自分はやっていないと声をあげても、
ほとんどの人間がやったと思ったら
冤罪は成り立ってしまう。
やっていなくても真実になってしまうのだ。
少しでも認めたらいけないんだなって思った。
今もやっていない罪で服役中の人がいると思う。
原作 福田ますみ著 でっちあげ福岡「殺人教師」事件の真相
ウィキペディアや原作を読むと
この映画はかなり忠実につくられたと感じた。
感想
面白くて、引き込まれたので、ぜひ観てください。
綾野剛の教師役の人柄がとても好感が持てた。
そういう人柄の教師もこんな災難にあってしまう。
最初は児童が母親(柴咲コウ)についた小さな嘘から始まった。
母親は何度注意してもできない子どもに対して、
できないのではなく教師が邪魔?をしているのではないかと
怒る矛先を子どもから担任教師に変えた。
と思う。
母親は狂っている。
母親の思い込みは揺らがないストーリーを組み立てていた。
この児童の母親はもともとコンプレックスがあったような映画のつくりだった。
母親の家庭は貧乏で、
アメリカの学校に通うことはなかった。
祖父がアメリカ人というのも同級生女子の肩書をそのままもらったようだ。
事実に基ずく物語なので、この母親は今どうしているのだろうか、怖い。
通訳で翻訳者というのは本当だったのだろうか。
①児童の曽祖父がアメリカ人
②児童にPTSDの症状が認められない。
③誰もイジメの現場を見ていない。
第1審判決で福岡地裁は一部認容しただけで、教師は裁判に勝った。
驚くべきことは原告の弁護人は500人以上で
最初、教師には弁護人がいなかった。
よく頑張り通したなと思った。
2003年4月、原告児童の担任となり、
同10月8日、児童とその両親が原告となり福岡地方裁判所に提訴された。
弁護人が見つからないまま、裁判になり、
妻や子どもも大変だっただろう。
最後のシーンで
教師は子どもが朝早くからいないので、おかしいなと思った。
妻から今日から教育実習だから早めに家を出たと聞いた。
そして
教師は自分で一人分の食器を洗い、
チーンと鳴らし、家を出る。
他の人の感想で教師の妻が実際亡くなっているのを知った。
あのシーンは教師の頭の中のイメージだったんだなと思った。
2013年、教師は市の人事委員会がくだしていた懲戒処分を取り消された。
何もしていないと認められたのだ。
奥様は天国でその報告を知ったのだろうか。
10年はあまりにも長い。
本当に考えさせられる映画だった。
お読みいただきありがとうございました。
