糸 菅田将暉・小松菜奈・榮倉奈々・斎藤工・山本美月

北海道美瑛 映画鑑賞

中島みゆきさんの名曲「糸」から創作された映画をついに観ました。

あらすじ

平成元年生まれの同級生高橋漣と園田葵は花火大会をきっかけに仲良くなります。

共に13歳、中学1年生だと思います。

葵は母親の同居人に暴力を受けています。

漣は葵を助けようとするのですが、

所詮、子ども。

葵はいなくなってしまいます。

それから別々の場所で暮らす二人の人生が交互にやってきて、

時には出会って物語は進んでいきます。

漣はチーズ工房で働き始め、桐野香(榮倉奈々)に出会います。

葵は年齢を偽り、キャバクラで働きながら、お金を稼ぎ生活しているようです。

多分この頃は高校生か高校卒業したばかりくらいと思われます。(その後大学の入学式がありました。)

投資会社の社長水島大介(斎藤工)に見初められ生活を共にしています。

同級生が結婚することになり、漣は東京に行きます。

葵にもらったミサンガを大事にしていたのに、切れてしまいます。

披露宴に園田葵も来ますが、美しくなっている葵にもじもじしてしまって

自分の思いを伝えることができないまま終わります。

また葵は大介と暮らしているので、何も言うことができません。(多分)

東京と北海道美瑛に離れてしまいます。

その後、沖縄と北海道

シンガポールと北海道

と二人の距離は離れてこんがらがっていきます。

東京新宿ビル街で陸橋の上と下くらいまで距離が近くなってもすれ違ってしまいます。

最後は函館フェリー乗り場で糸は繋がります。

感想

初恋のふたりが最後は結ばれて良かったです。

どんぐりを投げて漣にぶつけるメッセージを読み解くと面白いと思います。

漣にメッセージがあるというか

いくつかそんな場面があります。

最初に泣けたのは

漣と結婚した香(榮倉奈々)が闘病の末、弱りながらも

「ここはもういいからいけ」とどんぐりをぶつけます。

どんぐりを投げて、漣にぶつける人は3人います。

香の死後4年、香のお父さんにどんぐりをぶつけられて、お前はもういい、行けと言われます。

結は母親の香に「泣いている人や悲しんでいる人がいたら抱きしめてあげられる人になって」と言われます。

葵が美瑛でご飯を食べながら泣いてしまうと結が抱きしめにきてくれます。

「いいお母さんだね」と

結に言います。

結を迎えにきた漣に声をかけようとしたけれど

「あの子のお母さんは死んだ」と聞かされ、やめてしまいます。

結はお父さんの漣に「泣いている女の人がいたから、抱きしめてあげたの、そしたらいいお母さんだねって言われちゃった」

漣はそれは葵だとわかります。

漣が葵の元へ行こうかどうしようか躊躇しているとき、

結にどんぐりをぶつけられます。

いけ

っていうメッセージです。

年号の変わるお祭り騒ぎで賑わう港でなかなか会えないふたり、

とうとうフェリーが出発してしまうと

葵の手が、漣の手をとらえます。

最後は美しい美瑛でふたりの結婚パーティーの様子が流れました。

3回観てしまいましたが、

香が人のめぐりあいを糸で例え話すところにぐっときます。

「私は幸せだったんだから」

ここは毎回泣けるいい場面でした。

↓のはYouTube動画で見つけて面白かったので、おまけにつけました。

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