透明人間 2022年/富豪で天才科学者がひとりの女性に固執する。そこらへんは普通の男性と言っておこう。

透明人間 映画鑑賞

富豪で天才科学者の男性がひとりの女性に固執することから、この物語は始まる。

なぜにその女性でなくてはならないのだろうか。

選ばれてしまった女性は気の毒だ。

大まかなあらすじ

富豪で天才科学者の恋人エイドリアンの度を越した束縛に恐怖を抱き、苦悩を深めるセシリア。

そんなある夜、ついに彼女は彼の豪邸からの脱出に成功する。

やがてエイドリアンは悲嘆のあまり自殺。

しかし、セシリアは彼の死を信じられずにいた。

そんな中、彼女の周囲で不可解な現象が起こり始める。

あらすじと感想

全然、ノーマークだったけれど、かなり面白かった。

夫のエイドリアンはお金持ち、

しかも天才科学者

だけど妻にものすごく固執していて、セシリアはそこから逃げ出すところからストーリーは始まる。

妹の車で逃げだす時、追いついたエイドリアンが窓を割るシーンは結構ドキドキした。

外面はいいけど、DV夫なんだろうなって思った。

(なぜに男性はひとりの女性に囚われてしまうのだろう、

若い男性がなぜかひとりの女の子に固執し、殺してしまう事件は後を絶たない。)

セシリアは親友のジェームズ(警察官)とその娘シドニーの家に身を寄せた。

セシリアはエイドリアンが探しにくることを恐れて、外出もできなかった。

そんな中、ニュースで

エイドリアンは自殺したと知った。

そして、巨額の遺産を残した。

遺産の手続きをするのはエイドリアンの兄弟のトムだ。

しかもいろんな条件がついている。

セシリアはエイドリアンをよくわかっていたから、

彼が死ぬはずがないと思っていた。

それから、

誰もいないはずなのに、おかしなことが起こるようになる。

セシリアはエイドリアンの仕業だと言うが、ジェームズは信じない、でもまだ最初の頃は好意的に接してくれてた。

それが壊れたのは

怖がるセシリアに優しく接していたシドニーが殴られたからだ。

エイドリアンが殴っているのだけど、ジェームズは見えないものは信じない。

セシリアのことを、シドニーを殴っておきながら、いないエイドリアンのせいにしたと思ったのも無理はない。

味方が減ってしまった。

セシリアはタクシーを待たせ、自宅に戻った。

そして透明人間になるスーツを作って、それを自宅クローゼットに隠した。

(タクシードライバーに持って帰るものがあると言っていることから、やむなく隠したのだと思う。)

帰りのタクシー内で

エイドリアンが出したメールのせいで仲違いをしていた妹に助けを求めた。
(多分こういう電話はすべてエイドリアンに筒抜けだったのだろう。)

セシリアは妹を混んだ飲食店に呼び出し、自分のことを信じて欲しいと訴えるのだが、

妹は目の前でエイドリアンに殺されて、凶器のナイフはセシリアに持たされた。

あっという間の出来事だった。

セシリアは現行犯逮捕。

エイドリアンの遺産も精神的に健康ではないとの理由で白紙になり、追いつめられる。

セシリアは精神病院に入れられた。

妊娠していることもわかった。

彼女は避妊薬を飲んでいたのだが、そんなことはエイドリアンにとっくに見透かされていて、

他のものと置き換えられていたのだ。

セシリアはいつもそばで見張っているエイドリアンにわかるように、狂言自殺をする。

お腹に子どもがいるので、エイドリアンはそばにきて止めようとする。

そこをセシリアはやっつけようとしたのだ。

セシリアの反撃は素晴らしいのだが、負けてしまう。

裁判のため、セシリアはすべてを受け入れた。

セシリアは釈放された。

エイドリアンから

シドニーに危害を加えると連絡があり、

ジェームズとセシリアは家に戻る。

そこでやっつけたと思ったのはエイドリアンの弟トムだった。

これまでのことはすべてトムのせいになったかのようだった。

エイドリアンは死んではおらず、トムに拘束されていた。

エイドリアンに招待され、セシリアは自宅を訪問する。

エイドリアンはまたセシリアを手に入れたことにご満悦だ。

セシリアはジェームズと通信しており、会話が聞けるようにしていた。

セシリアはディナーの途中、化粧直しに席をたった。

防犯カメラに映ったエイドリアン。

彼はひとりだった。

ふいに喉にナイフが横切って、血があふれた。

カメラにはエイドリアン以外誰もいない。

そこに化粧室からセシリアが戻ってきた。

彼女は驚いて、警察を呼んだ。

エイドリアンは死んだ。

家のそばで待機していたジェームズが迎えにきた。

セシリアの手提げバッグには透明人間になるスーツが入っていた。

感想

天才科学者と彼に見初められてしまった妻の闘いだった。

エイドリアンのことを知り尽くしていたからこそ、セシリアは勝ったのだと思った。

タイトルは「透明人間」。

透明になるスーツを着用すると透明になるので、人間が透明になるわけではない。

エイドリアンという人物はシドニーは殴るし、妹の首を切るし

情け容赦ない人間だ。

天才科学者といってもひとりの女性の心さえつかめないのだ。

しかもせっかく作った透明になるスーツを自分のためだけに使っている。

天才とキチガいは紙一重とはよく言ったものだ。

このスーツ、もしあったとしたら軍事目的とか悪いことにこそ使われてしまいそうだ。

発明者が死んでしまって、めでたしめでたしとところかな。

お読みいただきありがとうございました。

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