TOKYOタクシー/ありえねー、けどこんなお人好しがいてもいいんじゃないかなって思えたラブストーリー/タクシードライバーが老人ホーム入居するおばあさんを送っていく物語

横浜ベイブリッジ 夜景 映画鑑賞

人生には夢がないといけない。

だからこんな話はありえないとわかってても

心が温かくなる物語だった。

倍賞千恵子さんは本当にいい女優さんだ。

大好き。

主な登場人物

倍賞千恵子:高野すみれ:ネイルサロンの先駆者でお金持ち

蒼井優:若い頃の高野すみれ:2番目の夫の局部に熱湯をかけ懲役をくらう

木村拓哉:宇佐美浩二:タクシードライバー

優香:浩二の妻:信州に実家がある

中島瑠菜:奈菜:浩二の娘:音大付属高に推薦入学できるくらいの努力家

明石家さんま:タクシードライバーの先輩:声だけ出演

大竹しのぶ:浩二の姉で公務員:スマホの画面と声だけ出演

イ・ジュニョン:キム・ヨンギ:すみれの恋人

家庭の悩み

浩二は個人タクシーのドライバーで

妻と娘と暮らしている。

妻は今度の車検代、家の更新料の支払いするお金がなくて悩んでいる。

娘の奈菜は受験で音大付属高校に推薦してもらえるのだが、

音大は最初に入学金や授業料含め、100万かかる。

浩二は娘に「お金の心配はするな」と言って

娘を喜ばせるのだが、妻は軽々しくOKする浩二に怒る。

妻はみんなの思い出の実家を売却しようと悩む。

最後の旅の始まり

浩二は先輩ドライバーの頼みで長距離移動の仕事を請け負う。

柴又帝釈天から

お洒落な老婦人を乗せる。

老婦人はこれから施設に入るから東京の見納めにいろいろ見ておきたいと希望した。

言問橋に向かい、東京大空襲で被災された人の供養をした。

すみれが育ったところを通った。(多分向島あたりではないだろうか)

