4人が死んだのは、警察の最初の捜査ミスときちんと伝わっていなかった毒物の種類です。
和歌山カレー事件についての詳しくは前記事です。
感想
当時、この本は話題になったはずです。
が、知りませんでした。
もしかしたら、話題にさせなかったのではないかと考えました。
林眞須美死刑囚が死刑判決になったのは4人死亡しているからです。
4人死亡したのはカレー鍋に入っていたヒ素が原因とされています。
そのヒ素を入れたのが林眞須美死刑囚と言われています。
でも死ななかったら?
死刑囚にはならなかったと思います。
(お亡くなりになったご遺族の方には大変申し訳ございません。もちろんヒ素を入れた犯人が1番悪いのです。)
「四人はなぜ死んだのか」
彼女は医療機関の無知のせいではないのか?と説いています。
(無知とは言っていませんが。)
食中毒の処置しかしなかった医療機関に罪はないのでしょうか。
(彼女の本によると、ただの食中毒ではないからと家族が訴え、毒物を疑った病院からは死亡者が出なかったそうです。)
助かった命ではないのでしょうか。
和歌山カレー事件について、
いろんな書物を読んでみました。
誰もが気がつきます。
病院の処置がうまくいってなかったのは一体どうしてなのか?
最初、保健所の所長は警察から食中毒と言われたそうです。
病院へは、「食中毒の処置だけしていれば良い」と言われたとどこかの本に書いてありました。
連絡のあった医療機関も1度に何十人もの患者さんが苦しみながらいらっしゃるものだから、
慌てふためいたのは想像がつきます。
地方の小さな個人診療所の大勢の方が押し寄せたのです。
誰が悪いのかと責任を追及しても、命は戻ってきません。
1番悪いのは毒物を混入した犯人なのです。
医療機関に毒物に対する知識がなかったからといって、責めることはできません。
医師がすべてにおいて何でも知っているかというと
そうでないとわかっただけでも収穫と言えるかもしれません。
まとめ
子どもが水あめをなめていました。
その水あめは割りばしについていました。
親はずっとなめていた子どもを見ていたわけではなかったです。
子どもが苦しみはじめました。
親は慌てて病院に連れていきます。
お医者さんはのどに傷があるのを発見して、確かヨードをぬって、様子をみてくださいと帰らしたのです。
その幼児は割りばしが脳に達するまで刺さっていて、死亡しました。
当時ニュースで大々的に扱われていましたが、
親でさえも気がつかなかったことです。
のどから割りばしが刺さっていたなんて想像出来なかったと思います。
この事件が教訓になり、もしこれからそんなことがあった時は、
レントゲン撮ったりして、念のため検査するのだろうなと思います。
和歌山カレー事件の4人の死を無駄にしないために、
厚生労働省のお役人さんは
ぜひお医者様にマニュアルを配って欲しいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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