花束みたいな恋をした/有村架純・菅田将暉、5年で別れる選択をしたふたりは後5年で何を考えるのだろうか。

映画鑑賞

花束みたいな恋というのは一体どういう恋なのだろうか。

花束を作る時、

お花を1本1本増やしていくよね。

それで花束が出来上がる。

いろんな種類のお花が入っている花束もある。

それは花束になった時が最高潮で、もらってから花瓶に活けたりして、お花は劣化が始まる。

ふたりはお互いに恋をし、どんどん好きになっていった。

花束になったのはいつの段階なのかわからない。

花束のお花は急に全部が駄目にならない。

ちょっとずつ枯れていくんだ。

あらすじと感想

考え方が同じ人に出会うと妙に嬉しくなってしまいます。

終電を逃した八谷絹(有村架純)と山音麦(菅田将暉)は共通点がたくさんあって、

話がつきません。

出会ってからはすべてが楽しいことばかりです。

就職でパワハラ面接を受けていた絹に

嫌な思いをしてまで就職しなくていいと言い、

麦もまた就職せずに好きな絵を描いてどうにか生計を立てていこうと

2人は同棲を始めました。

絹の母親が名言を言ってました。

「就職っていうのはお風呂と同じ。」

入るの面倒だなって思っていても、入ると気持ちいい、居心地がいいって思うもの。

言い得て妙に納得してしまいました。

麦の父親も仕送りを中止するとのこと。その額5万円。

ふたりは金銭的に苦しくなりました。

絹は簿記の勉強を初め、資格取得後に就職がすんなり決まりました。

遅れて、

麦も正社員になりました。

麦の仕事は忙しく、2人の時間がなかなか取れなくなっていきました。

そんな中、絹は興味のある仕事につきたいと麦に話します。

立場は派遣社員になるので、正社員と比べて安定していません。

麦はそれに反対します。

しかし、絹はやりたいことをやりたいと言ってしまいます。

言い争っている最中に

麦は「結婚しよう。」と言ってしまうのでした。

麦の描く絵が好きだったのに、麦は絵をまったく描かなくなっていました。

友人の結婚式が行わる最中、

ふたりはそれぞれの友人に別れようと思うと話すのでした。

感想

出会ってからは、好きの連続でした。

そんなふたりの仲は永遠に続くのではないかと思えました。

少しだけ、大人になって、世間がわかってきました。

現実を受け止め、ふたりの将来を考えた麦は、結婚を考えました。

絹はやりたいことが見つかり、麦とはそこで食い違います。

他にもすれ違うことが増えてきていました。

だけど、すれ違いだけではなかったと感じました。

だんだんと相手に飽きてきていると思いました。

喧嘩の最中に勢いでプロポーズしてしまった麦のことを馬鹿だなと思いましたが、

麦は同棲したケジメとして結婚を考えてはいたのだと思います。

ここで喜ぶ女子もいると思います。

離れていたと思っていたけれど、絹が嫌いになったわけではなかったと思うからです。

でも、とうに心が離れていた絹には響かなかったのです。

絹が就活の圧迫面接で泣いていた時、

そんなんだったら、就職しないでいいと言ってくれた麦、

すごく好きになってしまいます。

花束にした花には寿命があります。

そんな花束みたいな恋をしたふたりは、

恋が出来たふたりは

どう考えたって

幸せ者です。

そんな相手とまだめぐり合っていない人は、不幸とは言わないけれど、

ちょっと損をしていると思います。

若い人は知らないだろうけど、

そんな恋が出来るのは若い時だけなんだよ。

お読みいただきありがとうございました。

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