私、恋をしていたの

老婦人は若い時の恋愛を話し出した。

相手の名前はかなしろひでき、韓国名はキム・ヨンギ。

祖国帰還運動で朝鮮に帰ってしまった。

老婦人はその時妊娠していて息子を授かった。

タクシーは雷門前を右折してスカイツリーを見ながら進んだ。

苦い結婚の記憶

老婦人は母親の喫茶店を手伝いながらまた恋をした。

母親は相手の男性について心配するのだが、すみれは結婚してしまう。

浩二らは上野不忍池で休憩した。

浩二は娘の教育費の愚痴をこぼせるぐらいになっていた。

タクシーは息子を連れてしばらく暮らした千住に向かう。

千住は変わっていて、通り過ぎただけだ。

老婦人は高野すみれと名乗り、

浩二は宇佐美浩二と名乗り

ふたりは名前で呼び合うことにした。

愛しい我が子

結婚は連れ子との生活がうまくいかなかった。

男は子どもがいることですみれとの生活に不自由を感じていた。

男はすみれと自分の子どもを作りたいと思ったが

すみれに拒否されて、憤ってしまった。

すみれに手をあげていた。

男は、

大きくなりどんどんすみれの前の男に似てくる子どもに我慢ができなかったのだ。

男とすみれは子どもを預けて旅行に出かけた。

それで、男がしていた虐待が発覚した。

子どもの背中にものさしで叩かれた痕があったのだ。

タクシーは皇居のそば、大手町丸の内を走る。

すみれは子どもを預け、男に睡眠薬入りお酒を飲ませた。

そして油を温め始めた。

布団に向かう。

男はすみれにかぶりつくが、間もなく寝てしまう。

すみれは煮えたぎる油を局部にかけた。

タクシーは外苑銀杏並木を通る。

愛してます、フフッ

すみれは教会でトイレを借りていた。

浩二は妻に電話する。

長野の家を売るのは待って欲しいと伝える。

タクシーは渋谷のスクランブル交差点に差し掛かる。

すみれに所望され、

浩二は妻との出会いを告白する。

すみれは愛しているというより、感謝しているとしか言えない浩二を叱る。

東京駅前を通り、東京タワー、都庁を過ぎる。

多摩川を渡る。

過去との対峙

すみれは浩二にチョコレートを渡し、

過去の懲役刑を話し始めた。

殺人未遂で懲役刑、今から60年前のことだ。

パトカーがサイレンを鳴らして追いかけてきた。

一時停止違反だ。

すみれの機転で見逃してもらえた。

すみれの涙

浩二の娘から横浜のシュークリームを買ってきてくれと要請があった。

陽が沈みかけてきた。

すみれの息子、勇は

仲間と一緒にバイクで走っていて死んでしまった。

すみれは死にたいと思ったが、刑務所では死ねなかった。

タクシーは横浜ベイブリッジを渡っていた。

美しい横濱の夜景が見えた。

施設から到着が遅いので電話がかかってきた。

機械的な受け答えで冷たい感じだ。

浩二らは夜景の見えるレストランで食事をした。

浩二はすみれの爪が綺麗なことを指摘した。

すみれはフローレンスジョイナーの爪を見てネイルアートの勉強をしに、渡米したのだ。

浩二は

娘の夢はヨーロッパの有名なオーケストラのクラリネット奏者になること。

お金の心配はあるが何とかするしかないと話した。

腕を組んでもいいかしら

浩二らは元町のシュークリーム屋さんに行く。

店を出るとすみれは浩二に腕を組んでいいかどうか聞いた。

回りは真っ暗だった。

タクシーは葉山の施設に到着した。

短い旅の終わり

施設のスタッフは機械的な冷たい応対だった。

すみれはどこかで一泊できないかと駄々をこねた。

浩二はそれを突っぱねる。「子どもみたいなこと言わないでください。」と。

エレベーター前で「おやすみ」とすみれが手を振った。

すみれはタクシー料金の支払いを思い出し、慌てて浩二に駆け寄った。

浩二はシュークリームのお礼もしたいから、妻を連れて来ると約束した。

翌日、料金をもらわず帰ってきた浩二を妻は責める。

私の大好きな運転手さん

良く晴れた日、家族を連れて浩二は葉山に向かう。

妻は小さな花束を持っていた。

しかし、

すみれは一昨日の夜亡くなっていた。

重い心臓病を患っていたというのは本当だったのだ。

浩二は誰もいない39号室に入っていった。

ショックを隠せない浩二の背中をさすって妻はなぐさめる。

小規模な告別式を訪れると帝釈天にいた男がいた。

彼は司法書士だった。

後で事務所に寄って欲しいと言った。

タクシーは言問橋を渡って事務所に向かった。

すみれは司法書士に遺言状を預けていた。

すみれは浩二に1億円を残した。

タクシー代もそこから取ってと。

帰宅するタクシーの中、妻と娘は寝ている。

浩二は流れてくる涙を拭きながら家に向かう。

おしまい

倍賞千恵子さん、41歳の時の歌をお聞きください。

紅白歌合戦の時のものみたいです。

感想

私も年をとってきたから、昔を回想することがある。

楽しいこともつらいことも多分美化されている。

以前、

産まれてから中学3年生までいた場所を訪れてみた。

自分の足と目でしょっちゅう探検していた場所だから、とても懐かしかった。

もちろんかなり変わっていた。

中学校はなかったが小学校は同じ名前でまだあった。

同級生の家は全然なかった。

商店街はあったし、公園もあった。

すみれは自分の寿命がそう長くないとわかっていた。

東京だけでなくすべてが見納めなのだ。

私にはもう少し時間がある。

後悔のないように過ごしていきたい。

浩二の家族に1億円の小切手を渡す。

かっこいい最後だ。

映画の中では確か85歳、私も最後はかっこよく逝きたいと思った。

お読みいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました