私は迷う男が少しの時間考えたこと、
どうすればいいのか迷ったことが
この物語なんじゃないかと思った。
迷う男が電車を降り、
仕事に向かおうとするのだが、
病院か仕事か選びきれていない。
もちろん、元カノの妊娠だからそんなに駆けつけるほどではないかもしれない。
しかし
男は迷った。
男が決心して
また電車に乗り、病院に向かうまでの少しの時間の物語だと思う。
だから迷う男は電車を降りるがまたすぐ乗ったのだ。
そんな短い時間のことだったと思う。
主な登場人物
迷う男:二宮和也
おじさん:河内大和
男の子:浅沼成
コスプレ女子高生:花瀬琴音
迷う男の元カノ:小松菜奈
あらすじと勝手な考察①
男(二宮和也)が地下鉄の車内でスマホを観ていると、
赤ちゃんが激しく泣き始めた。
男は異変を感じ、一旦イヤモニを外した。
「うるさいんだよ。母親だったらすぐに泣きやませろ」と恫喝している若い男性が見える。
迷う男はまたイヤモニをつけ、知らんぷりを決め込んだ。
多分これが発端だ。
男は車内で
スマホを見ながら、ニュース検索をする。
気持ち悪いネズミの画像が見える。
(この気持ち悪いネズミは後で出てくる。)
電車を降りると
元カノから電話がかかってきた。
元カノは病院に来ていて、どうやら妊娠した模様、
どうしたらいいのかわからない、決められないと言っている。
迷う男は通行人と当たり、スマホを落とす。
元カノは話を続けていたらしく、会話の内容がよくわからなくなっている。
そして電波状態が悪く電話は切れた。
ここで迷う男は地下鉄無限ループに入った。
と思う。
2周目は変な感じがするだけだった。
3周目でおかしなことに気づく。
おじさんが笑った。
おじさんにビビッて引き返し、非常ベルを押すが鳴らない。
電気室等のドアを開けようとするが、開かない。
エッシャー展のポスターに血が流れた。
迷う男はあせって引き返すと角の黄色い表示の数字が1に変わっていた。
そして、左側の案内に気づく。
ご案内 Information
異変を見逃さないこと
Do not overlook any anomailes.
異変を見つけたらすぐに引き返すこと
If you find an anomaly,turn back immediately.
異変が見つからなかったら、引き返さないこと
If you do not find any anomalies,do not turn back.
8番出口から外に出ること
Go out from Exit 8.
あらすじと考察②
迷う男は進んだ。
おじさんに8番出口の場所を聞くが、反応なしだった。
次に黄色いプレートの数字はゼロに変わっていた。
迷う男はスマホで壁のポスター等の画像を撮るが、保存されたものは使えなかった。
迷う男は
端からポスターやドアの順番を覚えた。
ロッカーで赤ちゃんの泣き声が聞こえた異変があり、引き返した。
迷う男は順調に数字を5までにした。
するとポスターのある通りで
電話がかかってきた。
元恋人からだった。
元恋人も赤ちゃんを産むことに躊躇していた。
迷う男は電車内での出来事を元カノに話す。
電車内で泣いている赤ちゃんを抱っこしているママを見て見ぬふりをした自分が
父親になっていいのかな。
迷う男はすぐ行くからと答えて電話を切った。
元カノの映像が現れて、待ってると答えた。
(何でこんなところに元カノが出てくるのかわからないが迷う男の妄想なのか。)
迷う男が進むと数字がゼロになっていた
迷う男は絶望し、リュックを床にたたきつけ、嘔吐する。
そして、立ち上がり進む。
(リュックはもう持っていない。)
数字は1だった。
通路に男の子がいた。
進むと数字は2になっていた。
男の子は異変でない。
迷う男が誰かといるの?と聞くと
男の子はいつものところを歩いてきたおじさんを指さす。
迷う男は
あれはもう人間じゃないと答えた。
あらすじと考察③ おじさんが人間じゃなくなった時(おじさんの物語)
おじさんは数字が4になっているのに小躍りした。
おじさんは男の子の手を引いて歩いていた。
そこに女子高生のコスプレをした女が歩いてきた。
女は一緒に出口8を探そうと言ってきた。
おじさんは快諾する。
女はここにいた方がよくないですか?毎日ギュウギュウ詰めの電車に乗って、そっちのほうがかわいそうと繰り返し言ってきて狂いはじめた。
おじさんは異変に気づき、先に進む。
数字は6になりおじさんはあとふたつと喜んだ。
と、男の子が立ち止まった。
異変だ。
しかし、
おじさんは異変があったら教えてくれと言ってあるので、
無言で立ち止まる男の子を無理矢理引っ張り、進んでしまう。
