人らを襲う。
ローレンスは昔の記憶を取り戻す。
母親を殺したのは狼男になった父親で、
それを言ったがために誰にも信用されず、精神病院で虐待を受けたのだ。
そして今回も自分が狼男になって襲ったことを話すが
誰にも信用されず、狼男の仕業とでたらめを言うということで拷問を受けていた。
そして大勢の人らの前で公開裁判を受ける。
満月の夜だった。
ローレンスは変身してしまい、大勢を襲っていくのであった。
あらすじ③
ローレンスが逃げたのはグエンの所だった。
グエンはなんとかして、ローレンスを助けようと、
放浪民の怪しい女を訪ね、やり方を聞く。
ローレンスはタルボット城の父親ジョンの元に行く。
ジョンは昔の話をする。
洞窟で不思議な少年にあい、その子に噛まれてしまった。
満月の夜、狼男に変身し愛する妻を殺してしまい、
それをローレンスに見られてしまった。
ジョンとローレンスは狼男になり、戦う。
ローレンスはジョンの首を切断し勝利する。
そこへ、警官とグエンが現れる。
グエンは逃げる。
あらすじ④
警官は傷を負いながらも戦うが逃げられてしまい、
ローレンスはグエンを追う。
グエンは何とか人間に戻って欲しいと訴えるが、
結局グエンはローレンスを銃で撃つ。
死ぬ間際にローレンスは人間に戻り、
表情に安堵を浮かべる。
傷を負った警官が何かを感じ、おしまい。
感想
グエンが愛のちからでローレンスを人間に戻すのかと思っていましたが、
普通に銃で撃たれ死んでしまいます。
銀の銃弾で心臓を撃たれているはずです。
ローレンスはグエンからの手紙でタルボット城に戻るべきではありませんでした。
弟ベンはグエンとタルボット城を去ろうとしていたため、
ジョンに殺されてしまいました。
なので、グエンは軟禁されてしまう恐れとかはあったかもしれません。
グエンが亡き妻にそっくりでした。
しかし、長い間
ジョンは自ら自粛していたので、大勢の人間が死ぬこともありませんでした。
(ジョンは使用人に命じ、満月の夜は閉じ込められていました。
愛する人を殺したことで反省はしていたのです。)
ローレンスにはひとつもいい事がありません。
母親を父親に殺され、それを周囲に訴えるもキチガイ扱いです。
せっかく俳優として成功していたのに
またも同じことで、拷問を受け、悲劇です。
グエンは婚約者の仇をうったと思います。
ジョン役のアンソニー・ホプキンスが良すぎました。
ローレンスも黒髪でいい男でした。
映画では狼男の呪いと放浪民が言っていましたが、詳細は不明です。
ここで、なんとなく狂犬病が思い浮かんできました。
狂犬病は精神異常も起こす病気です。
狼男の伝説
旧約聖書やギリシャ神話にもあるらしいです。
諸説ありました。
例えば、重罪を犯した人間にオオカミの紛争をさせていたことで、
その人らがまたまた犯罪をするのが語りつがれて、いろんな物語ができました。
赤ずきんちゃんに出てくるのもオオカミですし、西洋あるあるなのかもしれませんね。
まとめ
1891年設定なので、
全体的に暗めの映像です。
日本だと明治24年、何があったのか調べましたが、歴史上興味のあることはありませんでした。
むかしむかし、まだ語り継がれる物語がたくさんあったのかもしれませんね。
お読みいただきありがとうございました。
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