THE GUILTY ギルティ 2019年

子豚 映画鑑賞

緊急通報指令室にかかってきた電話から始まる緊張感ある物語です。

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あらすじと感想

アスガー・ホルムは何かミスをしたらしく

現場を一時退いていて

緊急通報指令室で勤務しています。

そこへ誘拐された女性イーベンから電話がありました。

さらったのは元夫ミケルです。

家にマチルダ(女の子)と赤ちゃんの弟オリバーを置き去りにしています。

興奮して泣いているイーベンを落ち着かせ、

好きな食べ物を聞いたりします。

イーベンは子豚の腸詰と答えます。

警察と連携してミケルの車を特定したいのですが

なかなかできません。

映画での登場人物は緊急通報指令室の中にいる人だけです。

よくよく電話での内容を聞いていくと

アスガーは

明日同僚に嘘の証言をしてもらうことで現場復帰ができるみたいです。

同僚はその証言のために緊張してお酒を飲んでいるのに、誘拐事件を調査したいので

無理矢理父親ミケルの家に行かせます。(飲酒運転強要)

アスガーは妻には出ていかれたということが同僚との話でわかります。

警察官が子どもを保護するため、イーベンの自宅に行くと

マチルダは血だらけで弟のオリバーがお腹を切り裂かれて死んでいました。

容疑者で父親のミケルはオリバーのところには行ってはいけないと言ったのに

アスガーがオリバーのそばに行けと言ったのです。(状況がわからないのに余計なことをマチルダに言いました)

ミケルの家に着いた元同僚がたくさんの封書の中から

北シェラン精神医療センターからの手紙を見つけました。

イーベンはそこに入院していた過去があるのです。

イーベンから電話がかかってきました。

泣きながら、オリバーのお腹にヘビがいたから出してあげたら泣き止んだと言っています。

ぽーっとしていると呪文のようでよくわからないのですが、

イーベンはオリバーのお腹をさいて、腸を出したのです。

そりゃあ、泣き止みます。死んでます。

元夫ミケルは娘マチルダを守るため、

弟のところには行ってはいけないとくぎを刺して狂ったイーベンを連れ出し、病院に連れていこうとしたのです。

アスガーがイーベンにドアが開いたら、レンガで殴って逃げろとアドバイスしてしまったので

イーベンは逃げて自殺しようとします。(誘拐されていると思ってますから仕方がありませんが)

そこでイーベンを諭すため、

自分のあやまちを告白します。

撃たなくてもよかった少年をむしゃくしゃしてたから撃って殺してしまったということです。

そこで、同僚に嘘の証言をしてもらい、現場復帰しようとしていました。

イーベンは自殺せず、保護されました。

命は助かったけれど、イーベンは自分の子どもを殺した罪にこの先死ぬより苦しい後悔をして生きていかねばなりません。

アスガーは指令室の人に白い目で見られつつもそこを後にし、誰かに電話し

そこで終わります。

私は、嘘の証言をしようとしていた同僚にもうその必要はなくなったことを伝える電話かなと思いました。同僚はアスガーが現場復帰したらまたバディを組んで一緒に仕事をしようとしていました。でも嘘をつく罪の意識に耐え切れず、かわいそうでした。

どなたかが、妻に電話をしていたのではないかと考察されていらっしゃいました。

妻の話はほとんど出ませんでしたが、何度か○○によろしくと妻の名前が出てきたので仲の良い夫婦だったと考えられます。それが嘘の証言をしてもらい、警察に残るとなると夫婦関係も変わってしまったのかもしれません。

電話だけで相手の状況を考え、方々に指示をしたりするのは大変です。

今回はこの母親が異常者とはわからないですよね。

好きな食べ物が子豚の腸詰ってことは

子どもの腸を食べてしまってったってこと?ですか。

電話だけ、耳だけであらゆる角度からいろいろ考えられて、想像できたのが面白かったです。

子どもを保護しに来た警察官がオリバーの生死を伝えるところで

絶句してしまいます。

それでその現場の凄惨さが伝わってきました。

そのイーベンも元夫をレンガで殴って逃げたら、自分の手が血で真っ赤で

「私ったらオリバーを殺しちゃったの?」って気がつくくらいの異常者で

生きていても可哀想って思っちゃいました。

今までは気がつかなかったのか。

確かに真っ暗だって言ってたけれど。

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