(電気室のドアノブが中央に移動していたのだ。)
結果、数字はゼロになった。
おじさんは鞄を床にたたきつけて、叫んだ。
しかし男の子を見て、気を取り直し手を取って、進むことにした。
おじさんは男の子に対して終始優しい。
進むと出口8の表示の先に上り階段があった。
男の子はおじさんを引き止めるのだが、
おじさんは階段を上っていってしまった。
(何が異変かわからなかった。しかし数字がゼロになったのに出口8が現れるのが異変だったと思えば納得だ。)
男の子は戻って、出口の数字が1になっていた。
男の子が進むとおじさんが前からやってきた。
男の子はおじさんにしがみつくが、おじさんは無反応だった。
叫び声が聞こえた。
あらすじと考察④ 迷う男と男の子のループ
迷う男は男の子を見つけた。
迷う男は迷っていた。
エッシャー展のポスターが違っている気がする。
男の子はおじさんを指さすが、迷う男は「あれはもう人間ではない。」と言った。
しかし男の子が先に進んでしまったので、追いかけると
数字が2になっていて、男の子が異変ではないと認識した。
(ということはポスターに異変があった気がするけれど、異変はなかったのだ。)
進むと照明が点滅し真っ暗になる。
男の子を探し、
通気口から音がする、変なネズミが出口の表示板の↑を動きまわっていた。
明かりがつくとネズミは消えた。
数字が3になっていた。
通路に黒い猫がいた。
そして元カノが立っていた。
男の子は「ママ、ごめんなさい」と言った。
男の子は気を失った。
数字が4になっていた。
男の子が起き、「ママに見つけて欲しくて、わざと迷子になった。」と言った。
「パパは?」と聞くと
「会ったことない。」
迷う男は
「俺と一緒だ。ママのところに帰らないと。俺も帰らないと。」と言った。
先に進むと出口8の8の部分の表示が逆さまなので戻った。
ここで数字は5になったと思われる。
あらすじと考察⑤ 出口まであと3つ
先に進む。
従業員専用のドアは閉まっていたはずなのに開いた。
中は真っ暗だ。
電車に乗った迷う男が見えた。
赤ちゃんが怒鳴られているのにスルーしていた。
ドアを閉めた。
戻ると数字は6になっていた。
男の子は迷う男にお守りだと言って
小さな巻貝を渡した。
異変があるかないか確認しながら進んだ。
するとサイレンが鳴り、濁流が押し寄せてきた。
2人は飲み込まれてしまう。
(ここで濁流に飲み込まれて、戻ったので数字は7になったのではないだろうか。)
あらすじと解説⑥ 家族のシーン
迷う男は海辺にいた。
元カノもいた。
男の子が波打ち際で遊んでいる。
「時々これで合っているのか分からなくなる。」と話すと
元カノは「どの道が正しいのか誰にもわからない。でも大丈夫。あなたはあの子を守る。いつかあの子もあなたを守ってくれる。」と答えた。
男の子は巻貝を拾ってきて、それを迷う男に「パパ、お守り」と言って渡した。
迷う男は男の子を抱きしめた。
濁流に飲み込まれた2人だが、
迷う男は天井につく出口8の表示の上に男の子を置くと
そのまま流された。
男の子はゴミの中で目が覚めた。
迷う男は通路を進んでいた。
出口8の表示があり、下へ続く階段があった。
巻貝を手にし、階段を降りる。
自動販売機で水を買い飲んだ。
改札を通り、スマホで元カノに電話する。
「そっちに行く」と伝えた。
電車に乗ると赤ちゃんが泣いていた。
若い男が
「うるさいんだよ。すぐに泣き止ませろ」と怒鳴っている。
迷う男はイヤモニをつけてスルーするのかと思いきや、
イヤモニを外してその男の方へ向かうような感じで映画が終わる。
感想
5回ほど繰り返し観てしまった。
それで出した考察が
迷う男が迷っている時
脳が目まぐるしく動いたストーリーなのではないか
と思った。
よく言う走馬灯のような一瞬なのに長いストーリーだ。
本当は駅で電車から降りていない。
降りようとしたけれど、降りていないのだ。
迷う男は泣いている赤ちゃんとママのところへ行き、
怒鳴っていた男に注意する。
そして元カノのところへ向かうのだ。
面白い映画だった。
観る人によって違う考えがあるだろう。
人間じゃなくなったおじさんは
「今日は久しぶりにガキに会える日だった。」とつぶやいていた。
おじさんは離婚して子どもは元妻と暮らしているのだと推測した。
おじさんは短気な人間だったのではないだろうか。
迷う男も短気だ。
私なら50周くらいできそうだ。
結果をあせると失敗するではないか。
迷う男にパパはいないらしい。
母子家庭で育ったのだろうか。
どの道が正しいかなんか誰にもわからない。そのとーりだ。
だから人間はいつも迷って生きているんだと思う。
お読みいただきありがとうございました。
