ボイス 2003年韓国映画/悲しいホラー映画。

携帯電話、ガラケー 映画鑑賞

悲しいホラー映画でした。

女子高校生はあくまでも自分の好きという気持ちを押し通そうとしました。

金持ちの男妻が留守した時に手軽に使える女としか考えていませんでした。

金持ちの妻は自分の幸せを守ろうとしました。

妻は夫の浮気に気がつき、女子高校生に別れてくれと頼みます。

しかし、激しく拒否され、殺されそうになるも反撃します。

女子高校生は階段から落ち、頭から血を流します。

死んだと思っていましたが、起き上がったので、

とどめをさしてしまいました。

握っていた携帯を取ることができなくて、

そのまま、新しい家の壁に死体を埋め込んでしまいました。

韓国映画は悲しくて、情に訴える物語に仕上がっていて、いつも感心してしまいます。

あらすじ①女子高生ジニ

ジニはバス停留所で男に拾われました。

男は妻が出産後実家にいる間にジニと浮気をしていました。

子どもが大きくなったら住もうと購入した大きな家にジニを連れ込んでいました。

ジニは大人な男に一途です。

男は妻が帰ってきたので、そろそろ別れたいと思っていました。

妻にばれたきっかけは

子どもヨンジュが父親を見つけたことです。

男はジニと車に乗っていました。

妻は浮気を疑い、夫の会社の引き出しを調べると

自分の知らない携帯があり、

夫の浮気がわかってしまいました。

完全なる幸せな家庭を目指す妻はジニを呼び出し、説得します。

しかし、ジニは死に、妻は死体を壁に塗り込むのでした。

ジニは大人しく死んだままではいませんでした。

恨むのは不倫相手の男チャンフンだけにして欲しいのに、

同級生に怖い思いをさせたりしていて、悪い子です。

あらすじ②ジャーナリストのジウォン

金持ちの妻はジウォンの姉です。

不妊の姉のために卵子を提供しています。

(姉はジウォンの卵子と夫の精子を受精させ、自分の子宮に戻し、出産しています。)

ジャーナリストとして、援助交際の取材をしていました。

著名人の名前をあげていたことで、その中の誰かに恨まれていました。

ストーカー行為もあり、

住まいと

携帯を変えました。

しかし、知らない番号から電話がありました。

それに出た声を聞いた姪のヨンジュが精神的におかしくなってしまいました。

住まいは義理の兄チャンフンが子どもが大きくなったら住もうと思って購入した家を間借りすることにしました。

その間借りした部屋は姉がジニを壁に埋めた部屋でした。

そして、義理の兄チャンフンとジニが愛し合っていた部屋でもありました。

あらすじ③完璧主義な妻

趣味の絵画も完璧な家庭を作るためにやめています。

証券会社の会長である夫は完璧、

その妻である自分も非の打ち所がないように頑張っているのです。

いつも完璧なスタイルです。

なので、夫が浮気したことを知っても、夫に訴えるのではなく、自分でなんとかしようとしたのだと思います。

ジニが死んだ後も

完璧に死体を始末できたはずでした。

それが、自分の妹ジウォンが援助交際の取材で関係しバレそうになりました。

卵子を提供したジウォンのことも

子どもを奪われるのではないかと怯えていました。

最後は夫をも殺してしまいます。

ジウォンも殺されそうになりますが、

妻はジニにやっつけられてしまうのでした。

あらすじ④証券会社CEO 夫チャンフン

凍える雨の中、バス停にいた女子高生ジニを送ってあげ、ハンカチを貸してあげました。

ジニはひとめぼれしたはず。

ハンカチを返すため、バス停で何日も待った後、チャンフンはまた通りかかり、

ジニを車に乗せるのでした。

そこからの付き合いだと思います。

大人のチャンフンからしてみれば、妻の里帰りの間の性のはけ口だったと思います。

ただ子どもヨンジュがある程度の年齢(4歳くらい?)になっているので、

ジニとチャンフンの交際はある程度続いていたと思われます。

出産後の里帰りではなく、単に短期間の里帰りだったのかもしれません。

あらすじ⑤時系列

妻、妹のジウォンから卵子をもらい、ヨンジュを出産。

妻里帰り中にチャンフンがジニと知り合ってしまい、浮気開始。

ヨンジュ3~4歳の時にチャンフンパパとジニが車にいるのを目撃。

妻、調査開始して、ジニに接触、ジニ死亡。

ジニを壁に塗り込む。

ジャーナリストのジウォン、援助交際の取材で著名人を摘発。

ストーカー行為があり、住居と携帯を変更。

ここで、死んだジニは復讐を開始。

携帯会社では複数から選べるはずの電話番号が、

なぜかジニが使っていた番号しかなく、ジウォンは縁だからと選択。

住居は義理の兄チャンフンの家。そこはかつてジニとチャンフンが愛し合っていた部屋。

まとめ

ジニは殺された時、チャンフンの子を妊娠していました。

ということで、

この恨みはジニとお腹の子の2人分となります。

ジニと妻は階段上で争って、ジニは落ちてしまい、多量の血を頭から流しますが、

その時点で救急車を呼べば助かったかもしれません。

妻は完全に死んだと思って、ビニール袋をかけてしまいました。

死んだ後、魂は上から見ているとよく言いますが、

生き返るのは、不義理なことをした妻への最後のあがきだったのです。

金持ちの子どもヨンジュは両親を同時に亡くしましたが、

金持ちならなんとかなるし、

ジウォンは卵子しか提供していないとはいえ、自分の子どもなのだから、

うまくやっていけそうな気がします。

女子高生といえど、セックスしていれば、そう子どもでもありません。

もとはと言えば、夫チャンフンが理性ある男であれば良かったのです。

お読みいただきありがとうございました。

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