途中でこの男が何らかの罪を背負い生きているのではないかと推察できた。
わかってから、不眠の男が何と闘っているのか楽しくなってくるが、
わからないと睡魔と闘うことになると思う。
あらすじ
1年、トレバーは眠れなかった。
「これ以上痩せたら死ぬわ」
娼婦のスティヴィーに言われ、
空港のカフェのマリアにも言われ、
働いている工場では
薬物を疑われていた。
なぜ眠れないのかまったくわからない。
冷蔵庫に謎のメモが貼られている。
車の中で煙草の火を待つ間、隣の赤い車の男が声をかけてきた。
彼はアイバン。
溶接工のレイノルズが逮捕されたための交代要員だ。
ある日、
トレバーは作業中にアイバンが目に入り集中力を欠いた。
トレバーはミスを犯した。
そのせいで仲間の左腕が切断された。
工場では事故の件で尋問され、トレバーはアイバンに気を取られていたというのだが、
そもそもアイバンなんていない。
レイノルズは逮捕されていなかった。
あらすじ②
トレバーはレイノルズとアイバンの2ショット写真を見た。
レイノルズに聞いてもとりあってもらえない。
自宅冷蔵庫には謎のメモが貼ってあった。
空港カフェのマリアと息子のニコラスの3人で遊園地に行くがニコラスが発作を起こし帰宅した。
トレバーのミスで左腕がないミラーに「恨んでいない」と言われる。
トレバーは工場で同じような事故にあいそうになり、発狂する。
首になってしまう。
偶然にアイバンが車に乗っているところを見かけ、ナンバーを控えた。
調べるとそれはトレバーが自分で廃車にした車だった。
唯一のよりどころ、スティヴィーの元へ行くと
彼女の家にはアイバンの写真があり、トレバーはスティヴィーを信じられなくなった。
スティヴィーもまた激怒したトレバーに愛想をつかした。
トレバーは空港カフェのマリアを訪ねた。
しかし、マリアはおらず、カフェの女性はそんな人は存在しないと告げる。
あらすじ③
トリバーはアイバンが自分の家に少年を連れて入るのを見て、追いかけた。
そこでもみ合いになり、トリバーはアイバンを殺す。
アイバンは「お前は俺だ」とつぶやく。
少年はどこにもいなかった。
トレバーは思い出す。
トレバーは赤い車で少年をひき、そのまま逃げたのだった。
(ひき逃げしたのだ。)
トレバーは自首する。
そしてやっと眠りについたのであった。
感想
ひとことで言うと
ひき逃げした男が自分の犯した罪の深さから逃れるために幻覚や妄想、
そして不眠症に悩まされる。
でやっと思い出した。
みんなには見えない空想の男アイバンは彼の良心なんだと思った。
自首するまでに1年もの時間がかかったことを考えると
被害者側からしたら犯人不在のままだし、
ふざけんな!ってことだと思う。
トレバーは今度悪夢に悩まされることを祈っている。
お読みいただきありがとうございました。

