ドールハウス/その子は愛情を知らないで殺されただけ、欲しかったものを手に入れた。久しぶりに観た怖い映画

暗闇にうかぶ日本人形 映画鑑賞

あらすじ

佳恵(長澤まさみ)は自らの過失で5歳の娘 芽衣を死なせてしまう。

(佳恵はちゃんと気をつけていたけれど、事故は起こってしまった。)

心神喪失の状態でカウンセリングに通う日々だった。

ある日、導かれるように骨董市で等身大の人形を買い、

その人形を娘に見立てて暮らし、元気を取り戻していった。

異常に見える行為もドールセラピーというものもあると言われ、

夫の忠彦(瀬戸康史)やその母親(風吹ジュン)も受け入れていた。

月日が経ち、佳恵は女の子(真衣)を出産した。

真衣に夢中になり、

人形は杜撰に扱われて、埋もれていった。

真衣の部屋にはベビーモニターが設置されていた。

あらすじ 真衣5歳

真衣は5歳になった。

ある日、クローゼット奥にしまっておいた人形を見つけてしまった。

徐々に人形が娘の真衣に干渉し、危険な存在になっていった。

捨てたはずなのに戻ってきている。

佳恵と忠彦はそれに気づき、人形供養に出そうとするのだが、

ふたりの手に負えるものではなかった。

この人形は今は亡き有名作家安本浩吉のもので価値があり、そのことも邪魔をしたのだ。

忠彦は病院勤務の看護師であることから興味でCTスキャンしたところ、人骨が入っていた。

人形供養というより事件性もあるため、警察のお世話になる。

浩吉妻は子ども礼(あや)と無理心中をはかったが、妻だけ生き残ってしまった。

安本浩吉は

その妻のために人形を作ったのだった。

人形は警察の手にも負えない恐ろしいものだった。

とうとう、その道のプロ(田中哲司)と一緒に

新潟県神無島のお墓に人形を入れる手はずを整えた。

しかし、人形供養のプロは前日に礼の霊に邪魔されて負傷。

佳恵と忠彦は2人で島に向かう。

その島は満潮になると歩いて渡れなくなるので、

リミットは2時間だった。

あらすじ ラスト30分

なかなかお墓は見つからなかった。

金属探知機が墓を察知。

(その土地の風習でお金を入れていることで反応する。)

3個目にお墓となる壺を見つけた。

(恐ろしいことに壺の中にそのままご遺体が入っている形だった。)

線香を焚いて供養しつつ、礼の人形を入れる。

が、その時芽衣の写真を落としてしまう。

(肌身離さず小さな額を持ち歩いているのだ。)

佳恵はそれを拾うため、壺に入る。

その時、礼が入っていた袋のお札が燃え出し、人形が動き出す。

佳恵は忠彦の助けで何とか壺から逃げ出す。

が、壺の蓋に髪の毛が挟まり

礼に引っ張られてしまう。

佳恵は芽衣の写真が入っている額縁を割り、そのガラスで髪を切り、難を逃れる。

場面変わって、2人はマンションに帰ってきた。

佳恵が部屋に行くと真衣が飛びついてきた。

(おばあちゃんと一緒にいるのではないのか。)

喜んでいた佳恵だったが、呼吸が苦しくなるほど抱きつく真衣を手鏡で覗くと

それは恐ろしい顔をした礼だった。

佳恵はこれは現実ではないと必死に逃れようとする。

一方、忠彦は家の中で物音がするので何だろうと探していた。

するとドラム式洗濯機の中から芽衣がドアを叩いていた。

(ドラム式洗濯機は今のマンションにはないはずだ。)

忠彦はあせってドラム式洗濯機のドアを叩いて割って芽衣を助けた。

そこで忠彦が壺の蓋を叩いて、中に礼人形に抱きつかれた佳恵がやめてと叫んでいるシーンが映る。

芽衣は礼に抱きつかれて苦しんでいる佳恵のそばにいき、礼の手を取りいなくなってしまう。

また神無島のシーン。

芽衣を真ん中にし、仲良し家族の3人は島から去る。

マンションのシーン。

芽衣と忠彦と佳恵はテーブルで仲良くティータイムだ。

そこに1台の車がやってきた。

1週間も連絡が取れないことを心配したおばあちゃんが管理人とお焚き上げ供養の神田を連れてやってきたのだ。

神田はおばあちゃんにベビーモニターを見せてもらっている。

真衣が礼と話している内容:

礼は自分の母親が暴力を振るうから嫌いだと言っていた。

そして、礼は真衣の母親を欲しがっていた。

神田は人形を母親のところに連れて行ってはいけなかったと言った。

すれ違いで忠彦と佳恵はベビーカーに子どもを乗せて出かけてしまった。

そのベビーカーには人形が乗っていた。

車の中には真衣がいて、忠彦と佳恵を一生懸命呼ぶのだがその声は届かない。

おしまい。

私の考察 最後はどうなったのか

神無島から忠彦と佳恵は帰れなかったのではないか。

もう死んでいるのだ。

佳恵が自分の一部である髪の毛を礼につかまれてしまった。

映画では佳恵が自ら髪の毛を切って逃げられたと思ったが、

忠彦は芽衣が中にいると錯覚させられて、ドラム式洗濯機を叩き壊そうとしている。

(ドラム式洗濯機はもう芽衣が死んだ時、処分したからないはずなのに。)

それは幻想で本当は忠彦は壺の蓋を壊し、

忠彦と佳恵は壺に引き込まれたのだと思う。

そして、

忠彦と佳恵と礼の霊だけマンションに戻ったのだ。

なぜ芽衣が礼の手を引いて去っていったのか。

一度は芽衣は礼を連れていってくれたのだが、

礼の念が強すぎて負けてしまったのではないだろうか。

それがお仏壇に飾られた花が枯れるシーンで納得させる。

妹の真衣はこれからおばあちゃんと暮らすのだろうか。

礼に両親を取られてしまったことには気づくだろうか。

感想

死霊館のアナベルやチャッキーを想像しながら観てしまったが、

「ドールハウス」の勝ちで、ずっと面白かった。

母親が礼と無理心中して、母親だけ生き残ったとしても

子ども、礼の死体を煮て骸骨や髪の毛、爪を使い人形を作るなんで普通ではない。

人形作家はだいぶ心神喪失状態だったんだろう。

佳恵も芽衣を失くして同じ状態だった。

人の弱みに付け込むというのは霊も同じなんだなって思った。

どんなに気をつけていても事故は起こる時は起こる。

佳恵は芽衣を喪失し、本当に心が弱っていたのだ。

そこを礼に付け込まれた。

真衣がいなければ、

礼の思い通りの家であったはずだ。

礼のターゲットは佳恵だったから真衣は無事でよかったなと思った。

佳恵は愛情深い人間でとんでもない人形になった礼でさえ、お母さんのところに戻してあげようとしたのだ、

それがかえって礼の思い通りの結果となったに違いない。

と思った。

お読みいただきありがとうございました。

以前、人形供養をした時の記事↓

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